★米国株式市場下落:米中貿易協議やトランプ政権への不透明感を嫌気
NYダウは76.62ドル安の25656.98、ナスダックは10.64ポイント安の7878.46で取引を終了した。小幅上昇して寄り付いたものの、米中貿易協議やトランプ米政権によるロシア疑惑などの先行き不透明感が強く、売りが優勢となった。ゴールドマン・サックスやキャタピラー、ボーイングなどの下落が指数を押し下げる要因となった。半面、ホーム・デポやビザなどの上昇が相場の下支え要因となった。一方、明日のパウエルFRB議長による講演内容を見極めたいとの思惑もあり、下値は限られた。VIX指数は12.25から12.41へ上昇した。
★NY外国為替市場:各国の事情で総じてドル買い優勢
ドル/円は、ポンドや豪ドル、ユーロに対してドル高が進むと、円に対してもドル買いが進み、一時111.32円まで上げた。英国ではEUと合意なしでEU離脱した場合の歩インドへの影響が懸念された。また、豪州ではターンブル豪首相への辞任圧力が強まり、与党・自由党で混乱が続いていることなどを背景に売りが出た。ユーロ/ドルは、最終日を迎えた米中事務次官級通商協議や本日から開催されるジャクソンホール会議などを控えて、しばらくは様子見ムードが強かった。ただ、ディマイオ伊副首相が『移民問題が解決されなければ、EU予算にイタリアは拠出しない』などと述べると、全般ユーロ売りが出て一時1.1530ドルと日通し安値を付けた。
★NY原油先物市場は小幅反落:ドル高を嫌気した売り優勢
NY原油先物市場は一時67.32ドルまで売られた。昨日大きく上げた反動から、利益確定売りが先行した。また、米中が互いに160億ドル相当の輸入品に25%の追加関税を発動。予定通りとはいえ、エネルギー消費大国同士のいがみ合いも原油価格の重石となった。また、ドルが主要通貨に対して総じて強かったことも原油価格の上値を抑えた。
★NY金先物市場は反落:ドル高を嫌気した売り優勢
NY金先物市場は5営業日ぶりに反落となり、一時1190.20ドルまで売られた。主要通貨に対するドル高を意識した売りが優勢だった。ただ、米国株の下落を意識した買いも入っており、リスク回避的な金買いは一部で続いた。
★米国債券市場は横ばい:全般様子見ムード強い展開
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.82%で終了した。明日のパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演を前に様子見が広がった。この日発表された米経済指標は強弱入り混じる内容だったため、反応は限定的だった。
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