★欧州市場朝方では、米長期金利が小幅上昇となるなか、ドルは主要通貨に対して底堅く推移した。欧州株が小幅ながら上げ、NYダウ先物もプラス圏推移、米長期金利が2.33%台に上昇し、ドル買い・円売りが優勢となった。トランプ大統領が北朝鮮に交渉のテーブルにつくよう促した発言も好感された可能性もあった。ドル買い一巡後は売りに押される展開となった。『サウジアラビア国王による汚職取締りは銀行口座の凍結まで範囲を広げると』の一部報道を受けてサウジアラビア株が3%近く急落し、つれて日経先物も140円下落するとリスク回避の円買いにつながった。その後は、NY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちの状態でもみ合い相場となった。一時114.05円付近まで弱含む場面もあったが、日経先物が売り一服となったことで次第に買い戻しが入った。NYダウが失速し、日経先物が200円長下落するにつれ、米長期金利が低下に転じたことも重しとなった。早朝に付けた日通し安値113.69円が目先サポートとして意識されるとやや下値を切り上げた。引けにかけてNYダウが持ち直したこともあり114.00円付近まで下げ渋った。
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