★トルコ統計局が3日に発表した10月消費者物価指数(CPI)は、前年比11.9%上昇し、9年ぶりの高水準となった。そのため、トルコ中央銀行に引き締め政策を求める圧力が強まる可能性がある。また、中銀は今年のインフレ予想をこれまでの8.7%から9.8%に修正していた。上昇の要因としてトルコリラのボラティリティと原油価格の上昇が短期的にインフレを押し上げると警告している。また。エルドアン大統領は、高い信用コストがインフレの原因だと非難している。
トルコリラ/円は、米国とのビザ発給停止などから緊張感の高まりを嫌気され28.61円まで下落したが、その後や持ち直す場面もあった。
トルコリラ/円の中期トレンドとなる週足では、2週連続の大陰線となっており、上値・下値を切り下げており下落基調は継続している。また、13週線(赤線)31.19円、26週線(青線)31.33円、52週線(緑線)31.37円と各移動平均線は下向きとなっている。
さらにストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:38.33、%D:47.60と過熱感なく両線ともかい離幅を広げながら下落基調となっている。
一旦の下値目処では、1月13日週の安値29.05円や、10月13日週の安値28.61円となる。ただ、トルコ内の景気・経済の現状を打破するような方策は出されていないことから、今後も下落基調が続く可能性が高いので注意が必要となる。
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