FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2018/09/03/03:01:27

米国株式市場はまちまち:3連休控え利益確定売り優勢

NYダウは22.10ドル安の25964.82、ナスダックは21.17ポイント高の8109.54で取引を終了した。朝方は、カナダとの通商交渉を見極めたいとの思惑から小動きだった。中国からの輸入品2000億ドルに対する関税引き上げへの警戒感や、3連休を控えて目先の利益確定する目的の売りが出た。ただ、ハイテク大型株は買いが継続し堅調推移となった。VIX指数は13.53から12.86へ低下した。

 

NY外国為替市場:引けにかけてドル買い強まる

ドル/円は、世界的な貿易戦争が懸念される中、安全な投資先としてのドルが買われやすい状況だった。この日発表の米経済指標が総じて市場予想を上回ったこともあり、一時111.13円とアジア時間に付けた日通し高値に面合わせとなった。半面、円も買われやすい状況にあるため、上値は限定的だった。引けにかけて、USTR(米通商代表部)ライトハイザー代表が『協議は建設的で、進展も見られる』とし、来週協議を再開することを明らかにすると、合意への期待が再燃し米長期金利も上昇に転じ、ドル買いが再燃した。ユーロ/ドルは、米国とEU間の貿易摩擦が激しくなると懸念される中、欧州時間に発表された8月ユーロ圏消費者物価指数(CPI)速報値が市場予想を下回ったためユーロ売り・ドル買いが先行した。米経済指標が総じて市場予想を上回ったこともユーロ売り・ドル買いが強まり一時1.1585ドルまで値を下げた。

 

NY原油先物市場は反落:ユーロ安・ドル高で上値も重い展開

NY原油先物市場は一時69.64ドルまで売られた。前日にトランプ米大統領が翌週にも中国製品に対して2000億ドルの追加関税を発動すると報じられ、米中貿易戦争の激化がエネルギー需給に悪影響を与えるとの警戒感が原油の上値を圧迫した。また、9月3日が米国市場の休場となるため、ポジション調整みられる売買が中心となった。ユーロ安・ドル高の相場展開となったことから、原油価格の上値はやや重くなった。しかし、69ドル台後半では押し目買いが散見された。米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週末比2基増の862基と増加した。

 

NY金先物市場は小反発:ユーロ安・ドル高で上げ幅縮小

NY金先物市場は一時1214.90ドルまで買われた。新興国不安や米中貿易摩擦懸念の高まりで安全資産の金が買われた。ただ、最近ではリスクオフムードでも金が買われる傾向が限られており、値動きの鈍い展開となった。また、ユーロ安・ドル高の相場展開を受けて上げ幅はやや縮小した。

 

米国債券市場は小反落:米国株持ち直しで売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは小反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.86%で終了した。新興国経済の不透明感などを背景に債券買いが入ったものの、米国株が底堅く推移したことで売りが優勢となった。

 

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2018/08/24/07:59:30

米国株式市場下落:米中貿易協議やトランプ政権への不透明感を嫌気

NYダウは76.62ドル安の25656.98、ナスダックは10.64ポイント安の7878.46で取引を終了した。小幅上昇して寄り付いたものの、米中貿易協議やトランプ米政権によるロシア疑惑などの先行き不透明感が強く、売りが優勢となった。ゴールドマン・サックスやキャタピラー、ボーイングなどの下落が指数を押し下げる要因となった。半面、ホーム・デポやビザなどの上昇が相場の下支え要因となった。一方、明日のパウエルFRB議長による講演内容を見極めたいとの思惑もあり、下値は限られた。VIX指数は12.25から12.41へ上昇した。

 

NY外国為替市場:各国の事情で総じてドル買い優勢

ドル/円は、ポンドや豪ドル、ユーロに対してドル高が進むと、円に対してもドル買いが進み、一時111.32円まで上げた。英国ではEUと合意なしでEU離脱した場合の歩インドへの影響が懸念された。また、豪州ではターンブル豪首相への辞任圧力が強まり、与党・自由党で混乱が続いていることなどを背景に売りが出た。ユーロ/ドルは、最終日を迎えた米中事務次官級通商協議や本日から開催されるジャクソンホール会議などを控えて、しばらくは様子見ムードが強かった。ただ、ディマイオ伊副首相が『移民問題が解決されなければ、EU予算にイタリアは拠出しない』などと述べると、全般ユーロ売りが出て一時1.1530ドルと日通し安値を付けた。

 

NY原油先物市場は小幅反落:ドル高を嫌気した売り優勢

NY原油先物市場は一時67.32ドルまで売られた。昨日大きく上げた反動から、利益確定売りが先行した。また、米中が互いに160億ドル相当の輸入品に25%の追加関税を発動。予定通りとはいえ、エネルギー消費大国同士のいがみ合いも原油価格の重石となった。また、ドルが主要通貨に対して総じて強かったことも原油価格の上値を抑えた。

 

NY金先物市場は反落:ドル高を嫌気した売り優勢

NY金先物市場は5営業日ぶりに反落となり、一時1190.20ドルまで売られた。主要通貨に対するドル高を意識した売りが優勢だった。ただ、米国株の下落を意識した買いも入っており、リスク回避的な金買いは一部で続いた。

 

米国債券市場は横ばい:全般様子見ムード強い展開

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前日と同じ2.82%で終了した。明日のパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演を前に様子見が広がった。この日発表された米経済指標は強弱入り混じる内容だったため、反応は限定的だった。

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2018/08/23/07:28:25

米国株式市場はまちまち:高値後の利益確定売りが優勢に

NYダウは88.69ドル安の25733.60、ナスダックは29.92ポイント高の7889.10で取引を終了した。前日まで4日続伸し約6ヵ月半ぶりの高値を付けたあとだけに、利益確定目的の売りが優勢となった。トランプ大統領の元選挙対策委員長が有罪評決を受けたほか、元個人弁護士が司法取引に応じたことで、政権運営の先行き懸念が強まった。ナスッダク総合指数が上昇する一方で、NYダウが下落した。注目のFOMC議事要旨では、経済情勢に大きな減速が見られない限り、多くの当局者が近い将来に追加利上げが適切になると認識していることが示された。VIX指数は12.86から12.25へ低下した。

 

東京外国為替市場:NY時間では全般ドル買戻し

ドル/円は、米国政治に対する不透明感などを手掛かりに円買い・ドル売りが入る場面もあったが下押しは限定的だった。日経平均先物が堅調に推移したほか、資源国のクロス円が買われた流れに沿って円売り・ドル買いが優勢となった。一時110.61円と日通し高値を付けた。もっとも、NY中盤以降は110円台半ばでのもみ合いに終始した。

ユーロ/ドルは、米国政治に対する不透明感が広がるなか、全般ドル売りが先行し一時1.1623ドルと8日以来の高値を付けた。市場では『トランプ米大統領の米FRB利上げ批判が尾を引き、ドルは軟調だった』との指摘があった。ただ、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。米FOMC議事要旨(7月31-8月1日分)を前にポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いが出て1.15ドル台後半まで押し戻された。FOMC議事要旨では、経済の力強さに対応するために近い将来利上げを実施する可能性について討議された一方、経済に打撃を与える貿易戦争の可能性について懸念を示したことが分かった。楽観と警戒が入り混じる内容となったため相場の反応は限られた。 

 

NY原油先物市場は続伸:原油在庫が予想以上に減少で買い優勢

NY原油先物市場は一時68.08ドルまで買われた。米国のイランに対する制裁で同国産原油の供給が減少することへの懸念は根強く、相場の下値を支えた。注目された米エネルギー省(EIA)週間石油在庫は、原油在庫が前週680万バレル程度の積み増しから583.6万バレルの取り崩しに大きく振れた。市場予想も上回る取り崩し幅に、原油相場は買いが強まった。また、米中貿易協議への期待も引き続き原油価格に対する支援材料となった。

 

NY金先物市場は続伸:トランプ大統領の政治リスクの高まりから買い優勢

NY金先物市場は一時1208.40ドルまで買われた。前日、心理的節目の1200ドルで引けたことにより買い安心感が広がり、底堅い動きとなった。トランプ米大統領を巡る政治リスクの高まりも、安全資産とされる金に資金を向わせた。ただ、ユーロ高が一服したことや米FOMCの議事要旨公表を控えて利食い売りも観測され、上げ幅はやや縮小した。

 

米国債券市場は反発:米国政治に対する不透明感から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%低い(価格は上昇)2.82%で終了した。米国政治に対する不透明感などを手掛かりに安全資産とされる債券に買いが入ったものの上値も重かった

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2018/08/22/07:37:27

米国株式市場は上昇:決算が好感され消費関連銘柄が買われる

NYダウは63.60ドル高の25822.29ドル、ナスダックは38.17ポイント高の7859.17で取引が終了した。米中貿易協議が進展するとの期待から買いが先行したほか、決算が好感された消費関連銘柄などが買われ指数の押し上げ要因となった。原油高や米長期金利の上昇も相場の支援材料となった。ただ、明日のFOMC議事録を見極めたいとの思惑から緩やかな上昇となった。S&P500は史上最高値を更新した。VIX指数は12.49から12.86へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ドル/円の110円台半ばは上値が重い

ドル/円は、米中『貿易戦争』の収束期待から米国株式市場が堅調に推移すると、円売り・ドル買いが先行した。日経平均先物が150円上昇したことも相場の支援材料となり、一時110.54円まで値を上げた。ただ、110円台半ばから上の水準には断続的に売り注文が観測されているため、一本調子で上昇する展開にはならなかった。取引終了間際には、トランプ米大統領の元顧問弁護士コーエン氏の『ある候補者の指示で選挙法に違反した』との発言をきっかけに時間外のNYダウ先物とドル円に売りが出て上げ幅を縮めた。 ユーロ/ドルは、前日にトランプ米大統領がFRBの利上げ政策を批判した影響で、全般ドル売りが出やすい地合いだった。一時1.1492ドル付近まで下押しする場面があったが、1.15ドル割れ水準で押し目買いなどが入ったため持ち直した。ポンド/ドルの上昇につれた買いも入り一時1.1601ドルまで値を上げた。

 

NY原油先物市場は続伸:ユーロ高、株高で買い優勢

NY原油先物市場は一時66.49ドルまで買われた。米中貿易摩擦の緩和期待などで買いが先行した。ユーロ高継続や米国株高を意識した買いが入った。また、米中貿易協議への期待も原油価格の支援材料となった。翌日の週間原油在庫統計では取り崩しに大きく振れるとの市場予想もあり底堅く推移した。

 

NY金先物市場は続伸:全般ドル安で金買いに優勢

NY金は一時1204.30ドルまで買われた。先週後半から買い戻し基調が継続された。NY勢が参入すると、利益確定売りに押され前日終値付近まで水準を落とす場面もあった。しかし、外国為替市場でドルが対ユーロに対して軟調推移したことで金買いにつながった。

 

米国債券市場は反落:リスク選好の動きから売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.01%高い(価格は下落)2.83%で終了した。米国株式市場の上昇を背景に、安全資産とされる債券に売りが出た。しかし、22日FOMC議事録要旨や24日パウエル米FRB議長の講演など重要イベントを前に売りの勢いは限定的となった。

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2018/08/21/07:42:06

米国株式市場は上昇:米中貿易協議が進展するとの期待買い

NYダウは89.37ドル高の25758.69、ナスダックは4.68ポイント高の7821.01で取引を終了した。米中貿易協議が進展するとの期待から買いが優勢となった。また、欧州株が全面高となったほか、アナリストが投資判断を引き上げたスポーツ用品のナイキが買われたことも指数の押し上げ要因となった。S&P500及びNYダウは終日堅調推移した。ナスダック総合指数も朝方は下落に転じる場面も見られたが、引けにかけて上昇に転じた。VIX指数は12.64から12.49へ低下した。

 

NY外国為替市場:トランプ発言で全般ドル売り優勢

ドル/円は、米長期金利の低下などをながめ円買い・ドル売りが先行した。『トランプ大統領は先週末の政治献金者の集いで、パウエル米FRB議長の利上げ政策を批判した』と伝わると、全般ドル売りが優勢となった。その後、トランプ大統領が一部通信社とのインタビューでFRBの利上げ継続について『気に入らない』と述べたほか、『今週の貿易協議で中国から多くを予想しない』『中国との貿易摩擦を収束させる期限は存在しない』との見解を示すと全般ドル売りが加速した。ユーロ/ドルは、トランプ大統領によるFRB利上げ批判をきっかけに全般ドル売りが先行した。米長期金利が一時2.8136%前後と7月6日以来の低水準を付けたこともユーロ買い・ドル売りを促し1.1485ドルまで上値を伸ばした。

 

NY原油先物市場上昇:米国株高とドル安で買い優勢

NY原油先物市場は一時65.62ドルまで買われた。通商摩擦をめぐる米中の次官級協議を控えて、エネルギー消費大国同士の緊張感湾への期待感で底堅い動きとなった。また、米国のイランへの経済制裁によるイラン産原油の供給懸念も、原油相場の下支え要因となった。米国株高やドル安も買い材料となった。

 

NY金先物市場は上昇:ドル安と米長期金利低下を好感

NY金先物市場は一時1197.70ドルまで買われた。為替市場でユーロ高・ドル安に振れたことや、米長期金利が低下したことが好感され買い材料となった。

 

米国債券市場は反発:イベント前の持ち高調整の買戻し

米国債券市場で長期ゾーンは反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は上昇)2.82%で終了した。一時2.8136%前後と7月6日以来の低水準を付けた。米商品先物取引委員会(CFTC)が17日発表した建玉報告では、14日時点で投機筋による米10年債先物のショートが過去最大となった。市場では『ジャクソンホール会議など週後半の重要イベントを前に持ち高調整の買戻しが優勢となった』との指摘があった。

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