★日3月鉱工業生産動向(確報):前月比で低下
経済産業省が発表した3月の鉱工業生産動向(確報)で、生産指数(2010年=100、季節調整済み)は前月比で1.9%低下した。
同時に発表された3月設備稼働率指数(確報)は前月比▲1.6%となり、2月の前月比+3.2%から悪化した。
★日経平均株価は下落:押し目買いで下値も底堅い
トランプ米政権の政策運営に対する不透明感が高まるなか、外国為替市場で円高・ドル安が進み、輸出関連銘柄を中心に売りが進んだ。もっとも、相場の先行観を背景に一巡後は買い戻しも入るなど、徐々に下値も堅くなった。結局、前日比104円安の1万9814円と反落して終了した。
中国・上海総合株価指数の前場は、監督当局による規制強化への警戒感から保険や銀行など金融株に売りが目立ち、結局0.10%安の3109.71と5日ぶりに反落した。
★東京外国為替市場:ユーロは買われやすい地合い継続
ドル/円は、米政権の先行き不透明感が意識されるなか、戻りの鈍さを確認すると売りが再開した。一時112.34円まで値を下げた。一方で、8日安値の112.39円が目先サポートとして意識されたほか、本邦実需勢を中心に押し目を拾いたい向きも多く、さらにドル売りが進む展開にもなっていない。ユーロ/ドルは、昨年11月9日以来、約6カ月ぶりに1.1100ドル台を回復した。仏大統領選の欧州政治リスクの後退でユーロ買いが強まっている。また、トランプ大統領による機密情報の漏えい問題でドルが売られ、相対的にユーロが買われやすい地合いとなっている。
★米上院共和党はトランプ政権の大幅予算削減支持せず
米共和党のマコネル上院内務相は、2018年会計年度(17年10月‐18年9月)に540億ドルの予算削減を目指すトランプ大統領の提案について、われわれの優先課題を反映しているとは必ずしも言えないと述べ、上院での修正の可能性を示した。5月23日に提案の詳細を公表する予定。共和党は上院で52議席を閉めるが、歳出法案可決には60表が必要なため、両党の合意が不可欠となる。マコネル氏は特に、大統領が国務省と米国際開発局の予算の大幅カットを提案していることに懸念を表明した。外交は軍事支出より高くつかないと指摘している。
★欧米イベント
○17:30 4月英雇用統計
○17:30 1-3月英失業率(ILO方式、予想:4.7%)
○18:00 3月ユーロ圏建設支出
○18:00 4月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値(予想:前年比1.9%)
○未定 ポーランド中銀、政策金利発表(予想:1.50%で据え置き)
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○20:00 3月南アフリカ小売売上高(予想:前年同月比▲1.0%)
○21:30 3月カナダ製造業出荷(予想:前月比1.3%)
○23:30 EIA週間在庫統計
○米トルコ首脳会談(ワシントン、最終日)
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