FITS エコノミックレポート

★南アランド/円の日足では、ダブルボトムネックラインとなる8月28日高値7.975円と75日線（緑線）7.9728円のレジスタンス目前で戻り基調が鈍化してきている。ロウソク足でも『上十字（トンボ）』が連続しており、騰勢の衰えを示している。

ただ、5日線（赤線）、10日線（黄線）、25日線（青線）は上向きとなっており、ロウソク足も5日線の上方に位置していることから、現状では戻り基調は継続している。

一方、ストキャスティクス･スロー（パラメータ：14、3、3、20、80）は、買われ過ぎ域から％Kが％Dを下抜けてきていることから、目先は下落基調となっている。ただ、ストキャスティクスの留意点はトレンドが形成されている場合、ストキャスティクスによる売りシグナルが押し目買いのタイミングになってしまうことや、わずかな調整のあと高値を更新する場合などのダマシがあるので注意深く見ていく必要がある。

下値では、5日線の7.823円、10日線の7.669円、25日線7.590円がサポートしやすい。

南アドル/円の8.000円以上では出来高が多いことから、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』も多く上値の重石となりやすい。そのため、新規買い材料待ちの様相となっている。