FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 様子見ムード強く方向感欠く動き!

 

★欧州市場朝方の取引では、欧州主要株価指数が全面高で推移した。米長期金利も持ち直すなどリスク選好の流れ継続も、為替市場の反応は鈍く、111.90円前後でドル伸び悩んだ。NYダウ先物と米長期金利堅調推移したものの、年初来高値112.14円前後に依然上値を抵抗された。米長期金利が2.57%台まで水準を切り上げた後、金利上昇が一服するとドルはやや値を下げた。日米通商交渉の最終日の見極めムードでもみ合いが継続した。ただ、米長期金利の上昇を受けた買いが継続した。

 

米3月鉱工業生産指数と米3月設備稼働率が市場予想を下回ったものの指標発表前後は動意薄で推移した。市場では『米中および日米の貿易交渉の行方に投資家の関心が集まる中、相場は方向感に乏しい展開が続いている』との指摘があった。欧州通貨に対してドルが強含んだことで、112円台を回復し堅調推移した。米国株市場が約半年ぶりの高値を更新したことや、米長期金利の上昇をながめてドルは堅調推移した。

 

★欧米主要経済指標

・英・12-2月ILO失業率:3.9%(予想:3.9%、11-1月:3.9%)
・英・12-2月週平均賃金:前年比+3.5%(予想:+3.5%、11-1月:+3.4%)
・英・12-2月雇用者数増減:+17.9万人(予想:+18.1万人、11-1月:+22.2万人)
・英・3月失業率:3.0%(2月:2.9%)
・英・3月失業保険申請件数推移:+28300件(2月:+26700件←+27000件)
・独・4月ZEW景気期待指数:3.1(予想:0.5、3月:-3.6)

 

・米・4月NAHB住宅市場指数:63(予想:63、3月:62)
・米・3月設備稼働率:78.8%(予想:79.2%、2月:79.0%←78.2%)
・米・3月鉱工業生産:前月比-0.1%(予想:+0.2%、2月:+0.1%)

 

★欧米市場のポイント

・111.81-112.03円のレンジ相場

・英与野党協議は行き詰まるとの報道でポンド売り

・ECB理事会内で経済予測モデルの正確性を疑問視

・南ア債発行が増加した場合投資格付け変更の可能性も

・米中および日米貿易交渉を行方に関心高まる

・NYダウは半年ぶりの高値更新

・VIX指数は12.32から12.18へ低下

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