ゴム(RSS3)先物、ゴム(TSR20)先物

銘柄紹介-ゴム先物

ゴム先物の特徴

ゴム先物のアイコン

 ゴムには、ゴム樹から樹液を採取して作る天然ゴム(Natural Rubber)と石油から作る合成ゴム(Synthetic Rubber)の2種類が存在します。

 大阪取引所で取引されているゴム先物は、ゴム(RSS3)先物とゴム(TSR20)先物の2種類でどちらも天然ゴムです。ゴム(RSS3)先物は、「国際規格によるRSS3号に該当するもの」を標準品とし、ゴム(TSR20)先物は、「大阪取引所が承認した工場で生産されたTSRのうち、タイ王国の法令に基づくTSR20番の品質規格に該当するもの」を標準品としています。

取引単位はいずれも5,000キログラムで取引されています。0.1円刻みで値段が動きますので、0.1円動くと500円の損益が発生します。

 大阪取引所で行われている取引は先物取引であり、現物取引ではありません。ゴム先物は、最長で6ヶ月先の限月を取引することができます。取引の種類は先物取引なので、証拠金で取引することができ、転売または買戻しすることで決済することができます。

 RSS3とTSR20の違いは、視覚格付けゴムと技術格付けゴムの違いです。RSSはRebbed Smoked Sheetの略で日本語では燻煙シート、TSRはTechnically Specified Rubberの略です。RSSは、品質格付けを「天然ゴム各種等級品の国際品質包装規格(通称グリーンブック)」と、これに基づき調整された公式国際見本に準拠した視覚検査によりおこないます。その中で最も生産量が多く、国際取引も多いのがRSS3号です。
TSRは、等級により使用する原料構成が異なるのが特徴で、TSR20は中級グレードに該当し、カップランプかUSS或いはそれらをブレンドしたものを原料に使用しています。

 天然ゴムの生産国は、タイ(38.1%)、インドネシア(28.3%)、マレーシア(7.6%)、インド(7.8%)、ベトナム(8.7%)、中国(7.9%)などで東南アジアが生産地です。特にタイとインドネシアは、世界の約6割の生産量を占めており、生産地の天候や異常気象には、注意が必要です。また、石油から作れる合成ゴム価格変動も天然ゴム需要に影響を及ぼしますので、原油価格にも影響を受けることになります。

 ゴムの最大の用途は自動車タイヤで総需要の約7割を占めています。自動車の生産台数、販売台数の増減は、ゴム価格にも直接的影響を及ぼします。

ゴム先物の値動き

ゴム先物の取引概要

ゴム(RSS3)先物、ゴム(TSR20)先物の取引概要は次のとおりです。

ゴム(RSS3)先物 ゴム(TSR20)先物
取引の種類 現物先物取引 現物先物取引
標準品 国際規格によるRSS3号に該当するもの 大阪取引所が承認した工場で生産されたTSRのうち、タイ王国の法令に基づくTSR20番の品質規格に該当するもの(未通関のものに限る。)
倍率 5,000倍 5,000倍
呼値とその値段 1kgにつき0.1円刻み 1kgにつき0.1円刻み
取引単位 5,000kg 5,000kg
決済方法 1.転売または買戻し
2.最終決済(現物受渡しによる決済)(※1)
1.転売または買戻し
2.最終決済(現物受渡しによる決済)(※1)
受渡値段 取引最終日の日中立会におけるVWAP(※1) 取引最終日の日中立会におけるVWAP(※1)
受渡日時 毎月の最終営業日の正午まで(12月の受渡日は28日の正午まで。受渡日が休業日又は大納会に当たるときは順次繰上げ) 船積日(当月限の第10営業日以降から翌月15日まで)から起算して第9営業日までの間に受渡し(受渡書類の授受)を行う。
受渡供用品 国際規格(INT)によるRSS3号および4号で輸入通関が完了した日から1年を経過しないもの ①取引所が承認したTSR工場によって生産されたタイ産TSR20であって、その生産日が受渡し時点において3ヵ月以内であること
②包装形態はシュリンクラップであること
③タイ王国の公的機関により品質検査を行なうことが指定された承認工場の品質検査証明書が添付され、その発行が受渡し時点において3ヵ月以内であること
④タイ王国の公的機関により定められた最新のTSRの品質規格を満たしていること
建玉数量の制限 一般委託者
1番限:300枚
2番限:600枚
全限月合計:10,000枚
一般委託者
1番限:500枚
2番限:1,000枚
全限月合計:10,000枚
清算値段 夜間立会の開始時から日中立会終了時までの立会いにおける最終約定値段等
※必要な場合は、上記に関わらず株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)が適当と認める数値に修正。
夜間立会の開始時から日中立会終了時までの立会いにおける最終約定値段等
※必要な場合は、上記に関わらず株式会社日本証券クリアリング機構(JSCC)が適当と認める数値に修正。
限月 直近12限月 直近12限月
建玉保有期限 当月限納会日の属する月の15日(※2) 当月限納会日の属する月の15日(※2)
値幅制限 1.SCB(呼値の制限値幅):10%
※ただし、市況等を勘案し、呼値の制限値幅を臨時で見直すことがあります。

2.DCB(即時約定可能値幅):直近約定値段を中心に下記の値を加減して得た幅
寄付板合わせ時 15.0円
ザラバ時 5.0円
引板合わせ時 10.0円
サーキット・ブレーカー 原則なし

※1.インターネット取引スタンダードコースでは、原則、受渡決済をおこなっておりません。
※2.インターネット取引スタンダードコースでは、建玉保有期限を過ぎた場合、当該日時以降の立会において決済されます。

参考文献:
ゴム取引の基礎知識-東京商品取引所
・・めちゃくちゃくちゃ売れてるマネー誌ダイヤモンドzaiが作った「商品先物取引」入門

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