立会時間/計算区分/値幅制限とCB



立会時間について
大阪取引所の商品先物及び東京商品取引所の立会時間はゴム市場(RSS3/TSR20)を除き次のとおりです。

※ゴム市場(RSS3/TSR20)の立会開始時刻は9時00分とし、ノンキャンセル・ピリオド(NCP)の対象外とします。
※ゴム市場(RSS3/TSR20)の夜間立会ザラバ取引は16時30分から18時55分までおこないます。
※ゴム市場(RSS3/TSR20)の引け板合わせは19時00分におこないます。
※日中、夜間それぞれの立会開始時と終了時に板合わせをおこないます。
※日中の寄付板合わせ、夜間の寄付板合わせと引板合わせそれぞれの開始1分前より「ノンキャンセル・ピリオド(NCP)」となり注文の変更取消がおこなえません。
計算区域について
取引上での「1日」は、通常の「1日」とは考え方が異なります。
具体的には、「前営業日の夜間立会」+「日中立会」を取引上の「1日」としており、この期間で不足金の計算等がおこなわれます。
この期間のことを「1計算区域」と呼びます。

<納会発会における注意点>
- 新甫発会は、当月限納会日の翌計算区域の日中立会からおこなわれます。
- ミニ取引は、標準取引の当月限納会日の前営業日日中取引で終了します。



大阪取引所および東京商品取引所では、急激な値動きを抑えるべく2つの制限値幅が設定されています。前計算区域帳入値段から算出した制限値幅と、直近約定値段から算出したDCBの2種類です。
■ 制限値幅のイメージ

制限値幅は取引所が定めています。お客様は、制限値幅の範囲内で発注できますが、約定するのは、DCB(即時約定可能)値幅内で注文が対等した時のみです。
●各商品の制限値幅は次の通りです。
当初制限値幅 | 拡大1回目 | 拡大2回目 | |
金(標準・ミニ・限日) | ±400円 | ±600円 | ±800円 |
銀 | ±10.0円 | ±20.0円 | ±30.0円 |
白金(標準・ミニ・限日) | ±400円 | ±600円 | ±800円 |
パラジウム | ±1,000円 | ±1,500円 | ±2000円 |
原油 | ±30% | ±45% | ±60% |
ゴム(RSS3,TSR) | ±20.0円 | ||
一般大豆 | ±4,800円 | ||
小豆 | ±700円 | ||
とうもろこし | ±2,500円 | ||
ガソリン | ±10,000円 | ||
灯油 | ±10,000円 |
(1)SCB(サーキットブレーカー)制度-Static Circuit Breaker
相場が過熱してきた際に取引を一時中断することで投資家の過熱感を鎮静化するための措置です。
対象商品の中心限月(原則、前営業日において取引高が一番多かった限月)取引において、制限値幅の上限または下限の値段で取引等が行われた場合、直ちに10分間のサーキットブレーカーが発動します。再開後の制限値幅は拡大されます。サーキットブレーカーが発動するのは、大阪取引所の貴金属市場と、東京商品取引所のプラッツドバイ原油に限ります。
※日中立会、夜間立会の終了直前20分間、SCBの発動はありません。
(2)DCB(即時約定可能)値幅-Dynamic Circuit Breaker
価格の連続性を維持し、誤発注による急激な価格変動を防止するための制度です。直近約定値段(DCB基準値段)から一定以上の値幅(DCB値幅)を超える値段で注文が対当した際、 取引は30秒間中断されます。
●各銘柄のDCB幅は次の通りです。
市場 | 銘柄 | 寄付板合せ時 | ザラバ時 | 引板合せ時 |
貴金属 | 金(標準・ミニ・限日) | ±120円 | ±40円 | ±80円 |
銀 | ±3.0円 | ±1.0円 | ±2.0円 | |
白金(標準・ミニ・限日) | ±120円 | ±40円 | ±80円 | |
パラジウム | ±90円 | ±30円 | ±60円 | |
ゴム | ゴム(RSS3,TSR) | ±15.0円 | ±5.0円 | ±10.0円 |
農産物 | 一般大豆 | ±1,500円 | ±500円 | ±1,000円 |
小豆 | ±300円 | ±100円 | ±200円 | |
とうもろこし | ±750円 | ±250円 | ±500円 | |
エネルギー | ガソリン | ±3,000円 | ±1,000円 | ±2,000円 |
灯油 | ±3,000円 | ±1,000円 | ±2,000円 | |
原油 | ±3,000円 | ±1,000円 | ±2,000円 |
■ DCB値幅の運用に関しては、特に下記の事項にご注意ください。
- 寄付板合わせ時にはザラバ時とは異なるDCB値幅が設定されています。
- 引板合わせ時にはザラバ時とは異なるDCB値幅が設定されています。
- FaKで発注した注文がDCB値幅の範囲外で対当した際、DCBが発動しますが、当該注文は不成立になります。
- 取引の一時中断後、取引は板合わせから再開します。
- 取引の一時中断後の対当値段が、DCB 値幅の範囲外である際、すぐに取引の再開は行わず再度一定時間中断します。その後、対当値段に最も近接する当該DCB値幅の値段にDCB基準値段を更新し、対当値段がDCB値幅内になった後、板合わせを行います。
- FoKではDCBは発動しません。
- DCB値幅は取引所が見直すことがあります。
