★日経225の日足では、75日線(緑線)22,151円の攻防となっているが、下抜けすると200日線(紫線)22,050円が視界に入ってくる。200日線を下抜けすると、ダブルトップネックラインとなる5月30日安値21,932円が視界に入る。
また、22,000円でのプット売りが多く、プレミアム200円程度を差し引いた21,800円を下抜けしてしまうと、プットオプションの売り方からのヘッジによる先物の売りが入り、下げを加速させる可能性が高まるので注意が必要となる。
また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:25.65、%D:39.39とかい離幅を広げながら両線とも下向きとなっており、下落基調の勢いが強いことを示している。
米国政権内からもNY時間の引けにかけて株価下落を意識したような発言が出るなど、貿易摩擦における緩和発言となっている。また、ムニューシン米財務長官までがツイッターに、トランプ政権が検討している米ハイテク企業などへの投資規制について、『米国の技術を盗もうとする全ての国』が対象になると投稿し、中国資本だけが標的にしているとの報道を否定した。ムニューシン財務長官までが米中貿易戦争を緩和させる発言をツイッターで発するなどトランプ政権内でも米国株安の歯止めに躍起となってきた。
貿易戦争も長引けば米国内での影響が出始めることから、収束に向けた動きが出てくる可能性も出てきた。
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