★米国株式市場は上昇:米企業決算が堅調で買い優勢
NYダウは172.15ドル高の25411.52、ナスダックは54.55ポイント高の7402.08で取引を終了した。昨年12月3日以来ほぼ2カ月ぶりの高値を更新した。終盤を迎えた米主要企業の決算が総じて堅調とあって、株式市場に資金を移す動きが活発化した。市場では『米景気への悲観論が後退している』との指摘もあり、一時180ドル超上げた。アップルやボーイングなどが買われ、指数の上昇に寄与した。 VIX指数は15.73から15.57へ低下した。
★NY外国為替市場:一般教書演説待ちで狭いレンジ内での展開
ドル/円は、トランプ米大統領による一般教書演説を日本時間6日午前に控えて、積極的な売買は手控えられた。アジア時間に付けた109.79円、高値は110.04円で値幅は25銭程度と小さかった。なお、NY時間の安値は109.80円、高値は110.00円で値幅は20銭程度で非常に小さい。1月米ISM非製造業指数は56.7と予想の57.2を下回ったものの、目立った反応は見られなかった。
ユーロ/ドルは、一時1.1434ドル付近まで上げたものの、ポンドドルが下げ幅を拡大するとユーロに対してもドル高が進んだため、一時1.1401ドルと日通し安値を付けた。なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時96.12まで上昇している。
★NY原油先物市場は続落:ドル高継続が売り材料に
NY原油先物市場は一時55.21ドルまで買われたが、終盤にかけて53.47ドルまで下落した。ベネズエラ産原油の輸出減の影響を受けて2019年の世界原油供給量が減少する可能性との見通しが中東から伝わり、時間外取引では買いが先行した。しかしながら、55ドル前半で買いが一巡後は、一転して売り戻しが優勢になった。株式市場が堅調に推移するもリスク選好とはならず、53ドル台まで水準を下げて引けた。明日の米エネルギー省(EIA)週間在庫統計を控えて、ポジション調整の動きもあったもよう。前日に続いてドル高が嫌気されたことや、米国内における生産拡大に対する警戒感も消えていない。
★NY金先物市場は続落:ドル高を嫌気した売り
NY金先物市場は一時1314.80ドルまで売られた。NY勢が参入すると米1月非製造業景況指数が市場予想をやや下回ったことを受け、米長期金利がやや低下し買いが先行した。しかし、為替相場ではドルが欧州通貨に対して堅調に推移したことでドル建ての金先物は売り戻された。もっとも、強い方向感は見られず小幅安にとどまった。
★米国債券市場は反発:3年債入札が堅調で買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)2.69%で終了した。米1月ISM非製造業指数が56.7と市場予想の57.2を下回ったことなどを手掛かりに債券買いが先行した。米3年債入札が堅調と受け止められたことも相場の支援材料となった。
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