★米国株式市場は上昇:欧米間の貿易摩擦への懸念後退で買い優勢
NYダウは181.92ドル高の24356.74、ナスダックは83.75ポイント高の7586.43で取引は終了した。欧米間の自動車・自動車部品への関税を巡る貿易摩擦への懸念が後退し、欧州株が全面高となると、米国株も買いが先行した。注目されたFOMC議事要旨で利上げの継続姿勢が示されると伸び悩む場面もあったが、引けにかけてはハイテク株を中心に再び買いが強まった。VIX指数は16.14から14.97へ低下した。
★NY外国為替市場:ドル/円は110.60円を挟んだもみ合い相場
ドル/円は、FOMC議事要旨が公表された直後には110.72円まで買われたものの、米国による対中制裁発動などを控えて様子見ムードが強く、買いの勢いも長続きしなかった。総じて110.60円を挟んだもみ合いとなった。また、FOMC議事要旨では『経済が非常に強い中で漸進的な利上げが必要』『貿易政策をめぐるリスクが強まった』などの見解が示されたが、相場の影響は限定的だった。ユーロ/ドルは、米長期金利が低下に転じたことなどを受けて買いが入り、一時1.1720ドルと6月26日につけた直近高値に面合わせした。ただ、同水準が目先のレジスタンスとして意識されると1.1670ドル台まで伸び悩む場面も見られた。
★NY原油先物市場は反落:原油在庫が市場予想を上回り売り優勢
NY原油先物市場は一時72.53ドルまで売られた。米エネルギー省が発表した週間在庫統計で、原油在庫が市場予想に反して増えたため売りが優勢となった。トランプ大統領が、ツイッターで『OPECはすぐに原油価格を引き下げるべき』と訴えたことも相場の重石となった。
★NY金・銀先物市場は上昇:ユーロ高・ドル安で買い優勢
NY金先物市場は一時1262.40ドルまで買われた。米中貿易摩擦激化に対する警戒感が消えていないが、ユーロ高・ドル安の相場展開となったことが、自立反発狙いの買いが入った。
★米国債券市場は横ばい:米国株高で上値の重い展開
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.83%で終了した。市場予想を下回る米雇用指標などを手掛かりに債券買いが先行したものの、米国株が堅調に推移したことで、安全資産とされる債券需要が後退し売りが優勢となった。FOMC議事要旨では、新味の材料に乏しく反応は限定的だった。
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