★米国株式市場は下落:様子見ムード強く積極的な売買手控え
NYダウは28.69ドル安の21783.40、ンスダックは7.08ポイント安の6271.33で取引を終了した。主要小売決算が好感され、買いが先行した。米政府の債務上限問題などに対する不透明感が嫌気された売りも出た。ただ、イエレン米FRB議長やドラギECB総裁の講演を控えて様子見ムードも強く、積極的に売りが進む展開にはならなかった。アマゾンによる食料品スーパーのホールフーズの買収完了見通しを受け、小売各社に売りが広がり、引けにかけて下落した。VIX指数は12.25から12.23へわずかに低下した。
★NY外国為替市場:基本的にはポジション調整の値動き
ドル/円は、米ジャクソンホールでの経済シンポジウムを前に模様眺めムードが広がるなか、前日のドル売りの流れは一服し109円台前半で推移し、一時109.40円台まで値を上げた。しかし、米7月中古住宅販売件数が予想より弱い結果となったことを受け、109.10円付近まで上値を切り下げる場面が見られた。ただ、その後は米長期金利の上昇を支えにドル買いが再開し、一時109.60円台まで上げた。ユーロ/ドルは、ユーロ/ポンドなど一部ユーロクロスの上昇につれて、アジア時間につけた高値1.1817ドルに迫る水準まで値を上げたものの、引けにかけては米長期金利の上昇を受けて次第に上値も重くなった。
★NY原油先物市場は反落:ハリケーンで在庫増の思惑を嫌気
テキサス州メキシコ湾岸にハリケーン『バービー』が接近し、メキシコ湾岸地域の製油所閉鎖に伴い原油在庫の積み上がりが予想されていることが売り材料となった。市場では『原油需要の増加が想定されていない状況での在庫増加は原油相場を圧迫する』との見方が出た。
★NY金・銀先物市場は反落:様子見ムード広がりもみ合い相場
NY金先物市場は、1289.30ドルから1296.80ドルのレンジで推移した。ジャクソンホールでのイエレン米FRB議長らの講演内容を見極めたいとの思惑から、様子ムードが広がり売買が手控えられた。金は1300ドルを手前でのもみ合い相場となり静かな一日となった。
★米国債券市場は反落:ポジション調整の動きで売られる
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.03%高い(価格は下落)2.19%で終了した。市場全体に様子見ムード強く、持ち高調整目的の売りが出た。
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