★欧州市場朝方の取引では、週末の米中首脳会談でトランプ大統領と習近平国家主席が新たな関税を一時的に見送ることで合意した。合意が好感され株価が大幅高となったことを受け、ドル指数は低下し、ドル/円は先週末安値113.34円水準に接近した。株高の動きが一服となるにつれて、リスク選好回復によるドル売りも一巡した。ユーロやポンドなど欧州通貨が弱含んだ影響からドルは下支えられ113.50円台でもみ合いとなった。ウィリアム米NY連銀総裁などの講演や、米11月ISM製造業景気指数などの発表を控えて様子見ムードが強まった。
一時113.60円付近まで上げたあと、113.45円付近まで下押しした。ただ、米11月ISM製造業景気指数が市場予想を上回ったことが分かると再び強含んだ。一時440ドル付近まで上昇したNYダウが上げ幅を縮めると、徐々に上値が重くなった。3.04%後半まで上昇していた米長期金利が2.98%後半まで水準を下げたことなどが重石となり、その後は113.60円台でもみ合った。
★欧米主要経済指標
・英・11月製造業PMI:53.1(予想:51.7、10月:51.1)
・ユーロ圏・11月製造業PMI改定値:51.8(予想:51.5、速報値:51.5)
・米・10月建設支出:前月比-0.1%(予想:+0.4%、9月:-0.1%←0.0%)
・米・11月ISM製造業景況指数:59.3(予想:57.5、10月:57.7)
・米・11月製造業PMI改定値:55.3(速報値:55.4)
★欧米市場のポイント
・113.34-70円のレンジ相場
・イタリアが赤字目標で譲歩の用意
・英首相のEU離脱案が否決される懸念
・米中貿易摩擦への懸念一旦後退
・FRBの利上げ打ち止め近いとの思惑
・VIX指数は18.07から16.44へ低下
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