★米国株式市場は上昇:良好な米経済指標を受け買い優勢
NYダウは27.06ドル高の21892.43、ナスダックは66.42ポイント高の6368.31で取引を終了した。朝方は北朝鮮情勢への警戒感が残り小動きとなっていた。ただ、8月ADP雇用統計や4-6月期GDP改定値が予想を上振れたほか、ハイテク株が先行され上昇した。アップルが連日で上場来高値を更新しているうえ、バイオ株も軒並み上昇した。トランプ大統領による税制改革を巡る演説では、具体的な政策についての発表はなく、引けにかけて伸び悩む展開となった。VIX指数は11.70から11.22へ低下した。
★NY外国為替市場:良好な米経済指標を受け全般ドル買い優勢に
ドル/円は、米8月ADP雇用統計が予想を上回ったことや、その後発表された4-6月期米GDP改定値も強い結果となったことが伝わると米長期金利が上昇するとともにドル買いが優勢となった。一時110.43円と16日以来の高値を付けた。その後も米国株が上昇したことなどを支えに底堅く推移した。ユーロ/ドルは、欧州時間からのユーロ売りの流れが継続した。良好な米経済指標が相次いだことで売りが加速し1.1900ドルを割り込んだ。一巡後はショートカバーが見られたが戻りは鈍く、取引終了前には1.1880ドルまで下げ幅を広げた。
★NY原油先物市場は続落:原油需要の抑制懸念で売り優勢
米エネルギー省が発表した週間在庫統計で、原油在庫は予想以上に減少したため買い戻しが入ったが、生産が増加となったことで戻るは鈍かった。ハリケーン『カービー』の影響で製油所の操業率は低下しており、足もとの原油需要を抑制している。ガソリン先物市場は堅調推移となったが、原油先物に対する支援材料にはならなかった。製油所の操業再開時期が未定となっており、原油先物相場の速やかな反発は期待薄との見方が多い。
★NY金・銀先物市場は下落:リスク選好の動きから金に利益確定売り
NY金先物市場は、1310.10ドルから1319.30ドルのレンジで推移した。良好な米経済指標結果を受けたほか、米国株が上昇したことでリスク選好の動きとなり、金は利益確定売りに押される展開となった。またドルインデックス指数上昇やドルが主要通貨に対して強含みとなったことも上値を重くした。
★米国債券市場は横ばい:物価鈍化への懸念残り買い戻し
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.13%で終了した。良好な米経済指標が相次いだことで米国債は売られ、一時利回りは2.15%まで上昇した。しかし、物価鈍化への懸念は根強く、売りも長続きしなかった。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |