★米国株式市場はまちまち:良好な決算銘柄が買われ指数の押し上げ
NYダウは51.74ドル高の24579.96、ナスダックは57.39ポイント安の7028.29で取引を終了した。四半期決算が予想を上回った3Mやファイザーなどが買われ、指数の押し上げ要因となった。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中貿易協議など重要イベントを控えていることもあって、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。ナスダックでは、アップルやアマゾン・ドット・コムなど主力株が軒並み下げた。VIX指数は18.87から19.13へ上昇した。
★NY外国為替市場:低調な米経済指標がドル相場の重石
ドル/円は、一時109.19円付近まで下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値109.13円が目先サポートとして働いたことでショートカバーが進んだ。NYダウ先物の上昇などを手掛かりに円売り・ドル買いが出た面もあり、一時109.54円と日通し高値を付けた。ただ、前日の高値109.60円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。この日発表された米経済指標が低調だったことも相場の重石となった。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)や米中閣僚級貿易協議など注目イベントを前に、大きな方向感は出なかった。
ユーロ/ドルは、。欧州時間に一時1.1450ドルと日通し高値を付けたものの、その後失速した。ユーロ/ポンドの下落が相場の重しとなり、一時1.1411ドルと日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後は米長期金利の低下などを材料に買い戻しが入ったため下げ渋った。11月米ケース・シラー住宅価格指数と1月米消費者信頼感指数が予想を下回ったことも相場の下支え要因となった。
★NY原油先物市場は反続伸:ベネズエラの石油輸出増加観測が後退
NY原油先物市場は一時53.93ドルまで買われた。ベネズエラの石油輸出増加観測は後退したことや、米中貿易協議進展への期待は持続していることが買い材料となった。米国株式はまちまちの動きとなったが、S&P500の下げは嫌気されなかった。
★NY金先物市場は続伸:米長期金利低下を好感
NY金先物市場は一時1310.70ドルまで買われた。原油価格の反発や米長期金利の低下を受けて安全逃避の金買いが優勢となった。また、明日のFOMCで政策金利は据え置きが確実視されているが、声明の内容やパウエルFRB議長の会見はハト派寄りの内容になるとの思惑も金買い支えた。
★米国債券市場は続伸:低調な米国経済指標受け買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%低い(価格は上昇)2.71%で終了した。この日発表の11月米ケース・シラー住宅価格指数や1月米消費者信頼感指数が予想を下回ったため、債券買いが広がった。7年債入札が『好調』だったことも相場の支援材料となった。
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