★米国株式市場は上昇:アジアや欧州株の上昇につれた買い優勢
NYダウ178.48ドル高の24813.69、ナスダックは52.13ポイント高の7606.46で取引を終了した。アジアや欧州株式市場が総じて堅調に推移した流れを引き継いだ。先週末の雇用統計を受けた米長期金利上昇によって利ざや悪化への警戒感が和らいだ金融株の一角が買われた。また、トランプ政権による鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税を巡る貿易戦争への懸念が一服したほか、IT関連株なども上昇し、終日堅調推移した。VIX指数は13.46から12.74へ低下した。
★NY外国為替市場:米長期金利の上昇につれてドル買戻し
ドル/円は、欧州時間からの流れを引き継いで一時109.37円まで下落したが、その後は徐々に下値を切り上げた。米長期金利の上昇を背景にドルの買い戻しが進むなか、アジア時間につけた高値の109.77円を上抜けて一時109.85円まで値を上げた。米4月製造業新規受注は前月比0.8%減少となり、市場予想の前月比0.5%減を下回ったが、相場への影響は限られた。ユーロ/ドルは、欧州時間にドル売りが強まった場面で1.1745ドルの高値をつけたものの、その後は1.1670ドル台まで反落した。ドル買戻しの影響を受けたほか、ユーロクロスの下げにつれた売りも出た。引けにかけては1.1690ドル台で次第に方向感が乏しくなった。
★NY原油先物市場は続落:協調減産を緩めるとの思惑から売り優勢
NY原油先物市場は65.95ドルから64.57ドルまで下落した。2日に開催された中東産油国による合同閣僚監視委員会の非公式会合で、一部産油国の生産減少を補い安定供給に対応する姿勢が示されたことを材料に売りが強まった。また、米長期金利上昇でドルが主要通貨に対して強含みになったことも売り材料となった。
★NY金・銀先物市場は続落:米株高、米長期金利上昇、ドル高を嫌気
NY金先物市場は1302.30ドルまで上昇後、1296.90ドルまで下落した。米4月製造業受注が市場予想を下回ったことを受けて買いが先行した。その後、米国株が続伸し、米長期金利の上昇を受けてドルが主要通貨に対して強含んだことで、割高感による売りに押される展開となった。
★米国債券市場は続落:FRBによる利上げ継続観測を嫌気
米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)2.94%で終了した。前週末の強い米雇用統計を受けて利上げ継続観測を手掛かりにした売りが強まったほか、米国株が大幅上昇したことも売り材料となった。
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