★欧州市場朝方の取引では、ドル軟調の流れが持続した。なお、欧州株は高安まちまち、日経先物は60円高にやや反発した。EU裁判所が『英国はリスボン条約50条を一方的に無効にすることが可能』などの見解を示したことを受け、ポンド/ドルが反発したことにつれてドル/円は113円台割れとなった。FRBの利上げ打ち止め時期の前倒しに思惑が広がり、全般にドル売り基調となった。
NY勢の参入後はいったん方向感が乏しくなり、本日安値圏でのもみ合いとなった。NYダウが反落する中、欧州勢参入後から強まったドル売りは後退し、徐々に買戻しが入った。クドローNEC委員長がインタビューで、自動車関税に関する合意が近いとの見解を示したことや、NY連銀総裁が米景気の先行き強気な見方を示したことでドルの買い戻しが入った。その後、NYダウが下げ幅を拡大したことや、米長期金利が2.883%まで低下したことでドル売りが再開した。引けにかけてじわりと買戻しが入ったが上値の重い展開だった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・10月生産者物価指数:前年比+4.9%(予想:+4.5%、9月:+4.6%←+4.5%)
・英・11月建設業PMI:53.4(予想:52.5、10月:53.2)
・スイス・11月消費者物価指数:前年比+0.9%(予想:+1.0%、10月:+1.1%)
・南ア・7-9月期GDP:前年比+1.1%(予想:+0.5%、4-6月期:+0.4%)
・南ア・7-9月期GDP:前期比年率+2.2%(予想:+1.9%、4-6月期:-0.7%)
★欧米市場のポイント
・112.54-113.13円のレンジ相場
・英国はEU基本条約50条の発動を撤回しないと伝わるとポンド売り
・NY連銀総裁のタカ派発言でユーロ売り
・米長短金利差が急速に縮小したことでリスク回避
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