★欧州市場朝方の取引では、中国外務省報道官が、米中両政府が8日からワシントンで予定する閣僚級の貿易協議について『中国の交渉団は米国を訪れて閣僚級協議をする準備はしている』と語ったことを受け、円売り戻しが優勢となる場面もあったが、戻りは鈍かった。欧州株が全面安で推移する中、為替はもみ合い商状ながら、リスク回避によるドル高・円高の流れが持続した。ロンドン市場はアーリー・バンクホリデーで休場となった。NYダウ先物も大幅安となったが、市場参加者やフローが限定的なため小動きの展開となった。クロス円の買い戻しに連れて、110.95円まで上値を広げ、堅調に推移した。
米中貿易戦争に対する懸念が再燃し、米国株は大幅に反落して始まったものの、ドル/円相場への影響は限定的となった。110.95円まで本日のレンジ上限を広げる場面もあったが、特段の強い方向性はなく、その後はやや下押しした。米長期金利の低下から、110.76円前後へ下押す場面もあったが、小幅にゆり戻しとなった。その後、ライトハイザー米通商代表が『交渉が不調の場合、10日に対中関税を引き上げる』と述べたことが伝わるとドルは失速した。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・3月小売売上高:前月比0.0%(予想:-0.1%、2月:+0.5%←+0.4%)
★欧米市場のポイント
・110.55-95円のレンジ相場
・米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速するとの警戒感
・トルコの政局不安から通貨リラ急落
・ライトハイザー米通商代表発言でドル失速
・VIX指数は12.87から15.44へ大幅上昇
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