FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利低下で右肩下がりの円高!

 

★欧州市場朝方の取引では、ドルは前週末比小幅高水準でもみ合い商状となった。なお、欧州株は全面高で推移した。米中通商協議やジャクソンホール会議でのパウエル米FRB議長の講演を控え、ドル売り・円買いは後退した。対欧州通貨などでドル売りが進んだ流れに沿ったほか、米長期金利が小幅に低下したことが重石となった。

 

トルコのエルドアン大統領は、トルコ経済への攻撃は国旗や礼拝への攻撃と変わらないなどと演説で述べ、米トランプ政権への徹底抗戦を呼びかけた。米国とトルコの一段の関係悪化を警戒した円買いも観測された。

 

米長期金利が2.82%まで低下後下げ止まり、NYダウも100ドル高となったことで一旦円買いも一服した。その後、トランプ大統領が週末の政治献金者との集いで、パウエル米FRB議長の利上げ政策について不満を述べたと伝わると円買いが再開した。米長期金利が7月初旬以来となる2.82%割れまで低下したことで円買いが継続した。

 

★欧米市場のポイント

・109.97-110.67円のレンジ相場

・米長期金利低下とともに円買い優勢

・トランプ大統領発言でドル売り強まる

・米長期金利は一時2.8136%まで低下

・右肩下がりの下落トレンド

・引けにかけて110.00円前後での攻防

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