★日3月全産業活動指数:市場予想下回る
経済産業省が発表した3月の全産業活動指数(季節調整値、平成22年=100.0)は前月比0.6%低下となり、市場予想の前月比0.5%低下を下回った。
★独1-3月期GDP改定値:市場予想通り
ドイツの1-3月期の国内総生産(GDP、季節調整済み)改訂値は実質で前期比0.6%増、前年同期比1.7%増となり、市場予想通りとなった。
★日経平均株価:英爆発事件や『ロシアゲート』絡みの報道を嫌気
前日の米国株が上昇したことを受けて小高く始まったものの、マンチェスターのコンサート会場で爆発テロで1ドル=110円台へリスク回避の円高が進み売買手控えムードが広がったが内需関連株への買いに下支えられた。しかし、英マンチェスター爆発事件や米大統領『ロシアゲート』絡みの報道にリスク回避の売りが優勢となった。結局、前日比65円安の1万9613円と反落して取引を終了した。
★東京外国為替市場:日経平均株価の下落を嫌気
ドル/円は、戻りの鈍い展開となっている。日経平均株価はマイナス圏推移が続き、冴えない値動きのため、やや円買いに振れた。米長期金利が低下していることもドルは買い難い展開となっている。また、日経平均株価が引けにかけて90円超下落すると110.94円まで売りに押された。ユーロ/ドルはこう着状態が続き、欧州勢待ちの様相となっている。
★米FRBによる金融政策に注目
前週にトランプ大統領が複合疑惑で窮地に立ってきたことや、それに伴う経済政策の停滞懸念、同時進行での米国の経済指標減速などを受けて、改めて利上げペースの鈍化が意識されている。6月13-14日FOMCでの利上げ確率の変化を含めて、当座はFRB幹部講演や24日のFOMC議事録(5月23日開催分)などに一喜一憂となる。本日は、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の講演が予定されており、米国の年内の利上げ軌道を探る。
★米国市場では4月の新築住宅販売が公表
米国では昨年後半からの金利上昇により、ローン金利が高止まりしている。3月からは自動車販売が減速しており、新築住宅販売も踊り場的な回復の鈍感が警戒される。参考となる3月実績は62.1万戸、前月比+5.8%だった。販売価格(中央値)は31.51万ドルで、前月比+7.5%に上昇した。3月実績は市場予想を上回っており、好調だった。4月については雇用情勢の改善が続いていることから、3月実績に近い数値となるとみられる。
★欧米イベント
○15:00 4月スイス貿易収支
○15:00 1-3月期独国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比0.6%/前年同期比1.7%)
○15:45 5月仏企業景況感指数(予想:105)
○16:00 5月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値(予想:55.2)
○16:00 5月仏サービス部門PMI速報値(予想:56.7)
○16:30 5月独製造業PMI速報値(予想:58.0)
○16:30 5月独サービス部門PMI速報値(予想:55.5)
○17:00 5月ユーロ圏製造業PMI速報値(予想:56.5)
○17:00 5月ユーロ圏サービス部門PMI速報値(予想:56.4)
○17:00 5月独Ifo企業景況感指数(予想:113.1)
○17:30 4月香港CPI(予想:前年同月比1.5%)
○21:30 3月カナダ卸売売上高(予想:前月比0.8%)
○22:00 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
○23:00 4月米新築住宅販売件数(予想:前月比▲1.8%/61万件)
○23:00 5月米リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:15)
○24:00 クーレ欧州中央銀行(ECB)理事、講演
○24日02:00 米財務省、2年債(260億ドル)入札
○24日06:00 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○欧州連合(EU)財務相理事会
○米予算教書
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