FITS エコノミックレポート

ドル/円回復には日米金利差拡大が重要ポイント!

2018/05/30/10:20:09

 

★ドル/円は、今年に入ってか3月までは日米金利差が拡大しても円高基調となっていた。そのため、歪んだ市場が続いていたが、4月からは教科書通りに日米金利差が拡大すると円安に、縮小すると円高になる相場となっている。そのため、分かりやすい相場つきとなっている。

 

日米金利差は5月17日に3.055%まで拡大したものの、5月23日から急速に縮小していることから、急速に円高も進行した。再び日米金利差が拡大しないと円安回帰は難しい展開となっている。

 

本邦長期金利はほとんどゼロ金利となっていることから、米長期金利の変動に左右されやすい。そのため、米長期金利が再び上昇傾向になるまで、ドルの上値を抑え円高傾向となりやすい。

 

日米金利差は転換線と基準線が2.906%に位置しており下向きで、相場は縮小傾向を示している。また、遅行線がラインチャートを下抜け、雲の下限も下抜けていることも縮小傾向を示している。

 

米国長期金利が上昇し、日米金利差が再び拡大するまではドル買いは十分注意が必要となる。

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日経225日足では38.2%押しの攻防!

2018/05/30/09:15:51

 

★日経225日足では、3月26日直近安値20,347.49円と5月21日直近高値23,050.39円をフィボナッチリトレースメントと白銀比率で分析する。イタリアやスペインの政局不安から世界的にリスク回避の動きが強まっており、NYダウが391ドル超下落したことから、日経225も下値模索の値動きとなりやすい。そのため、節目となる価格を見ていく。

 

昨日は白銀比率の29.8%がサポートとなり下値支持ラインとなったが、寄り付きは窓を空けての下落となった。ただ、38.2%押しとなる22,017.88円がサポートとして意識され攻防となっている。

下抜けした場合は75日線(緑線)21,919.75円が次の節目となりやすい。

 

特に重要となる節目では、50.0%押しとなる21,698.94円となり、ここを下抜けしてしまうと相場が崩れたことになり、3月26日の安値に向けて下落しやすい地合いとなる。

 

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保護中: 東京金60分足では振れが大きい!

2018/05/30/08:21:30

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 南欧の政局問題で全般リスク回避の動き!

2018/05/30/07:15:47

 

★欧州市場朝方の取引では、イタリアやスペインの政治混乱を嫌気し、欧州株が全面安で推移する中、円買いの動きが加速した。世界的な株安や米長期金利の大幅低下を背景に全般リスク回避の流れが活発化し、108.50円に観測されたストップロスを巻き込み、一時108.43円まで下落した。南欧政局混乱を嫌気し、リスク回避によるドル高・円高が進展したことを受け、ドル/円以外ではドル高が持続した。ただ、伊国債利回りの急騰が一服したことにより、ドル/円も108.70円前後にドルが下げ幅を縮小した。『五つ星運動』党首のルイジ・ディ・マイオ氏が、『ユーロ圏からの離脱を考えたことはない』などの見解を示したことを受け、過度のリスク回避による円買いは緩和された。3連休明けのNY勢の本格参入や米国株の取引開始待ちとなり109円前後でもみ合いとなった。原油価格の下落再燃やNYダウが大幅下落したことで、米長期金利が低下したことからドル売りに転じた。NYダウが440ドル安、米長期金利が2.77%台まで低下したことでドル売りが加速した。その後もNYダウが500ドル超下落したことでリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となった。ただ、引けにかけては株安が一服したことなどを背景に108.70円台まで下げ渋った。

 

イタリアやスペインの政治混乱を嫌気して世界的な株安やリスク回避の動きに翻弄された市場であった。欧米市場では約1円上下に振れるなど、ボラティリティが高まってきている。109円台での上値の重さが意識されたものの、下値では108.00円が意識される展開となった。大きく振れた後は、値動きが軽くなるので注意が必要となる。また、為替市場のスポット取引では月末越えとなることから、本邦実需勢の売買が活発化しやすい。また、ロンドンフィキシング(日本時間24時)では、月末絡みでの売買が活発化しやすく値動きが荒くなりやすことから、今晩と明日月末は注意が必要となる。

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ユーロ/円はバンド幅再び拡大でネジレで加速!

2018/05/29/16:35:41

 

★ユーロ/円のボリンジャーバンド(パラメータ:21、±1、±2、±3)では、±3σのバンド幅が再び拡大している。バンド幅の伸縮を示現するボリンジャー%B(パラメータ:21、3、5)も再びボリンジャー%Bとシグナルのかい離幅を広げながら上向きとなってきたことから、バンド幅の拡張が示され下落基調が強い。

注目点は、プラス3σが外側に開いているうちは戻り売り目線となる。ボリンジャー%Bの上昇が止まり、プラス3σが内側に閉じ始めると一旦下落の勢いは鈍化したことになる。さらに、ボリンジャー%Bが下向きとなりマイナス3σが内側に閉じ始めると戻り基調となる。

ロウソク足も上値・下値を切り下げているうちは下落トレンドが継続していることになる。

 

昨日一目均衡表の雲のネジレがあったが、今回はトレンドの加速となり下げ足を速める結果となった。雲のネジレでは反転することもあるが、今回のように加速することもある。

 

現状は下落トレンドの勢いが強いことから、値ごろ感のユーロ買いには注意が必要となる。買い方ならプラス3σが内側に入るまで『果報は寝て待て』か、それとも積極的に戻り売り目線で対応したい。

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