インターネット取引における証拠金制度について

インターネット取引スタンダードコースにおける証拠金制度と証拠金の定義は下記のとおりです。

証拠金の定義


用語をクリックすると説明が表示されます。

受入証拠金総額

お客様からお預かりしている現金と 充用有価証券 に 、 差引損益金通算額 (未だ現金に振替 えられていない売買差金と売買手数料) と値洗損益金通算額 (未だ決済されていない建玉に 係る値洗差金) を 加減 した 金額 です 。
  ※益金計算となった値洗損益金通算額(以下、値洗益金)も算入されます。


当社委託者証拠金

受託契約準則(以下「準則 」) に規定する委託者証拠金 で 、 (株)日本証券クリアリング機 構 (以下「 JSCC 」) が 算出する「取引証拠金維持 額 」以上で設定することと なっています。 当社に おいては、以下の 計算式 により銘柄毎の証拠金を算出し、その合計額を「当社委託者 証拠金」とします。

式: 想定損失相当額 (注 1) × 銘柄毎片建満玉 枚数(注 2)


当社必要証拠金

建玉をする上で必要な証拠金として、当社 が定めた 証拠金です。値洗損益金通算額が損計 算になる 等 で「受入証拠金総額」が「当社 必要 証拠金」を下回る場合には、「 受入証拠金 総 額 」が この 「当社必要証拠金」を上回るまで追加の証拠金を差し入れて頂きます。 当社にお いては、以下の計算式により算出された金額を 銘柄毎の 証拠金 として 設定し 、その合計額を 「当社必要証拠金」とします。

式: 想定損失相当額 ×銘柄毎片建満玉枚数 ×係数(注 3)


当社必要証拠金の預託(入金)時期について

 新規建玉に係る当社必要証拠金は、当該注文時に預託(入金)されている必要があります。


(注 1) 「 想定損失相当額 」 ・・・ 先物・オプション取引の建玉を一定期間保有すると仮定した場合において 将来の価格変動により一定の確率の範囲内で予想される損失をカバーする金額としてクリアリング機構が VaR 方式により算出した銘柄毎の証拠金基本額。
(注 2) 「片建満玉 枚数 」 ・・・ 売建玉と買建玉を保有している場合、どちらか 多い方の建玉枚数 。 通常は同 銘柄 全限月の売建玉 枚数 合計と買建玉 枚数 合計で算出する。
(注 3)「係数」・・・相場状況により当社が定める数値。平常時は「1.0」とする。

当社必要証拠金の預託(入金)時期について


新規建玉に係る当社必要証拠金は、当該注文時に預託(入金)されている必要があります。

証拠金不足の発生について


受入証拠金の総額が当社必要証拠金を下回った際には、証拠金不足が生じる事になります。
証拠金不足は、値洗損益金通算額の悪化やクリアリング機構によるVaR 方式により計算した想定損失相当額 の見直し、 取引証拠金所要額割増額(追加チャージ)の発生 、充用有価証券評価額の変更などにより発生します。

証拠金不足の発生とその金額 受入証拠金の総額 < 当社必要証拠金となった時に発生(帳入値段計算時)
証拠金不足額= 当社必要証拠金 - 受入証拠金の総額


■証拠金不足発生時のお客様の対応について

証拠金不足請求が発生した場合は、証拠金不足発生の翌営業日(祝日営業日を除く)午前11時までに、当社で着金確認ができるよう、証拠金不足額以上の入金を行ってください。

※ 証拠金不足については現金による振り込みのみとします。
※ 充用有価証券を差し入れている場合には、値洗損益金通算額と売買差損益金及び手数料の合計が現金預かり額を超えている場合に「現金不足額」が発生します。現金不足額については原則として充用有価証券をもって充てることが出来ず、その都度請求が発生しますが、東京商品取引所専用口座においては前述の証拠金不足以外については当分の間、充用有価証券をもって充てることが出来るものとします。

■証拠金不足発生時における当社の対応について

当社は、証拠金不足発生の翌営業日(祝日営業日を除く)午前11時までに、お客様から証拠金不足以上の入金を行っていただけなかった場合、証拠金不足発生時に保有していた建玉をお客様の計算のもと任意に強制決済できるものとします。

※ 当社が強制決済注文を発注した場合、別途強制決済手数料が発生いたします。強制決済手数料の金額については別途定めるものといたします。

ご注意
証拠金不足発生の翌営業日(祝日営業日を除く)午前11時までに、証拠金不足発生時に保有していた全ての建玉をお客様自らが決済した場合やロスカットが発動して全ての建玉が決済された場合でも、証拠金不足の状態は解消しません。
証拠金不足への対応には、必ず、証拠金不足額以上の入金が必要です。


■建玉可能額と出金可能額(現金)の計算
それぞれ下記のとおりです。
【預り証拠金余剰額】
式:受入証拠金総額-当社必要証拠金
※預り証拠金余剰額の計算には値洗益金が算入されます。
【注文可能額】
式:預り証拠金余剰額-注文中証拠金額-出金依頼中金額
※注文可能額の計算には値洗益金が算入されます。 
【出金可能額(返還可能額)】
式:預り証拠金余剰額-充用有価証券-注文中証拠金額-出金依頼中金額-値洗益金
※充用有価証券に相当する現金の出金はできません。
※出金可能額の計算には値洗益金は算入されません。

■値洗損益金通算額の益金計算の扱いについて
当社では、値洗損益金通算額が益金計算となった場合、受入証拠金総額、預り証拠金余剰額、注文可能額の計算に、当該益金(値洗益金)を含めます。ただし、出金可能額の計算には当該益金(値洗益金)を含めません。

■売買差損益金と手数料の振替について
当社では、売買によって発生したお客様の売買差損益金と手数料について、お預かりしている現金の範囲内で毎営業日の帳入計算において自動的に振替を行います。

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