★米国株式市場は上昇:米景気に楽観的見方で買い優勢
NYダウは60.40ドル高の19942.16、ナスダックは47.92ポイント高の5477.00で取引を終了した。トランプ次期大統領の政策期待が強まり一時70ドル超高まで買いが先行した。その後は原油価格が上昇したことや、2016年の米新車販売台数が過去最高だったこともあり、米景気に楽観的な見方が広がり上げ幅を拡大した。FOMC議事録では、財政出動の拡大で予想よりも早いペースで利上げが行われる可能性が議論された。次期政権への期待に対する市場の過剰反応を懸念する見方も示されたが材料視されなかった。また、新年となり、年末の損失確定の反動から投資資金の流入するとの期待も相場を支えた。VIX指数は12.85から11.85へ低下した。
★NY外国為替市場:ドルは方向感なく乱高下
ドル/円は、日経先物の110円安を嫌気した売りが進み、一時117.02円付近まで弱含んだ。しかし、117.00円手前では押し目買いも入り底堅さを確認すると117.40円台まで反発した。ただ、米FOMC議事要旨で『幾人かのメンバーは今のところ緩やかな利上げペースが適切との認識を示した』などの見解が示されると117.10円まで下押しした。もっとも、同時に『多くのメンバーが速い利上げが必要となる可能性があると判断』と伝わったこともあり直ぐに買い戻された。ただ、引けにかけて米長期金利が低下すると117.20円付近まで失速するなど方向感の定まらない展開となった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの反発につれて買いが先行した。FOMC議事要旨が公表されると1.0499ドルまで値を伸ばした。その後は米長期金利の動向を横目に1.045ドル台まで失速した後、1.049ドル台まで持ち直した。
★原油先物市場は上昇:米在庫減少観測から買い優勢
主要産油国による協調減産に対する不透明感は引き続き市場に残っている。しかし、5日に発表される米エネルギー情報局(EIA)による週間の米石油在庫統計で、原油在在庫が前週比で減少するとの観測から原油先物に買いが入った。
★NY金・銀先物市場は続伸:ドル高・ドルインデックス一服で買い優勢
NY金先物市場は、115670ドルから1168.60ドルまで上昇した。ドルインデックス指数の低下や、ドルが主要通貨に対して弱含んだことから、割安感から金に買いが入った。
★米国債券市場は横ばい:売買交錯で方向感のない展開
米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.44%で終了した。米FIMC議事要旨公表後は売買が交錯した。そのため、総じて方向感の定まらない展開となった。
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