FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2019/11/14/07:56:41

米国株式市場はまちまち:パウエル米FRB議長の議会証言で持ち直す展開

NYダウは92.10ドル高の27783.59、ナスダックは3.99ポイント安の8482.10で取引を終了した。米中通商協議の先行き不透明感や香港情勢の緊迫化が懸念されて売りが先行し一時100ドル超下落したものの、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で『金融政策は現状が適切』と述べ、当面の金利据え置きを示唆すると株式の買い安心感につながった。ナスダックは、前日に過去最高値を更新していただけに利益確定目的の売りがやや優勢となった。 VIX指数は12.68から13.00へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米中貿易協議の進展期待が後退でドルの重石

ドル/円は、米中貿易協議の進展期待が後退したほか、香港情勢の緊迫化が懸念され、世界的に株価が下落するとリスク・オフの様相が強まり円買い・ドル売りが広がった。米長期金利が一時1.86%台まで低下したことも相場の重しとなり、一時108.66円と7日以来の安値を付けた。ただ、一時は100ドル超下落したNYダウが持ち直し、史上最高値を更新するとドル/円にも買い戻しが入り108.85円付近まで下げ渋った。『米中貿易交渉は農産物の購入めぐり暗礁に乗り上げた』との報道が伝わると、米国株の失速とともに円買い・ドル売りが優勢となり一時108.62円まで下落した。ただ、株価がすぐに持ち直したためドル/円も再び下げ渋った。なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米上下両院合同経済委員会で『基本見通しは引き続き良好』と指摘した。世界経済成長の減速や米中貿易摩擦の影響など『留意するべきリスクは依然として存在する』としながらも、『経済活動が持続的に拡大する公算が極めて大きいと予想。現在の金融政策スタンスは引き続き適切となる公算が大きい』と述べた。

ユーロ/ドルは、ユーロ/円の下落につれた売りが出て一時1.0995ドルと10月15日以来の安値を付けたものの、米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りが入ったため下値は限定的だった。今日の高値は欧州時間に付けた1.1020ドルで値幅は0.0025ドル程度と小さかった。 

 

NY原油先物市場は反発:原油需要見通しの上方修正思惑から買い優勢

NY原油先物市場は56.20ドルー57.53ドルのレンジ相場となった。13日に上下両院合同経済委員会で行なわれたパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の議会証言では、『景気の基本見通しは楽観的だが、リスクは依然下方』との見方が示されており、パウエル議長の証言内容は市場参加者の想定と大きく異なるものではなかったことから、原油先物は下げ渋った。また、OPECのバーキンド事務局長が世界の原油需要見通しを上方修正する可能性を示唆したことで、堅調に推移した。また局長は世界の経済成長についても、楽観的な発言をした。

 

NY金先物市場は反発:リスク回避の動きから金買い戻し

NY金先物市場は1456.40-1467.90ドルのレンジ相場となった。 米中通商協議の行方が不透明なことや香港のデモの激化などで、アジアや欧州株式市場が軟調だったことで、避難先として金先物が買われた。また米議会でのトランプ大統領弾劾調査の公聴会初日ということも、市場の不安要素となり金先物の上昇要因となった。もっとも反落して始まった米国株がプラス圏を回復したこともあり、金先物価格も上値が限られた。 

 

米国債券市場は続伸:リスク回避の動きが強まり買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は上昇)1.88%で終了した。米中貿易協議を巡る不透明感や香港情勢の緊迫化を背景に、安全資産とされる米国債に買いが集まった。 

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2019/11/13/07:46:01

米国株式市場はまちまち:新味のない講演内容にやや売り優勢

NYダウは前日比と同じ27691.49ドル、ナスダックは21.81ポイント高の8486.09で取引が終了した。トランプ大統領が欧州製自動車に対する追加関税の方針決定を6か月間先送りするとの報道を受け、買いが先行した。トランプ米大統領のNYでの講演を控えてしばらくは小高い水準でのもみ合いが続いていたが、トランプ米大統領の発言が伝わるとやや売りが優勢となった。ただ、引けにかけては押し目買いが入り持ち直した。なお、NYダウが前日終値と全く同じ値で引けるのは5年7カ月ぶり。VIX指数は12.69から12.68へわずかに低下した。

 

NY外国為替市場:ドルは終盤にかけて弱含みの展開

ドル/円は、米国株市場でナスダック総合が史上最高値を更新すると一時109.24円付近まで値を上げる場面もあったが、上値は重かった。NY終盤にかけては弱含む展開だった。トランプ米大統領はニューヨーク・エコノミッククラブでの講演で中国との貿易交渉について『第1段階の合意は署名が間近だ』と強調した一方、『合意できなければ関税を大幅に引き上げる』『25%の関税を全て受け取るのも悪くはない』と述べ、中国側に引き続き圧力をかけた。通商交渉を巡る新情報がなかったことへの失望感から、NYダウが下げに転じるとリスク回避的な円買い・ドル売りが優勢となり一時108.89円と日通し安値を付けた。欧州連合(EU)自動車関税先送りについて言及がなかったことも嫌気された。ただ、前日の安値108.90円が目先サポートとして意識されるとやや下げ渋っている。

 ユーロ/ドルは、欧州市場では11月独ZEW景況感指数が予想を上回ったことで一時1.1037ドル付近まで買われたものの、前日の高値1.1043ドルをバックに戻りを売りたい向きは多く上値は重かった。ユーロ/ポンドなど一部ユーロクロスの下落につれた売りも出て一時1.1003ドルと10月15日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。なお、ユーロ/スイスフランは一時1.0927スイスフラン、ユーロ/カナダドルは1.4550カナダドルまでユーロ安に振れた。 

 

NY原油先物市場は続落:トランプ大統領の講演内容への失望売り

NY原油先物市場は56.54ドル‐57.55ドルのレンジ相場となった。EUに対する自動車関税延期という憶測が流れていたこともあり、原油価格はNY午前までは堅調に推移していた。しかし、米一部メディアが『トランプ米大統領はEU自動車関税の判断を先送りしない可能性がある』と報じたことや、注目されたトランプ米大統領の講演で通商問題では不透明な発言が多かったこともあり、原油先物は小幅ながら続落して引けた。また、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの主要産油国で構成する『OPECプラス』は減産期限を延長することで合意するとみられているが、減産幅拡大の可能性は低いとの見方が依然として多い。

 

NY金先物市場は続落:ユーロ安・ドル高で売り優勢

NY金先物市場は1446.20-1461.30ドルのレンジ相場となった。ナスダック総合や、S&P500が取引時間中の最高値を更新したこともあり、リスクオンにより金先物価格は弱含んだ。またユーロ/ドルが約1カ月ぶりの水準までドル買い・ユーロ売りが進み、ドル高で取引される金先物価格は割高感からも上値が重く推移した。もっとも、引け間際にはNYダウがマイナス圏に入ると金先物価格も下げ幅を徐々に縮小した。

 

米国債券市場は反発:パウエル米FRB議長の議会証言控え様子見ムード

米国債券市場で長期ゾーンは3営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)1.93%で終了した。翌日のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言など重要イベントを前に大きな方向感は出なかった。トランプ米大統領のエコノミッククラブでの講演内容については目立った反応は見られなかった。

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2019/11/12/07:36:31

米国株式市場はまちまち:米中貿易協議や香港情勢の悪化懸念で売り先行

NYダウは10.25ドル高の27691.49ドル、ナスダックは11.04ポイント安の8464.28で取引を終了した。米中貿易協議をめぐる楽観論が後退したほか、香港情勢の悪化を懸念した売りが先行し一時160ドル超下げた。ただ、個別に材料の出た航空機のボーイングやドラッグストア大手のウォルグリーンズ・ブーツ・アライアンスが大幅高となり、NYダウをプラス圏に押し上げた。VIX指数は12.07から12.69へ上昇した。

 

NY外国為替市場:市場参加者少なく値動きの鈍い展開

ドル/円は、米中貿易協議をめぐる楽観論が後退したほか、香港情勢の悪化を懸念した売りが先行し、一時108.90円と日通し安値を付けた。欧州株相場や日米株価指数先物の下落も相場の重石となった。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げる展開になり、一時は160ドル超下落した現物のダウ平均が上げに転じたことでドル/円にも買い戻しが入ったほか、市場では『108円台では実需の買いが意識される』との指摘があり109.11円付近まで下げ幅を縮める場面があった。もっとも、本日はベテランズデーで米債券市場が休場となったため、市場参加者が少なく値動きは鈍かった。取引終了にかけては200日移動平均線が位置する109.03円レベルを意識した値動きとなった。 

ユーロ/ドルは、ポンドドルの上昇をきっかけにユーロ買い・ドル売りが優勢となり、一時1.1043ドルと日通し高値を付けた。ただ、そのあとは米債券市場が休場とあって1.1035ドル挟みの狭いレンジ取引に終始した。今日の安値は東京午前に付けた1.1017ドルで値幅は0.0026ドル程度と小さかった。 

 

NY原油先物市場は反落:OPECプラスの追加減産の可能性は低い

NY原油先物市場は56.25ドルー57.40ドルのレンジ相場となった。週末にトランプ米大統領が、中国への関税撤廃は合意していないと発言したことで、米中協議の行方が再び不透明になり原油先物価格は弱含んで推移した。一時プラス圏を回復する場面も見られたものの上値は抑えられた。また、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの主要産油国で構成する『OPECプラス』は減産期限を延長することで合意するとの見方が広がっているが、市場参加者の間では『OPECプラスは追加減産を実行しない可能性がある』との見方が広がっており、原油先物は弱含みとなった。

 

NY金先物市場は続落:リスク回避の金買いが後退

NY金先物市場は1448.90-1467.40ドルのレンジ相場となった。米中通商協議のさらなる進展への期待は持続していることや、英ブレグジット党のファラージ党首は、英総選挙で、与党保守党が前回選挙で勝利した選挙区に対立候補を擁立しないと表明したことが材料視された。しかし、ドルが軟調に推移していたことで、ドルで取引される金先物は割安感から堅調に推移していた。しかしながら、徐々に上値が重くなると先週の安値近辺にあったストップロスをつけ、8月5日以来となる水準まで弱含んだ。 

 

米国債券市場は休場

ベテランズデーで休場

 

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2019/11/11/07:45:17

米国株式市場は上昇:米中貿易協議での楽観的見方後退

NYダウは6.44ドル高の27681.24、ナスダックは40.80ポイント高の8475.31で取引を終了した。トランプ米大統領が『対中関税の撤回で合意していない』と発言や、米政権内部で中国への追加関税撤廃に反対する見方もあり、米中貿易協議を巡る楽観的な見方が後退し一時90ドル超下落した。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢になった。好決算を発表したウォルト・ディズニーが大幅高となり、ダウ平均をプラス圏に押し上げた。 VIX指数は12.73から12.07へ低下した

 

NY外国為替市場:米中貿易協議の楽観的な見方後退でドル売り

ドル/円は、米長期金利が1.95%台まで上昇したことなどをながめ全般ドル買いが先行し、一時109.48円と日通し高値を付けた。ただ、前日の高値109.49円が目先レジスタンスとして意識されると上値を切り下げる展開になった。109.50円に観測されているバリアオプションに絡んだ防戦売りなどに上値を抑えられた面もあった。トランプ米大統領が『対中関税撤回でまだ何も合意していない』『中国が関税撤回を望んでいる』と発言すると、米中貿易協議を巡る楽観的な見方が後退した。NYダウが90ドル超安まで下落し、ドル円も一時109.08円まで値を下げた。11月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が95.7と予想の95.9を若干下回ったことも相場の重石となった。なお、中国商務省は前日に『米中両国が協議の進み具合に合わせ、追加関税を段階的に撤廃することに同意した』と発表していた。意見の食い違いが表面化した格好で、交渉の行方は予断を許さない。ただ、米国株が引けにかけてプラス圏を回復するとドル円にも買い戻しが入り下げ渋っている。週末の終値で200日移動平均線が位置する109.04円レベルを維持した。 

ユーロ/ドルは、米長期金利が上昇傾向にあることなどを手掛かりにユーロ売り・ドル買いが先行した。ユーロ円の下落につれた売りも出て一時1.1017ドルと10月15日以来の安値を付けた。市場では10日のスペイン総選挙を巡り「今回もハング・パーラメントになりそうな気配が出ており、ユーロの重しとなっている」との声が聞かれた。

 

NY原油先物市場は続伸:中東情勢懸念から買い優勢

NY原油先物市場は、時間外から売り優勢となるなか、トランプ米大統領の発言『対中関税の撤廃は合意してない』が伝わった。米中関係を楽観的に捉えるむきが後退し、リスク資産である原油は売りが強まり、前日比一時2.3%超まで下げ幅を広げた。しかしその後、イラン軍が同国南部で外国のドローンを撃墜したことをイランメディアが報じると、中東地域からの原油供給に対する懸念が高まり、原油相場は大きく反発した。 米国内の石油掘削装置(リグ)稼動数は前週末比7基減少の684基と大幅減少した。CFTCが8日に発表した5日時点の建玉によると、投機筋による原油先物の買越幅は4週続けて拡大し、前週比2万2793枚多い40万6140枚となった。

 

NY金先物市場は小幅続落:トランプ大統領発言で金買い戻し

NY金先物市場は1457.00-1473.90ドルのレンジ相場となった。トランプ米大統領の発言『中国は対中関税撤廃を求めているが、合意したわけではない』を受けて米中通商交渉への楽観論がやや後退し、安全資産とされる金が買い戻される場面があった。もっとも、週前半からみられた買い持ちのポジション調整は継続された。為替相場でドルがユーロに対して堅調だったこともドル建ての金先物の重しとなり、週引けにかけては再び弱含んだ。COMEXが8日に発表した5日時点の建玉によると、投機筋による買越幅は3週続けて拡大し前週比3313枚多い27万9828枚だった。

 

米国債券市場:米中協議の進展期待が根強く売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.03%高い(価格は下落)1.94%で終了した。トランプ米大統領が『対中関税の撤回で合意していない』と発言すると、米中貿易協議を巡る楽観的な見方が後退し債券買いが先行したものの、米中協議の進展期待は根強く終盤売りが優勢となった。

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2019/11/08/07:45:35

米国株式市場は上昇:米中通商協議の進展期待広がりリスクオンの買い

NYダウは182.24ドル高の27674.80、ナスダックは23.89ポイント高の8434.52で取引を終了した。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。中国側から『米中両国が協議の進み具合に合わせ、追加関税を段階的に撤廃することに同意した』と伝わったことを受けて、米中が合意に向け歩み寄っているとの観測が高まり買いが広がった。NYダウは一時280ドル超上昇した。ただ、米中協議の『第1段階』合意のために関税を段階的に撤廃することについて『米政権内には強い反対論があり、まだ決定していない』と伝わると、引けにかけて伸び悩んだ。VIX指数は12.62から12.73へ上昇した。

 

NY外国為替市場:リスク選好のドル買い

ドル/円は、中国商務省は日本時間夕刻に『米中両国が協議の進み具合に合わせ、追加関税を段階的に撤廃することに同意した』と発表した。また、『中国税関総署と農務省は米国産家禽の輸入抑制措置撤回を検討』との一部報道もあり、欧州時間から株高と円安が進んだ。NYの取引時間帯に入ると、米政府当局者が「米中協議の『第1段階』合意には段階的な関税撤回が含まれる」との見解を示したと伝わり、米中合意への期待がさらに高まった。米長期金利が一時1.97%台まで急上昇し、現物のNYダウは280ドル超上げて史上最高値を更新した。為替市場では全般ドルを買う動きが広がった。ドル/円はレジスタンスとして意識されていた10月30日の高値109.29円や8月1日の高値109.32円を上抜けて、一時109.49円と5月31日以来の高値まで上値を伸ばした。ただ、引けにかけては伸び悩んだ。米中協議の『第1段階』合意のために関税を段階的に撤廃することについて『米政権内には強い反対論があり、まだ決定していない』との一部報道が伝わると、米国株や米長期金利が上昇幅を縮小した。ドル/円にも売りが出て一時109.16円付近まで下押しした。日経平均先物も280円高から150円高まで上値を切り下げた。

ユーロ/ドルは、ユーロ/円の上昇につれた買いが出て一時1.1092ドルと日通し高値を付けたものの、前日の高値1.1093ドルの上抜けに失敗すると失速した。米中貿易協議の進展期待を背景に米長期金利が大幅に上昇するとユーロ売り・ドル買いが優勢となり、一時1.1036ドルと10月16日以来の安値を付けた。

 

NY原油先物市場は反発:米中通商協議の進展期待から買い優勢

NY原油先物市場は56.27-57.88ドルのレンジ相場となった。通商協議を巡り米中の溝が埋まりつつあるなかで、国際通貨基金(IMF)は世界経済成長が上振れる可能性を示唆した。エネルギー需要増への期待感が高まり、WTI12月限は一時57ドル後半まで上昇。ただ、為替相場でドル高が進行したことや、追加関税を段階的に撤廃する合意について米ホワイトハウス内や外部顧問から反対意見が出ていることから、原油先物の上げ幅はやや縮小した。

 

NY金先物市場は大幅に反落:リスクオン地合いが強まり売り優勢

NY金先物市場は1461.40-1493.60ドルのレンジ相場となった。『米中が互いに賦課している関税を段階的撤廃に合意』との中国側の見解を受けて、通商摩擦への警戒感が大きく後退した。リスクオン地合いが強まるなかで、安全資産とされる金は売り優勢となった。米国側もいわゆる第1段階の合意には関税撤廃が含まれることを認めると、金相場は更に下げ幅を拡大した。為替相場でドル高が進んだことも、ドルで取引される金先物の重しとなった。ただし、一部報道によると、追加関税を段階的に撤廃する合意について米ホワイトハウス内や外部の顧問から激しい反対論が出ているもよう。

 

米国債券市場は大幅下落:米中貿易協議進展で売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは大幅に下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.09%高い(価格は下落)1.91%で終了した。米中貿易協議の進展期待を背景に安全資産とされる米国債に売りが膨らんだ。利回りは一時1.9713%前後と8月1日以来の高水準を付けた。 

 

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