★米国株式市場はまちまち:米主要企業決算控え全般様子見ムード
NYダウは48.49ドル安の2651.05、ナスダックは17.21ポイント高の8015.27で取引を終了した。約半年ぶりの高値圏にあるため、利益確定の売りが出やすかった。もっとも、明日以降に発表される米主要企業の決算を見極めたいとの思惑から、相場は大きな方向感が出なかった。米国が一部の国・地域に対してイラン産原油禁輸の適用除外措置を終了することが報じられ、原油高からS&P500及びナスダック総合指数は小幅上昇に転じたものの、NYダウは、航空機メーカーのボーイング(BA)の工場での杜撰な生産体制が報じられ、軟調推移となった。個別ではナイキやトラベラーズ、ボーイングなどの下げが目立った半面、ユナイテッドヘルスやエクソンモービルなどが買われた。VIX指数は12.09から12.42へ上昇した。
★NY外国為替市場:取引参加者少なくこう着相場
ドル/円は、欧州各国がイースターマンデーの祝日で取引参加者が激減した。NY市場では111.90-96円で値動きがこう着した。今日1日の値幅も14銭程度と非常に小さかった。市場では「今週予定されている日米財務相会談や日米首脳会談の行方を見極めたいとのムードが広がっている。通貨安誘導を封じる『為替条項』が日米間の貿易協定に盛り込まれるかどうかが焦点」との指摘があった。
ユーロ/ドルは、NY勢の参入後もユーロが買われる流れが続き、一時1.1262ドルと日通し高値を付けた。原油先物相場の上昇や3月米中古住宅販売件数が予想を下回ったことがユーロ買い・ドル売りを誘った。
★NY原油先物市場は続伸:イラン産原油の取引制限を警戒した買い
NY原油先物市場は64.05-65.99ドルのレンジ相場だった。米政権が昨年11月に再発動したイラン産原油禁輸の制裁に関し、日本など8カ国・地域への適用除外を延長しない方針との報道を受けて時間外取引から買いが先行し、約5カ月半ぶりの高値をつけた。ホワイトハウスは22日に日本など8カ国・地域への適用除外を延長しないと正式に発表した。
★NY金先物市場は小幅高:米長期金利を意識し上げ幅縮小
NY金先物市場は1275.70-1281.90ドルのレンジ相場だった。為替市場でドルが対ユーロでやや売りが先行し、連休明けの米国株が売り先行でスタートしたことを受けて、金先物は買いが優勢となるも、米長期金利の上昇を意識して上げ幅はやや縮小した。
★米国債券市場は反落:原油高を嫌気した売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)2.59%で終了した。原油高がインフレ圧力につながるとの見方から売りが優勢となった。今週予定されている国債入札を控えて売りが出やすい状況だった。
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