FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2021/01/08/07:52:06

米国株式市場は上昇:大型経済対策を期待した買い優勢

NYダウは211.73ドル高の31041.13ドル、ナスダックは326.69ポイント高の13067.48ポイントで取引を終了した。米民主党が大統領と上下両院の過半数を握る『ブルーウエーブ』が実現した。財政支出に積極的な民主党政権になれば、大型の追加経済対策が実施されるとの期待が高まり、買いが広がった。また、12月ISM非製造業景況指数が予想外に11月から改善すると回復への期待も広がり上げ幅を拡大し た。VIX指数は25.07から22.37へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇でドル買い優勢

ドル/円は、米上院2議席を争うジョージア州の決選投票で民主党の勝利が確実となり、同党が大統領と上下両院の過半数を占める『ブルーウエーブ』が実現した。追加経済対策など民主党政権での財政出動を期待した米株高と金利上昇の流れが強まり、為替市場ではドル買いが優勢となった。トランプ米大統領が混乱のない政権移行を表明したことなども好感された。米10年物国債利回りが一時1.0863%前後と昨年3月20日以来の高水準を付けたことや、12月米ISM非製造業指数が57.2と予想の54.6を上回ったこともドル買いを促し、一時103.95円と昨年12月15日以来の高値を付けた。
 一方、前日のトランプ米大統領支持者による連邦議事堂の乱入事件に抗議して、政府高官の辞任報道が相次いだ。国家安全保障会議(NSC)の欧州・ロシア問題担当シニアディレクター、ライアン・タリー氏やポッティンジャー大統領副補佐官(国家安全保障担当)が辞任したほか、米共和党トップのマコネル上院院内総務の妻であるチャオ米運輸長官が辞任を表明した。政権交代を約2週間後に控えて、さらなる辞任も予想される。市場では『主要スタッフの辞任は政権移行が進む中で国家安全保障を巡る問題が生じかねない』との指摘があったものの、相場の反応は限られた。 

 

ユーロ/ドルは、米国でブルーウエーブが実現したことを受けて、米株高とともに米長期金利が上昇した。主要通貨に対してドル買い戻しが進んだ流れに沿って、欧州時間に一時1.2245ドルと日通し安値を付けた。ただ、NY市場に限れば狭いレンジでのもみ合いに終始した。株高を背景にリスク選好のドル売りが出た半面、米金利上昇に伴うドル買いが入ったため相場は方向感が出なかった。 

 

NY原油先物市場は小幅続伸:需給改善の期待から買い優勢

NY原油先物市場は50.39ドル-51.28ドルのレンジ相場となった。昨日、米エネルギー省(EIA)石油在庫統計で原油在庫の取り崩し幅が大きかったことを受けて以来の原油買いの流れが継続された。もっともこの数日の上げ幅が大きかったこともあり、利食い売りなども入り上昇幅は僅かだった。主要産油国による供給抑制によって需給改善への期待は高まっており、原油先物は50ドル台を維持した。 

 

NY金先物市場は小反発:ポジション調整売りが一巡

NY金先物市場は1907.50-1929.60ドルのレンジ相場となった。昨日の米議会議事堂への乱入などを嫌気し、安全資産とされる金に買いが集まった。もっとも、ドル高、米金利上昇と、昨日同様に為替・金利市場がリスク選好の値動きになっていることで、徐々に上げ幅を縮めた。ニューヨーク市場の序盤にかけて1907.50ドルまで下げたが、ポジション調整とみられる売りが一巡した後は押し目買いが入っており1919.30ドルまで戻す場面があった。

 

米国債券市場は続落:好調な結果となった12月ISM非製造業受け売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは3日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)1.08%で終了した。利回りは一時1.0863%前後と昨年3月20日以来の高水準を付けた。米民主党が大統領と上下両院の過半数を握る『ブルーウエーブ』が実現した。市場では『追加経済対策など民主党政権での財政出動について織り込みが進んだ』との指摘があった。12月米ISM非製造業指数が予想を上回ったことも債券売りを誘った。

 

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2021/01/07/08:04:09

米国株式市場はまいまち:景気敏感株を中心に買い優勢

NYダウは437.80ドル高の30829.40ドル、ナスダックは78.17ポイント安の12740.79ポイントで取引を終了した。ADP雇用統計が予想外の減少となったことを嫌気し寄り付き後下落した。その後、5日投開票のジョージア州の米上院決選投票で民主党候補が2議席ともに獲得し、同党が上下両院で過半数を制するとの見方が強まった。追加経済対策やインフラ投資の拡大などが見込まれ、景気敏感株を中心に買いが広がった。指数は一時630ドル超上げた。ただ、米大統領選の結果に抗議するトランプ大統領の支持者が首都ワシントンの米連邦議会に大挙して侵入し、占拠する異例の事態が発生すると伸び悩んだ。VIX指数は25.34から25.07へ低下した。

 

NY外国為替市場:ドルは行って来い相場

ドル/円は、5日投開票のジョージア州の米上院決選投票で民主党候補が2議席ともに獲得し、同党が上下両院で過半数を制するとの見方が浮上した。民主党が上下両院で多数派となれば、大規模な財政出動などの政策運営を進めやすくなるとの見方から、米長期金利が大幅に上昇しドル買いを誘い一時103.44円と日通し高値を更新した。なお、複数の米メディアは民主党候補のラファエル・ウォーノック氏とジョン・オソフ氏の当確見通しを伝えた。ただ、そのあとは断続的にドル売り注文が観測されている103.50-60円に上値を抑えられて、上げ幅を縮める展開になった。米大統領選の選挙人投票集計が行われている連邦議会で議事堂周辺に集まったトランプ大統領の支持者の一部が暴徒化すると、議事堂は閉鎖され、上下両院合同本会議の討議も中断された。米議事堂近辺の混乱がドルの重しとなり、一時102.94円付近まで下押しした。
 なお、一部暴徒化したトランプ氏支持者は上院本会議場を占拠。下院本会議場は封鎖され、厳重警備が続けられた。首都ワシントンのバウザー市長は6日、18時からの外出禁止令を出した。 

 

ユーロ/ドルは、欧州株相場の上昇を受けてリスク選好のドル売りが先行し、一時1.2349ドルと2018年4月以来の高値を付けたものの、その後失速した。米上院決選投票で民主党が多数派を確保しバイデン新政権の運営が安定するとの見方が広がると、米10年債利回りが一時1.0524%前後と昨年3月20日以来の高水準まで上昇。これがドル買いを促し、一時1.2266ドルの本日安値まで押し戻された。もっとも、米大統領選の結果に抗議するトランプ氏の支持者が連邦議会に大挙して侵入し、占拠する異例の事態が発生すると再びドル売りが優勢になった。引けにかけて1.2340ドル付近まで持ち直した。 

 

NY原油先物市場は続伸:需給改善への期待から買い優勢

NY原油先物市場は49.48ドル-50.94ドルのレンジ相場となった。昨日引け値近辺を中心に方向感のない動きをしていたが、米エネルギー省(EIA)の石油在庫統計で原油在庫の取り崩し幅が大きかったことを受けて原油価格は続伸した。また、主要産油国による供給抑制によって需給改善への期待は高まっており、ポジション調整的な買いが入った。

 

NY金先物市場は反落:米長期金利上昇で換金売り優勢

NY金先物市場は1902.60-1962.50ドルのレンジ相場となった。米ジョージア州の上院決選投票で民主党が優位なことで、上下両院を民主党が獲得するとバイデン新政権発足後は大規模財政出動が可能になることで、米10年債利回りが一時1.05%を超えるなど米金利が大幅に上昇した。米金利上昇や米株も堅調なことでリスク・センチメントが高まり、避難先として買われていた金先物は大幅に売られた。ロンドン市場で1962.50ドルまで買われたが、その後は利食い売りが優勢となり、伸び悩んだ。米国の政治不安は高まっているものの、金買いは拡大せず、換金目的の売りが増えた。

 

米国債券市場は大幅続落:財政出動拡大観測から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは大幅続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.09%高い(価格は下落)1.04%で終了した。米上院決選投票で2議席とも民主党が獲得し、追加の経済対策など財政出動拡大の観測が高まると債券売りが膨らんだ。利回りは一時1.0524%前後と昨年3月20日以来の高水準を付けた。

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2021/01/06/07:49:43

米国株式市場は上昇:景気見通しの改善で買い優勢に

NYダウは167.71ドル高の30391.60ドル、ナスダックは120.51ポイント高の12818.96ポイントで取引を終了した。ジョージア州上院選決選投票を警戒し寄り付き後下落した。しかし、12月米ISM製造業景気指数が予想を上回ったことを受けて、前日に下げが目立った景気敏感株を中心に押し目買いが入った。運航再開した主力小型機『737MAX』の出荷が進んでいると伝わったボーイングが4%超上げたほか、原油先物価格の急反発を背景にシェブロンが2%超上昇した。VIX指数は26.97から25.34へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国株が底堅くリスク選好のドル売り

ユーロ/ドルは、『ドイツは新型コロナウイルス感染拡大抑制のための全土ロックダウン期間を月末まで延長する方針』との報道が伝わると、ユーロ売り・ドル買いが先行した。メルケル独首相が正式に規制強化すると発表すると、一時1.2254ドル付近まで下押しした。ただ、米国株相場が底堅く推移するとリスク選好のドル売りが優勢になった。原油先物価格の大幅反発を背景に、対産油国通貨中心にドル安が進んだ影響も受けて一時1.2306ドルと日通し高値を更新した。もっとも、昨年12月31日と前日に付けた高値1.2309ドルや、12月30日に付けた2018年4月以来の高値1.2310ドルがレジスタンスとして意識されると若干伸び悩んだ。 

 

ドル/円は、米上院の主導権獲得を懸けたジョージア州決選投票の結果を見極めたいとのムードが広がる中、しばらくはもみ合いの展開が続いていた。しかし、米国株が底堅く推移し、原油先物価格が急伸するとドル売りが優勢となった。円に対してもドル安が進行し、一時102.61円と昨年3月10日以来約10カ月ぶりの安値を付けた。なお、12月米ISM製造業景気指数が60.7と予想の56.5を上回ったことが分かると買い戻しが強まる場面もあったが、反応は一時的だった。 

 

WTI原油先物価格が昨年2月以来の高値となる50ドル台まで大幅上昇したことで、産油国通貨とされるカナダドルに買いが集まった。対米ドルでは一時1.2656カナダドル、対円では81.12円まで上昇した。同じく産油国通貨とされるノルウェークローネは対ドルでは8.4589クローネ、対ユーロでは10.4047クローネ、対円では12.13円まで値を上げた。『石油輸出国機構(OPEC)プラスは生産量を大方据え置くことで合意』『サウジアラビアは2月と3月に自主減産を計画』と伝わったことなどが原油高の背景となった。

 

NY原油先物市場は大幅反発:需給改善期待で買い優勢に

NY原油先物市場は47.24ドル-50.20ドルのレンジ相場となった。石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合が始まるまでは前日比で弱含んでいた原油先物相場だったが、会合でサウジアラビアが2月と3月に単独で減産するとの関係者筋の話が伝わると上昇に転じた。その後、OPECプラスは大方据え置くことで合意となり、昨日ロシアが生産引き上げを主張したと伝わっていただけに上げ幅を大幅に拡大し、一時50ドル台を回復し昨年2月以来の水準まで上昇した。

 

NY金先物市場は小幅続伸:ドル安を好感した買い優勢

NY金先物市場は1938.40-1957.00ドルのレンジ相場となった。金先物相場はしばらくの間方向感のない値動きが続いていたが、ドルが対円では昨年3月以来の水準まで売られ、欧州通貨やオセアニア通貨に対してもドルが売られたことで、ドル安を好感し金先物は5日続伸して引けた。アジア市場で1938.40ドルまで売られたものの、ニューヨーク市場の序盤で1955ドル台を回復。一時1941.80ドルまで下げたが、米国の政治不安を意識して通常取引終了後の時間外取引で1957.00ドルまで一段高となった。

 

米国債券市場は下落:景気回復期待から売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.04%高い(価格は下落)0.95%で終了した。12月米ISM製造業景気指数が予想を上回ったことを受けて、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。米国株の上昇も相場の重石となった。 

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朝の市場コメント!

2021/01/05/07:59:34

米国株式市場は下落:感染拡大を嫌気した利益確定売り優勢

NYダウは382.59ドル安の30223.89ドル、ナスダックは189.83ポイント安の12698.45ポイントで取引を終了した。寄り付き直後に史上最高値を更新したものの、そのあとは新型コロナの感染拡大が投資家心理を冷やし売りが優勢となった。5日のジョージア州の上院決選投票を前に、持ち高調整や利益確定の売りも出やすかった。下げ幅は一時720ドルを超え、節目の3万ドルを割り込む場面があった。 VIX指数は22.75から26.97へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米国株急落でリスク回避のドル買い優勢

ユーロ/ドルは、欧州株相場や時間外のダウ先物の上昇を背景に、リスク選好のドル売りが先行し、一時1.2309ドルと日通し高値を更新した。ただ、昨年12月30日に付けた2018年4月以来の高値1.2310ドルが目先レジスタンスとして意識されると上値が重くなった。高く始まった米国株相場が下げに転じると、これまでのドル売りが巻き戻されて一時1.2242ドル付近まで下押しした。なお、NYダウは買いが先行し、一時史上最高値を更新したものの、すぐに失速した。下げ幅は一時720ドルを超え、節目の3万ドルを割り込む場面があった。 

 

ドル/円は、日本時間夕刻に一時102.68円と昨年3月10日以来の安値を付けたものの、そのあとはじり高の展開になった。米国株の失速でリスク選好のドル売りが巻き戻されてドル円にも買い戻しが入り、一時103.24円付近まで強含む場面があった。なお、市場では米国株の下落について『5日にジョージア州の米上院の決選投票を控えて、リスク回避の動きが広がっている』との指摘があった。 

 

ポンド/ドルは、欧州市場では一時1.3704ドルと18年5月1日以来約2年8カ月ぶりの高値を付けたものの、その後は新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるためロックダウン(都市封鎖)の規制が強化されるとの報道が伝わり、徐々に弱含んだ。現物の米国株相場が下落すると、ドル買い戻しも優勢となり一時1.3542ドルと日通し安値を更新した。なお、ジョンソン英首相はこの日、新型コロナ感染の急激な拡大に対処するため、イングランドで新たに全面的なロックダウン(都市封鎖)措置を導入すると発表した。 

 

NY原油先物市場は反落:米国株安が嫌気され売り優勢

NY原油先物市場は47.18ドル-49.83ドルのレンジ相場となった。原油先物価格は序盤、ドル安や堅調な欧州株の動きに支えられ50ドル手前まで迫った。しかしながら、史上最高値で始まった米株式市場がマイナス圏に入り、さらに下げ幅を拡大すると原油価格も徐々に下がりはじめ、4営業日ぶりに反落して引けた。なお、本日から始まったOPECプラスの会合は2月の生産引き上げをロシアが支持したものの、過半数は反対し決着がつかず、明日も会合で話し合いが継続されることになった。アジア市場の終盤にかけて49.83ドルまで買われたが、米国株式の下落を嫌気した売りが広がり、通常取引終了後の時間外取引で47.18ドルまで下落した。

 

NY金先物市場は大幅続伸:米国の政治不安を警戒した買い優勢

NY金先物市場は1906.10-1948.70ドルのレンジ相場となった。欧州前半はドル安が金先物を支えた。その後株価が下落しドル高になったが、株安を嫌気し避難先としての金先物買いを呼び込み金価格は上げ幅を拡大し、4営業日続伸して引けた。時間外取引のアジア市場で1939.10ドルまで買われた後、ニューヨーク市場の中盤にかけて1933.00ドルまで下げたが、ニューヨーク市場の中盤にかけて1948.70ドルまで一段高となった。引き続き米国の政治不安が警戒されており、安全逃避的な買いが広がった。

 

米国債券市場は横ばい:5日の上院決選投票待ちの様子見

米国債券市場で長期ゾーンは横ばいとなった。米10年物国債利回りは前営業日と同じ0.91%で終了した。5日のジョージア州の上院決選投票を前に、大きな方向感は出なかった。市場では『米雇用統計発表を8日に控えていることも相場に影響を及ぼしている』との声が聞かれた。

 

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12月31日の朝の市場コメント!

2021/01/04/03:00:37

米国株式市場は上昇:ワクチン普及で景気回復期待から買い優勢

NYダウは196.92ドル高の30606.48ドルと市場最高値を更新した。また、ナスダックは18.28ポイント高の12888.28ポイント高で終了した。朝方は売りが先行したものの、新型コロナウイルスのワクチン普及で来年は景気が回復に向かうとの期待から買い直された。引けにかけて上げ幅を広げ、一時220ドル超上昇する場面があった。VIX指数は22.77から22.75へ低下した。

 

NY外国為替市場:月末・年末のポジション調整の展開

ドル/円は、ユーロ/円などクロス円の下落につれた円買い・ドル売りが先行し、一時103.00円と欧州序盤に付けた日通し安値に面合わせした。ただ、前日の安値102.96円や17日の安値102.88円などがサポートとして意識されるなか、103円を割り込むことはなかった。年末を迎えたロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだ円売りのフローも観測された。ドルがユーロやオセアニア通貨に対して買われたことも相場の支援材料となり、取引終了間際には一時103.32円と日通し高値を付けた。なお、この日発表された前週分の米新規失業保険申請件数は78.7万件と予想より強い結果となった。80万件を割り込むのは4週ぶりとなった。

 

ユーロ/ドルは、ユーロ/豪ドルやユーロ/NZドルなどユーロクロスの下落につれたユーロ売り・ドル買いが先行した。前日には欧州中央銀行(ECB)当局者からユーロ高けん制とも受け取れる発言が伝わっており、月末・年末を迎えたポジション調整目的の売りも優勢となった。目先サポートとして意識されていた前日の安値1.2247ドルを割り込むと下げ足を速めて、一時1.2209ドルまで下値を広げた。

 

NY原油先物市場は3日続伸:原油在庫減少が支援材料

連休前の持ち高調整で売り押されるも、前日安値が支持水準となり47ドル後半から48ドル半ばまで強含んだ。市場では、今後の新型コロナウイルス・ワクチン普及が経済正常化を後押しし、エネルギー需要増に繋がることへの期待感は根強い。また、昨日発表の週間統計で原油在庫が大幅取り崩しとなったことも依然として相場の支援材料となった。

 

NY金先物市場は3日続伸:底堅さを確認後に切り返す

前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強かったことを受けて安全資産とされる金は売り先行も、下値の堅さを確認したに留まり切り返した。ただ、昨日引け後につけた1904ドル台では伸び悩み、為替相場でドルが対ユーロでの買い戻しが強まるとドル建ての金先物も上げ幅を縮小した。

 

米国債券市場は小幅続伸:ポジション調整中心の展開

米国債券市場で長期ゾーンは小幅続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.01%低い(価格は上昇)0.91%で終了した。年末年始で休暇入りしている市場関係者が多く、積極的な取引は見送られたため、値動きは限定的だった。なお、この日は大晦日で短縮取引だった。 

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