★米国株式市場は下落:利食い売り優勢でマイナス圏まで下落
NYダウは10.33ドル安の25792.86、ナスダックは37.38ポイント安の7223.69で取引を終了した。米企業決算に対する期待から、朝方は大きく上昇して始まった。NYダウは一時280ドル超高の2万6000ドルを上回る場面もあった。しかし、主要企業決算を見極めたいとの思惑や、暫定歳出法案の期限が19日に迫っており、政府機関閉鎖のリスクが意識され下落する展開となった。VIX指数は10.16から11.66へ上昇した。
★NY外国為替市場:米国株下落でリスク回避の円買い
ドル/円は、NYダウが280ドル超高を支えに110.88円まで上げる場面があったが、総じて110.75円前後での持ち高調整が続いた。その後、NYダウが100ドル超安まで一転下落すると売りが優勢になった。昨日安値の110.32円を下抜けると、9月15日以来の安値110.24円近辺まで下げた。ユーロ/ドルは、独立協議が失敗との報道を受けて欧州時間から売りが進んだ流れを引き継いだ。ビルロア仏中銀総裁が『最近のユーロ高は不確実性を生み出す』と発言したことも売りを誘い、1.2195ドルまで下落した。ただ、バイトマン独連銀総裁が『年内の資産買い入れ終了が適切だろう』と述べたことも支えに1.2280ドル付近まで持ち直した。
★NY原油先物市場は反落:利益確定売りが優勢
NY原油先物市場は一時63.39ドルまで売られた。主要産油国による生産抑制が続いており、原油価格の先行観は大きく後退していないものの、約3年ぶりの高値圏とあって利益確定目的の売りが出やすかった。米国株が不安定な動きを見せていることも一部で嫌気された。
★NY金・銀先物市場は上昇:米国株下落でリスク回避の買い優勢
NY金先物市場は一時1340.50ドルまで上昇した。為替市場でユーロ安・ドル高が継続していることや、米国株や巣を意識してリスク回避の金買いが入った。ただ、1340ドル近辺では利食い売りとみられる売りが観測され、上げ幅をやや縮小した。
★米国債券市場は反発:安全資産の債券買い優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)2.53%で終了した。米国株高を背景に債券売りが先行したが、米国株が一転下落すると安全資産とされる債券買いが優勢となった。
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