★欧州市場朝方の取引では、ドルが堅調に取引され113.10円台に反発し、東京市場の下げを解消した。なお、欧州株は全面安で取引を開始した。欧州株が下げ幅を拡大する中、リスク回避の動きが再び優勢となった。米中の対立激化への懸念からNYダウ先物も下げ幅が拡大し、米長期金利も低下したことでリスク回避の円買いが優勢となった。その後は、休場明けのNY勢の反応を見極めたいとの思惑もあり、112.80円を挟んだ方向感の乏しい動きとなった。
米雇用情勢改善一巡感が示唆され、米10月貿易収支も市場予想を上回る赤字額となったことでドル売りが優勢になった。米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃し、NYダウが一時780ドル超下落したことが相場の重石となったものの、米11月ISM非製造業指数が予想を上回ったことで、やや下げ渋る展開となった。米国株価や米長期金利の下げが一服するとともにドルの買い戻しが入った。米国株が下げ幅を縮めたことでドルの買い戻しが強まった。
★欧米主要経済指標
・米・7-9月期非農業部門労働生産性改定値:前期比年率+2.3%(予想:+2.3%、速報値:+2.2%)
・米・7-9月期単位労働コスト改定値:前期比年率+0.9%(予想:+1.0%、速報値:+1.2%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:+23.1万件(予想:22.5万件、前回:+23.5万件←+23.4万件)
・米・失業保険継続受給者数:163.1万人(予想:169万人、前回:170.5万人←171.0万人)
・米・10月貿易収支:-555億ドル(予想:-550億ドル、9月:-546億ドル←-540億ドル)
・米・11月ADP雇用統計:前月比+17.9万人(予想:+19.5万人、10月:+22.5万人←+22.7万人)
・カナダ・10月貿易収支:-117億加ドル(予想:-7.3億加ドル、9月:-8.9億加ドル←-4.2億加ドル)
・米・10月製造業受注:前月比-2.1%(予想:-2.0%、9月:+0.2%←+0.7%)
・米・11月ISM非製造業景況指数:60.7(予想:59.0、10月:60.3)
・米・11月サービス業PMI改定値:54.7(予想:54.4、速報値:54.4)
・米・11月総合PMI改定値:54.7(速報値:54.4)
・米・11月サービス業PMI改定値:54.7(予想:54.4、速報値:54.4)
・米・11月総合PMI改定値:54.7(速報値:54.4)
★欧米市場のポイント
・112.20-113.15円のレンジ相場
・イタリアの予算案に関して11日にEU委員長と会談
・英国がEU離脱に関する2回目の国民投票実施を協議
・10月米貿易赤字が10年ぶりの高水準
・対中赤字が過去最高
・NYダウは一時780ドル超下げたが79ドル安まで回復
・VIX指数は20.74から21.19へ上昇
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