★南アランド/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)日足では、急速に±3σのバンド幅が縮小傾向となっている。また、バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)もボリンジャー%Bとシグナルが下落基調となっていることから、バンド幅が縮小していることを示している。
ロウソク足でも一旦下げ止まり徐々にロウソク足が小さくなっていることで、値動きが止まってきている。
そのため、しばらくはもみ合い相場が継続することが予想される。
バンド幅が縮小しきると次にエクスパンション(バンド幅拡大)となり、上下に大きく振れる展開となりやすい。大きく振れた方に順張りするのが最適な戦略となる。現状では上下どちらに振れるかは未確定となっている。
バンド幅がスクイーズ(収縮)しきった後のエクスパンション(拡大)狙いで見ていきたい。
★日経225の日足では260日線(茶線)21,605円の攻防も3日目となる。260日線は、1年間365日から土曜日52日間、日曜日52日間とお正月1日を差し引いた、主要市場の営業日に当たる日数となる。相場の格言に『3点同値は買いに分あり』と言われているだけに本日も260日線がサポートして意識されると市場の雰囲気が変化しやすい。
また、ダブルトップネックラインとなる5月30日安値21,931円を早々に上抜けしないと、上値の重さが意識され下落調整となりやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、%K:9.91、%D: 13.65とかなり売られ過ぎ過熱感が出ていることから、自立反発的な動きになっても不思議ではない。ただ、%Kが横ばいになるまでは下落の勢いが強いことを示している。
週末には米6月雇用統計や米国の中国への貿易制裁への関税賦課が実施されることから、総じて様子ムードが広がりやすい。また、10時以降のアジア市場の株価動向で、日本株も下落基調を早めるような動きとなっていることから、アジア勢参入後の動きが重要ポイントとなる。全般リスク回避の動きになっているものの、過度な円高進行していないことは日経225にとっては支えになっている。
★欧州市場朝方の取引では、米国市場が独立記念日で休場となり海外投資家の動きは鈍く、ドルは主要通貨に対して前日NY市場終値近辺で推移した。欧州株は高安まちまちとなり、110.50円付近でもみ合いとなった。ただ、ECB関係者筋が『一部のECBメンバーは2019年末の利上げは遅すぎると認識している』と述べたと伝わると、ユーロ/ドルの上昇に伴って円買い・ドル売りが小幅ながら入った。その後は、米国市場が独立記念日の祝日で休場となる中、NY時間午後に入りさらに値動きが細った。
★欧米市場のポイント
・欧米市場ではトレンドレス状態
・米国市場休場のため約0.15円のレンジ相場
・ECBの関係筋の発言でユーロは底堅い
・欧州株は高安まちまちで終了
※本日東京市場では『ゴトー日』に当たるため、仲値決め後の動きに注意!
★日経225のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)日足では、バンド幅が拡張するエクスパンションとなっている。バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)は、低位からボリンジャー%Bがシグナルを上抜け上向きとなっていることから、バンド幅が拡大していることを示している。
一目均衡表の雲の下限21,699円が辛うじてサポートとして意識されている一方で、マイナス2σの21,758円がレジスタンスとして上値を抑えている。
ただ、26期間先の先行スパンでは、先行スパン2が先行スパン1を上抜けるネジレとなっており、基調的には下落基調が継続していることを示している。
ボリンジャーバンドでエクスパンションしていることから、下落圧力が強いことを示している。プラス3σが外側に拡張しているうちは下落基調が続くので、注意が必要となる。また、一目均衡表の雲の下限の攻防も注目点となる。
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