★米国株式市場は上昇:引けにかけて上げ幅縮小
NYダウは30.31ドル高の24283.11、ナスダックは29.62ポイント高の7561.63で取引を終了した。中国による対米投資制限についてトランプ政権の間で意見の相違があることが報じられ、昨日の株価下落を受けた買戻しが先行した。アップルなどハイテク株の一角が買われ、指数は一時130ドル超上昇した。ただ、前日の大幅下落に対する持ち高調整の動きに過ぎず、引けにかけては上げ幅を縮めた。VIX指数は17.33から15.92へ低下した。
★NY外国為替市場:ドル/円は200日線がレジスタンスとして意識
ドル/円は、NY勢参入後に全般ドル高が進んだ流れに沿って買いが強まり、前日高値109.04円を上抜けた。NYダウが130ドル超上昇したことや、日経先物もプラス圏に回復したため、その後も底堅く推移し、一時110.22円まで上値を伸ばした。ただ、200日移動平均線の110.21円付近が目先のレジスタンスとして意識されると、株価の上値が重くなったこともあり、引けにかけて伸び悩んだ。ユーロ/ドルは、ドル買い圧力が高まった影響から上値の重い値動きが続いた。一時1.1635ドルまで下落し、その後も戻りも鈍かった。
★NY原油先物市場は大幅高:イラン産原油の輸入停止要請報道で買い優勢
NY原油先物市場は一時70.64ドルまで買われた。一部で米国は同盟各国に対して、11月からイラン産原油の輸入停止を要請していると報じられたことが材料視された。イラン産原油の供給不安が台頭したことから、短期筋などの買いが優勢となった。ただ、一部報道では、サウジアラビアは7月中に過去最高水準となる1100万バレルまで増産することを計画しているとみられ、利益確定売りも散見された。
★NY金先物は続落:リスク回避の買いは縮小
NY金先物市場は一時1256.40ドルまで売られた。米貿易摩擦激化に対する警戒感がやや後退したことや、米国株高が意識され売りが優勢となった。また、この日の取引でも短期筋などによるポジション調整に絡んだ売りが観測された。
★米国債券市場は続伸:米通商政策への不透明感強く買い戻し
米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.87%で終了した。欧州債券相場の下落につれて時間外取引では売りが先行し、一時2.90%近くまで上昇した。しかし、米通商政策への不透明感が強く買い戻しが入るなど下値は堅かった。
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