★トランプ米大統領はホワイトハウスで、メキシコとの国境沿いに壁を建設する問題について、『民主党との協議で進展が見られていない』とし、『国家非常事態宣言をしなければならなくなる公算は大きい』と述べた。国家非常事態が宣言されれば、議会がほかの目的のために承認した財源の利用が可能になる。ただ、憲法では、税金の使途を決める権限は議会にあり、トランプ氏がこうした行動に出れば、米大統領の権限を巡る論争へと対立が激化しそうで、長い法廷闘争に発展してもおかしくない。
そのため、リスク回避の金買いにつながりやすい状態となっている。
先週末のNY金は、米1月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想のほぼ2倍増えたことや米1月ISM製造業景況指数、米1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったため米国経済への見通しが改善、金への売りが先行した。
東京金の一目均衡表の週足では、もみ合い相場から雲の上限を上抜けしてきた。相場の方向性を示す基準線(青線)も上向きとなってきたことで、騰勢が強まる可能性がある。また、26期間先の先行スパンでは、先行スパン1が先行スパン2を上回り上昇基調となってきている。26期間遅行する遅行線(緑線)は雲の上限に向かって上昇しているが、雲の上限がレジスタンスとして意識されることもあるので注意が必要となる。
RSI(パラメータ:14、30、70)では、RSIは65.95%で上向きを維持しており、過熱感なく上昇基調を継続している。
ただ、昨年4月13日週の直近高値4672円がレジスタンスとして意識されることから、一旦の上値目処として注視する必要がある。
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