FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2022/05/16/03:01:12

米国株式市場は上昇:ポジション調整目的の買い戻し優勢

NYダウは466.36ドル高の32196.66ドル、ナスダックは434.04ポイント高の11805.00ポイントで取引を終了した。前日まで6日続落し、約1年2カ月ぶりの安値を付けたあとだけに、自律反発狙いの買いが入った。週末を控えたポジション調整目的の買い戻しも入り、一時540ドル超上げた。市場では『マージンコール(追い証)を迫られた個人投資家や投機筋による投げ売りは一巡した』との声が聞かれた。ハイテクも下げ止まったため、主要株式指数は安心感から終日堅調に推移した。VIX指数は31.77から28.87へ低下した。

 

NY外国為替市場:リスク回避姿勢の後退で円売り

ドル/円は、米10年債利回りが2.94%台まで上昇したことを手掛かりに円売り・ドル買いが先行した。本日のアジアや欧州、米国などの株式相場が反発したことを受けて、投資家のリスク回避姿勢が後退したことも円売りを促した。アジア時間の高値129.36円を上抜けて、一時129.45円まで上値を伸ばした。NY午後に入ると、週末を控えて129円台前半で値動きが鈍ったが、129円台を維持して引けた。なお、5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値は59.1と予想の64.0を下回ったものの、相場の反応は限られた。 

 

ユーロ/ドルは、米長期金利の上昇をきっかけにユーロ売り・ドル買いが先行した。ロシア産エネルギーの供給不安によるユーロ圏景気の減速懸念も根強く、前日の安値1.0354ドルを下抜けると一時1.0350ドルと2017年1月以来約5年4カ月ぶりの安値を更新した。ただ、17年1月の安値1.0341ドルが重要なサポートとして意識されると買い戻しが優勢になった。世界的な株高でリスク回避のドル買いが後退したことも相場の押し上げ要因となり、1.0416ドル付近まで持ち直した。原油高を背景に資源国通貨に対してドル安が進んだ影響も受けた。 

 

株高や原油高を理由に資源国通貨は買われた。豪ドル米ドルは一時0.6941米ドル、NZドル/米ドルは0.6290米ドルまで上昇したほか、米ドル/カナダドルは1.2899カナダドル、ドル/メキシコペソは20.0788ペソまで下落した。また、豪ドル/円は89.72円、NZドル/円は81.31円、カナダドル/円は100.25円、ペソ/円は6.44円と日通し高値を更新した。

 

NY原油先物市場は3日続伸:需給ひっ迫を意識し高い優勢

NY原油先物市場は106.29ドル-110.64ドルのレンジ相場となった。欧州連合(EU)のロシア産原油の禁輸方針や、ロシアの報復措置としてのEUに本拠を置く企業を対象に天然ガス供給の停止など、ロシア産原油に絡んだ供給不安が買いを後押した。ロシアはブルガリアとポーランドに加え、13日はNATO加盟を申請したフィンランドへのガス供給停止の可能性を警告したと報じられている。ロンドン市場の序盤にかけて106.29ドルまで下げたが、需給ひっ迫を意識した買いが続いていること、米国株高が意識されたことから、ニューヨーク市場の取引終盤にかけて110.64ドルまで一段高となった。通常取引終了後の時間外取引では主に110ドル台で推移した。

 

NY金先物市場は続落:米長期金利と米株の上昇を嫌気した売り

NY金先物市場は1797.20-1827.60ドルのレンジ相場となった。この日は米長期金利、米株が上昇し、為替市場でドルが対ユーロで堅調な動きを維持するなか、金は続落した。4週連続下落し、中心限月としては約3カ月ぶりの安値水準となった。アジア市場の終盤に1827.60ドルまで買われたがニューヨーク市場の序盤にかけて売りが強まり、一時1797.20まで下落した。2月4日以来の安値をつけた。ただ、ユーロ安が一服したことから、売りはまもなく縮小した。1817.20ドルまで反発し、通常取引終了後の時間外取引では主に1808ドル近辺で推移した。 

 

米国債券市場は下落:米株高によるリスク選好から売り優勢に

米国債券市場で中長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.58%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.07%高い2.92%で終了した。米国株相場の大幅上昇で、安全資産とされる米国債に売りが出た。週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。 

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2022/05/13/07:37:08

米国株式市場はまちまち:米経済が景気後退入りするとの警戒感に売り優勢

NYダウは103.81ドル安の31730.30ドル、ナスダックは6.72ポイント高の11370.96ポイントで取引は終了した。米国経済が景気後退入りするとの警戒感に、寄り付き後は下落した。高インフレや連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めへの警戒感も強く、終日軟調に推移した。不透明感が強く、荒い展開が続く中、値ごろ感からハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は小幅高で引けた。市場では『マージンコール(追い証)を迫られた個人投資家や投機筋による売りが出た』との声も聞かれ、NYダウは一時600ドル超下落した。ただ、一時はプラス圏を回復するなど本日も不安定な値動きとなった。VIX指数は32.56から31.77へ低下した。

 

NY外国為替市場:リスク回避のドル買い・円買い進む

ユーロ/ドルは、中国経済の不透明感に加えて、米金融引き締め加速への警戒感から世界的に株価が下落すると、リスク回避のドル買いが優勢となった。ウクライナ情勢が長期化する中、天然ガスの高騰でエネルギー供給不安が高まりユーロ圏経済の不確実性が意識された面もあり、一時1.0354ドルと2017年1月以来約5年4カ月ぶりの安値を更新した。 

 

ドル/円は、NYダウが一時600ドル超下落するなど、米国株相場が軟調に推移すると、投資家がリスク回避姿勢を強め円買いが優勢となった。市場では『世界景気の先行き不透明感から、足もとで膨らんだ円売りポジションを解消する動きが広がった』との声が聞かれ、一時127.52円と4月27日以来の安値を付けた。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。円以外の通貨に対してはドル高が進んだため、ドル円は128.46円付近まで下げ幅を縮める場面があった。 

 

NY原油先物市場は続伸:供給不安から買い優勢

NY原油先物市場は102.66ドル-107.37ドルのレンジ相場となった。欧州連合(EU)がロシア産原油の禁輸方針の実施に向けて調整が続いているとの報道を受けて供給不安がくすぶり、買いが優勢となった。ただ、中国の景気減速懸念や為替相場でドルがユーロで大幅上昇したことが重石となり、上値は限られた。石油輸出国機構(OPEC)はロシアによるウクライナの軍事侵攻を理由に2022年の世界石油需要見通しを下方修正した。製品在庫の減少が続いており、需給ひっ迫を意識した買いが入った。世界経済の減速が警戒されているものの、ニューヨーク市場の中盤にかけて107.37ドルまで一段高となった。ただ、その後は利食い売りが増えており、通常取引終了後の時間外取引では主に106ドル台で推移している。

 

NY金先物市場は反落:ドル高が嫌気され売り優勢

NY金先物市場は1820.40-1858.80ドルのレンジ相場となった。為替市場でドルが対ユーロで大幅高となり、ドル建ての金に割高感が生じたことで売りに押された。アジア市場で1858.80ドルまで買われたが、安全逃避的なドル買い・ユーロ売りが増えたことや暗号資産の下落を意識した売りが強まり、ニューヨーク市場で1820.40ドルまで下落した。通常取引終了後の時間外取引では1825ドルを下回る水準で推移した。

 

米国債券市場は上昇:リスク回避の債券買い優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.08%低い(価格は上昇)2.56%で終了した。また、この日から長期金利の指標となった表面利率2.875%の米10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い2.85%で終了した。中国経済の不透明感に加えて、米金融引き締め加速への警戒感から世界的に株価が下落すると、安全資産とされる米国債に買いが入った。 

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2022/05/12/07:34:32

米国株式市場は下落:高インフレ定着と成長減速懸念から売り優勢

NYダウは326.63ドル安の31834.11ドル、ナスダックは373.44ポイント安の11364.23ポイントで取引を終了した。中国のコロナ流行状況が改善したとの報道で世界経済成長の減速懸念が後退し、寄り付き後は上昇した。しかし、4月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったため、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締めにもかかわらず高インフレが定着すると同時に、成長減速にもつながるとの懸念も広がり、下落に転じた。ハイテクの売りも加速し、引けにかけて主要株式指数は下げ幅を拡大した。ただ、一時は420ドル超上昇するなど総じて不安定な値動きとなった。VIX指数は32.99から32.56へ低下した。

 

NY外国為替市場:先行きの米インフレの見方分かれ行って来い相場

ドル/円は、注目の4月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことが分かると米金利上昇とともに全般ドル買いが先行し、一時130.81円と日通し高値を付けた。ただ、買いが一巡すると一転下落した。米CPI発表後に一時3.0739%前後まで上昇した米10年債利回りが2.90%台まで急低下したことが相場の重石となり、129.40円と日通し安値を付けた。一時420ドル超上昇したNYダウが下げに転じ、360ドル超下落したこともリスク回避の円買いを誘った。もっとも、129円台では本邦実需勢中心に押し目買い意欲が旺盛で下押しは限定的となった。引けにかけては130円台前半まで下げ渋った。なお、4月米CPIは前年比で8.3%と予想の8.1%を上回ったものの、1981年12月以来の高水準だった3月の8.5%から減速した。減速は昨年8月以来で、市場では『インフレはピークを付けた可能性がある』との声が聞かれた。一方、『コア指数を中心に予想を大きく上回っており、基調的なインフレ圧力が引き続き極めて強く持続的であることが示された。インフレはまだピークに達していない』との見方もあった。 

 

ユーロ/ドルは、4月米CPIが予想を上回ったことが明らかになるとドル買いが先行し、一時1.0502ドルと日通し安値を付けた。ただ、ドル買いの勢いはすぐに後退して1.0577ドルと日通し高値を付けた。もっとも、米国株相場の下落に伴うリスク回避のドル買いが入ると1.0510ドル付近まで押し戻された。なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は講演で『最初の利上げは純資産購入終了の数週間後になるかもしれない』と述べ、7月利上げの可能性を示唆。このところ、インフレ警戒から7月利上げに言及するECB理事会メンバーの声が増えており、市場では早期利上げ観測が高まっている。

 

NY原油先物市場は3日ぶりに反発:需給ひっ迫を意識した買い優勢

NY原油先物市場は98.20ドル-106.44ドルのレンジ相場となった。ロシア産天然ガスのウクライナ経由での欧州への輸送量が減少し、供給不安が再燃するなか、原油は買い戻しが優勢となった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫は848.7バレルの積み増しと予想以上の増加となった一方で、ガソリンは360.7万バレルの取り崩しと予想以上に減少し、反応は限られた。米国株安が多少嫌気されたが、ニューヨーク市場の終盤にかけて106.44ドルまで一段高となった。通常取引終了後の時間外取引では主に105ドル台で推移している。

 

NY金先物市場は3日ぶりに反発:換金目的売り一巡で買い戻し優勢

NY金先物市場は1830.60-1857.80ドルのレンジ相場となった。米4月消費者物価指数(CPI)の発表直後はドルが急伸し、ドル建ての金も売りに押されたが、一転ドル買いが後退したことや、インフレのピークアウト期待が強まったことを背景に買い戻しが入った。アジア市場で1830.60ドルまで下げたが、換金目的の売りは一巡したことから、ニューヨーク市場の序盤にかけて1857.80ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では1850ドル台で推移した。 

 

米国債券市場はまちまち:米国株下落でリスク回避により長期ゾーンに買い

米国債券市場で中期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)2.64%で終了した。また、長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は上昇)2.92%で終了した。4月米消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことが分かると売りが先行した。利回りは一時3.0739%前後まで上昇した。ただ、売り一巡後は材料出尽くし感から買い戻しが入った。米国株相場の下落で、相対的に安全資産とされる米国債に買いが入った面もあった。

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2022/05/11/07:34:18

米国株式市場はまちまち:終日神経質な展開が続いた

NYダウは84.96ドル安の32160.74ドル、ナスダックは114.42ポイント高の11737.67ポイントで取引を終了した。金利の上昇が一段落し、投資家心理が改善し寄り付き後は上昇し一時500ドル超上げた。しかし、世界経済が景気後退入りするとの懸念が根強く、売りが再開し、下落に転じ一時350ドル超下げる場面もあった。インフレの重要指標となる消費者物価指数(CPI)の発表を控えて警戒感も強く、終日神経質な展開が続いた。金利の低下で、高PER(株価収益率)のハイテクは買戻しが優勢となり、ナスダック総合指数は上昇した。VIX指数は34.75から32.99へ低下した。

 

NY外国為替市場:米FRB要人のタカ派発言でドル買い優勢

ユーロ/ドルは、NY序盤に一時1.0575ドル付近まで買い戻される場面もあったが、アジア時間に付けた日通し高値1.0585ドルが目先レジスタンスとして働くと失速した。独長期金利が大幅に低下したことも相場の重しとなり、一時1.0526ドルと日通し安値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するメスター米クリーブランド連銀総裁が『0.75%の利上げの可能性を永遠に排除することはない』と述べたこともユーロ売り・ドル買いを誘った。なお、ナーゲル独連銀総裁は『欧州中央銀行(ECB)の7月利上げ開始を支持する』『ECBは6月末に資産購入プログラム(APP)を終了する必要』『遅すぎる行動のリスクは著しく増加』などと述べたが、同総裁はかねてより金融引き締めに積極的な姿勢を示しているだけに相場の反応は限られた。 

 

ドル/円は、129.87円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値129.80円を前に買い戻しが入ると130.45円付近まで切り返した。欧州通貨やオセアニア通貨に対してドル買いが進んだ影響を受けたほか、メスター米クリーブランド連銀総裁が0.75%の利上げの可能性に含みを持たせたことが相場を下支えした。もっとも、NY時間に限れば大きな方向感は見られなかった。市場では『明日発表の4月米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたい』との声が聞かれた。 

 

NY原油先物市場は続落:世界経済の減速懸念強まり売り優勢

NY原油先物市場は98.86ドル-104.16ドルのレンジ相場となった。中国のコロナ対策による景気減速懸念が根強く、エネルギー需要の鈍化観測が高まっていることが、引き続き原油の上値を圧迫する要因と意識されている。また、欧州連合(EU)のロシア産原油禁輸方針に対し、ロシア産原油に依存度の高いハンガリーなど東欧諸国が反対姿勢を示していることも売りを強めた。ロンドン市場の序盤にかけて104.16ドルまで買われたが、世界経済の減速懸念が強まり、売りが優勢となった。ニューヨーク市場の中盤以降に下げ幅は拡大し、98.86ドルをつけた。通常取引終了後の時間外取引では100ドルを挟んだ水準で推移している。

 

NY金先物市場は続落:割高感が意識され換金目的の売り

NY金先物市場は1834.50-1864.70ドルのレンジ相場となった。前日の終値水準で動意が鈍かったが、為替市場で全般ドルが底堅い動きとなるとドル建ての金に割高感も意識され、徐々に売りに押された。アジア市場で1864.70ドルまで買われたが、その後は弱含み。ニューヨーク市場で換金目的の売りが再び優勢となり、通常取引終了後の時間外取引で1834.50ドルまで一段安となった。 

 

米国債券市場はまちまち:米4月CPI発表を控えポジション調整の売買

米国債券市場で中期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.01%高い(価格は下落)2.61%で終了した。また、長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%低い(価格は上昇)2.99%で終了した。明日の4月米消費者物価指数(CPI)を前にポジション調整目的の買いが優勢となった。市場では『3月米CPIに続きインフレのピークアウト感が確認できるとの期待から、先回りして債券を買う動きが見られた』との声が聞かれた。 

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2022/05/10/07:31:00

米国株式市場は大幅続落:米中の景気後退懸念が強まり売り優勢

NYダウは653.67ドル安の32245.70ドル、ナスダックは521.41ポイント安の11623.25ポイントで取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策の正常化を目指し緩和解除を開始したため、投資家によるリスク資産を軽減する動きが続き、寄り付き後は下落した。中国のコロナによる都市封鎖も継続しサプライチェーン混乱も継続、加えて、FRBの急速な利上げにより景気後退入りへの懸念も強まり、引けにかけては下げ幅を拡大した。市場では『マージンコール(追い証)を迫られた個人投資家や投機筋による売りが出た』との声も聞かれ、NYダウは一時770ドル超下落した。VIX指数は30.19から34.75へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米国株の大幅続落でリスク回避の円買い

ドル/円は、アジア時間に一時131.35円と2002年4月以来約20年1カ月ぶりの高値を付けたものの、欧米市場に入ると利食い売りなどが優勢となり、一時130.06円と日通し安値を付けた。一時は3.2006%前後と18年11月以来の高水準を付けた米10年債利回りが3.02%台まで急低下したことも相場の重石となった。米国株相場の大幅続落を受けてリスク回避の円買いが強まった影響も受けた。

 

ユーロ/ドルは、ウクライナへの侵攻を続けるロシアの首都モスクワではこの日、対ドイツ戦勝記念日の式典が行われ、プーチン露大統領が演説を行ったものの、注目されていた『戦争宣言』がなかったためユーロを買い戻す動きが広がり、一時1.0517ドル付近まで下押しする場面もあった。しかし、アジア時間に付けた日通し安値1.0495ドルがサポートとして働くと再び強含む展開になり、1.0593ドルと日通し高値を更新した。ユーロ/豪ドルやユーロ/NZドルなどユーロクロスの上昇につれた買いも入った。

 

米国株安に加えて、原油など商品相場の下落を背景に資源国通貨が軟調に推移した。豪ドル/米ドルは一時0.6945米ドル、NZドル/米ドルは0.6320米ドルまで下落したほか、米ドル/カナダドルは1.3016カナダドルまで上昇した。また、豪ドル/円は90.46円、NZ/ドル円は82.34円、カナダドル/円は100.08円と日通し安値を更新した。

 

NY原油先物市場は4日ぶりに大幅反落:世界経済の減速懸念高まり売り優勢

NY原油先物市場は102.13ドル-110.49ドルのレンジ相場となった。欧州連合(EU)のロシア産原油禁輸方針を受けて先週後半に3日続伸した反動で週明けは利益確定売りが先行した。また、中国では上海市のロックダウン(都市封鎖)が長期化するなどコロナ対策による景気減速で、エネルギー需要見通しに対する懸念が高まっていることが嫌気された。アジア市場の序盤で110.49ドルをつけたが、その後は下げる展開。供給不安は消えていないものの、世界経済の減速懸念が強まり、売りが優勢となった。ニューヨーク市場の中盤以降に下げ幅は拡大し、通常取引終了後の時間外取引で株安を意識して102.13ドルまで一段安となった。 

 

NY金先物市場は3日ぶりに反落:上値の重さが意識され換金目的の売り

NY金先物市場は1851.00-1885.60ドルのレンジ相場となった。テクニカル的に心理的節目の1900ドル近辺での上値の重さが確認され、利益確定の売りが優勢となった。金利の先高感が強いことも、金利を生まない金の売りを後押しした。アジア市場の序盤で1885.60ドルまで買われた後は下げる展開。米長期金利の低下や株安は支援材料にはならなかった。ニューヨーク市場では換金目的の売りが優勢となり、通常取引終了後の時間外取引で1851.00ドルまで一段安となった。

 

米国債券市場は反発:米国株相場が大幅下落するとリスク回避の買い戻し

米国債券市場で中長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.10%低い(価格は上昇)2.60%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.10%低い3.03%で終了した。インフレ抑制のため米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを積極的に進めるとの見方から、時間外取引では債券売りが優勢となった。利回りは一時3.2006%前後と2018年11月以来の高水準を付ける場面があった。ただ、米国株相場が大幅に下落すると、投資家がリスク回避姿勢を強め相対的に安全資産とされる米国債に買いが集まった。 

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