FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2022/04/19/07:38:46

米国株式市場は下落:世銀の世界経済成長率引き下げを嫌気

NYダウは39.54ドル安の34411.69ドル、ナスダックは18.72ポイント安の13332.36ポイントで取引を終了した。4月の建設企業のセンチメントが悪化したほか、世銀が2022年の世界経済成長率を引き下げたため、寄り付き後は下落した。加えて、連邦準備制度理事会(FRB)が5月連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げに踏み切るとの憶測が一段と強まり金利が上昇したため下げ幅を拡大した。同時に、押し目からは値ごろ感による買いも見られ一時上昇に転じる局面もあったがプラス圏を維持できず、戻り売りに押される展開となった。VIX指数は22.70から22.17へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇でドルは底堅い展開

ドル/円は、欧州市場がイースターマンデーの休場で閑散取引の中、しばらくは126円台半ばでのもみ合いが続いた。ただ、インフレの高止まりで、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを積極的に進めるとの見方が改めて強まると、米金利の上昇とともにドル高が進行。取引終了間際に一時127.00円と2002年5月以来およそ20年ぶりの高値を付けた。なお、東京時間には黒田東彦日銀総裁が衆院決算行政監視委員会で『急速な円安はマイナスが大きくなる』などと発言し、『円安は日本経済にプラス』と主張していた見解を事実上修正。ドル/円は一時126.25円まで下押しする場面があった。 

 

ユーロ/ドルは、欧州市場がイースターマンデーでほぼ休場だったため、市場参加者が減少し商いは低調だったが、米長期金利の上昇に伴うドル買いが入り、一時1.0770ドルと日通し安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.86と20年4月以来2年ぶりの高値を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するブラード米セントルイス連銀総裁はこの日、『インフレは高すぎる』『市場を混乱させたくないものの、迅速に動く必要がある』『基本シナリオではないが、0.75%の利上げを排除しない』などと述べた。 

 

NY原油先物市場は4営業日続伸:ウクライナ情勢の悪化を嫌気

NY原油先物市場は105.43ドル-109.20ドルのレンジ相場となった。ウクライナ情勢の悪化が原油の供給不安を強めている。中国の経済支援策が需要の回復を促すとの期待も支えとなり一時109.81ドルと、3月28日以来の110ドル台回復に迫った。ただ、中国の情勢については、ロックダウンが上海以外に西安にも広がるなど先行きの懸念も強まりつつあり、原油相場も伸び悩んだ。アジア市場の終盤にかけて105.43ドルまで下げたが、ロシアとウクライナの戦争状態は長期化の様相を呈しており、供給不安は消えていないことから、押し目買いが入った。ニューヨーク市場の後半にかけて109.20ドルまで買われた。ただ、通常取引終了後の時間外取引ではドル高を意識して買いは一服し、107ドルを挟んだ水準で推移した。

 

NY金先物市場は反発:地政学リスクの高まりから買い優勢に

NY金先物市場は1974.40-2003.00ドルのレンジ相場となった。南東部マリウポリの軍事的ダメージなどウクライナ情勢の悪化が伝えられるなか、金にはリスク回避資産として買いを集めた。2000ドル台で推移する場面もあった。アジア市場の序盤で1974.40ドルまで下げたが、まもなく反転した。ニューヨーク市場の序盤にかけて2003.00ドルまで買われた。ただ、ドル高や米長期金利の上昇を受けて上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に1980ドル台前半で推移した。

 

米国債券市場は下落:米FRBが積極的に利上げを実施するとの見方から売り

米国債券市場で中長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.02%高い(価格は下落)2.46%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.02%高い2.85%で終了した。米連邦準備理事会(FRB)がインフレに対応するため、積極的な利上げを実施していくとの見方から債券売りが進んだ。利回りは時間外で一時2.8795%前後と2018年12月以来約3年4カ月ぶりの高水準を付けた。 

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2022/04/18/03:01:51

グッドフライデーで欧米市場は休場

米国株式、米国債券市場、NY原油先物市場、NY金先物市場は休場

 

NY外国為替市場:欧米市場休場で小幅なレンジ取引に終始

ドル/円は、日米金融政策の方向性の違いに着目した円売り・ドル買いは根強く、アジア時間に一時126.68円と2002年5月以来の高値を付けた。ただ、NY市場に限れば狭いレンジ取引に終始した。聖金曜日の祝日(グッドフライデー)で米金融市場は外為を除き休場だった。アジア時間に約20年ぶりの高値を付けた反動でポジション調整目的の売りなどが出ると一時126.31円付近まで下押しした。もっとも、市場参加者がほぼ不在となる中、大きな方向感は出なかった。なお、足もとの急速な円安進行を受けて、鈴木俊一財務相はこの日『価格が十分に転嫁できず、賃金が伸びない環境は悪い円安』などと発言。市場では『通貨当局者が為替水準の良しあしに言及するのは異例。130円台まで円安が進めば、政府が1998年以来の円買い介入に踏み切るとの観測もくすぶる』との声が聞かれた。 

 

ユーロ/ドルは、グッドフライデーで海外の市場参加者がほぼ不在となる中、大きな方向感は出なかった。この日発表の4月米ニューヨーク連銀製造業景気指数や3月米鉱工業生産指数は予想より強い内容となったが、相場の反応は限定的。NY時間の値幅は0.0015ドル程度と小さかった。なお、オセアニアや欧州は週明け18日もイースターマンデーで休場となる。

 

米国の中立金利は2-2.5%:米ブラックロック

米連邦準備制度(FRB)の一連の利上げにより、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標が来年3%前後まで引き上げられると大方のトレーダーは予想しているが、世界最大の資産運用会社、米ブラックロックのストラテジストらには異論がある。ブラックロック・インベストメント・インスティテュートによれば、FF金利誘導目標は2%に引き上げられるだろうが、さらに大きく上がることはなく、生計費の急上昇に対応する過度に積極的な利上げの軌道は、逆効果となりかねない。ブラックロックのストラテジストらは、物価上昇率がまもなくピークに達した後、3%前後で落ち着くと想定し、景気に対し緩和的でも引き締め的でもなく、利上げの上限として意識される中立金利が2-2.5%前後とみている。

 

中立金利は経済成長を抑制も促進もしない金利の水準

過去35年間、米連邦準備理事会(FRB)が中立金利に達するかそれを超えるまで利上げを行った場合、ほぼ毎回、リセッション(景気後退)に陥っている。 また、サマーズ元米財務長官によると、過去75年間、インフレが4%を超えて失業率が5%以下で推移する場合、米経済は2年以内にリセッション入りしてきた。

 

日銀は22年度のコアCPI見通しは大幅に上方修正へ

日本銀行が28日の金融政策決定会合後に公表する経済・物価情勢の展望(展望リポート)では、2022年度の消費者物価(生鮮食品除くコアCPI)の前年度比見通しが1月時点の1.1%から1.5-1.9%程度へ大幅に上方修正される可能性が高い。日銀は物価上昇の持続性は乏しいとみている。複数の関係者への取材で分かった。関係者によると、22年度の実質国内総生産(GDP)の見通しについては、1月の3.8%から下方修正されるとみられる。新たな物価見通しには、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて原油を中心とした資源や食料品の価格が一段と上昇していることが反映される。日銀は物価上昇の背景や実体経済への影響などを丁寧に説明し、現在の金融緩和策を続けることで経済を支えていく方針を改めて表明する見通しである。

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2022/04/15/07:33:15

米国株式市場は下落:米金利上昇しハイテク株売りが重石

NYダウは113.36ドル安34451.23ドル、ナスダックは292.51ポイント安の13351.08ポイントで取引を終了した。四半期決算が好感されたゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど金融株に買いが先行し一時320ドル超上昇した。しかし、NY連銀のウィリアムズ総裁が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%ポイントの利上げが理にかなった選択とするなど、利上げ加速を支持する姿勢を見せたため警戒感に売りが再燃し下落に転じた。金利が一段と上昇しハイテク株も売られ相場全体のさらなる重石となり、引けにかけ下げ幅を拡大した。VIX指数は21.82から22.70へ上昇した。

 

NY外国為替市場:ECB定例理事会の結果受けドル買い強まる

ユーロ/ドルは、欧州中央銀行(ECB)はこの日、定例理事会で市場予想通り政策金利を0.00%に据え置くことを決めたと発表した。声明では、国債など資産の新規買い入れ終了時期について7-9月期との方針を維持し、一定期間後に利上げに着手することを示唆した。ラガルドECB総裁は理事会後の会見で『一定期間とは1週間とも数カ月とも意味する』と説明したほか、『量的引き締め(QT)の議論は時期尚早』などと発言した。市場の一部ではECBが金融政策の正常化を前倒しで進めるとの見方もあっただけに、この結果を受けてユーロ売りが広がった。これまでサポートとして意識されていた3月7日の安値1.0806ドルを下抜けると下げ足を速め、一時1.0758ドルと2020年4月以来2年ぶりの安値を付けた。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開に。ECB関係者の話として『7月利上げの可能性は依然として残っている』との報道が伝わったことで1.0835ドル付近まで下げ幅を縮めた。 

 

ドル/円は、ECB理事会の結果が伝わるとユーロドルが下落した。円に対してもドル買いが先行した。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が「5月の会合で0.50%の利上げを検討するのが妥当」と発言したこともあり、米長期金利が上昇幅を拡大するとドル買いが活発化し、一時126.01円と日通し高値を更新した。ただ、前日に付けた約20年ぶりの高値126.32円には届かなかった。NY午後に入ると次第に値動きが鈍った。海外の主要市場が明日からイースター休暇入りするほか、本日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)の前日で米債券市場が短縮取引。流動性が徐々に薄くなり、125円台後半でこう着した。 

 

NY原油先物市場は3日続伸:供給不安たかまったままで買い優勢

NY原油先物市場は102.12ドル-107.64ドルのレンジ相場となった。2日連続で大きく値を上げた反動で、序盤は102ドル台まで売り戻しが先行した。もっとも、欧州連合(EU)によるロシア産原油の禁輸措置が現実味を帯びてきており、供給ひっ迫への警戒感は高まったままだ。そういった中、下値の堅さが確認できると再び買い優勢となった。グッドフライデーを翌日に控えて流動性が徐々に薄くなり、引けにかけては107.09ドルまで上げ足を速めた。ニューヨーク市場の序盤に102.12ドルまで下げたが、ロシアとウクライナの戦争状態は長期化の様相を呈しており、供給不安は消えていないことから、まもなく反転し、107.64ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では主に106ドル台で推移した。

 

NY金先物市場は6日ぶりに反落:米長期金利jの上昇を意識した売り

NY金先物市場は1962.70-1984.00ドルのレンジ相場となった。欧州中央銀行(ECB)理事会やラガルドECB総裁の記者会見を経て、為替でドル高ユーロ安が進行すると、ドル建ての金には割高感が生じて売り優勢となった。ただし、インフレの高止まりやウクライナ情勢への警戒感が根強いなか、一巡後は下げ幅を縮小する動きになった。グッドフライデーの休場を翌日に控え、引けにかけてはポジション調整の売買が交錯した。アジア市場で1984.00ドルまで買われたが、ドル相場の反発や米長期金利の上昇を受けて、ニューヨーク市場の序盤にかけて1962.70ドルまで売られた。その後は安全逃避的な買いが入ったことで下げ止まり、通常取引終了後の時間外取引では1970ドル台前半で推移した。 

 

米国債券市場は下落:米FRBの積極的な金融引き締め観測強まり売り

米国債券市場で中長期ゾーンは下落(利回りは上昇)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.10%高い(価格は下落)2.44%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.13%高い2.83%で終了した。インフレの高止まりで、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを積極的に進める状況に変わりはないとの見方から、債券売りが進んだ。ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁が『5月の会合で0.50%の利上げを検討するのが妥当』と発言したことも債券売りを促し、利回りは一時2.8332%前後と2018年12月以来約3年4カ月ぶりの高水準を付けた。なお、この日は聖金曜日の祝日(グッドフライデー)の前日で短縮取引だった。 

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2022/04/14/07:29:07

米国株式市場は上昇:米金利が低下に転じると安心感から買い戻し

NYダウは344.23ドル高の34564.59ドル、ナスダックは272.02ポイント高の13643.59ポイントで終了した。3月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り過去最大を記録したため、寄り付き後は下落した。同時に、インフレがピークに近いとの見解が強まり、金利が低下に転じると安心感から買戻しが強まり、上昇に転じた。さらに、ハイテクも買われ相場の上昇を後押しし、引けにかけ上げ幅を拡大した。ただ、引け間際には、ウォーラーFRB理事の発言などを受けて、やや上げ幅を抑えられた格好で引けた。VIX指数は24.26から21.82へ低下した。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下でドル買いも一服

ユーロ/ドルは、ウクライナ情勢を巡る懸念や資源高によるユーロ圏景気への不透明感からユーロ売りが先行した。市場では『14日の欧州中央銀行(ECB)定例理事会を前にポジション調整目的のユーロ売りが出やすい』との声も聞かれ、一時1.0809ドルと日通し安値を更新した。ただ、3月7日に付けた年初来安値1.0806ドルがサポートとして働くと買い戻しが優勢になった。米長期金利の低下に伴うユーロ買い・ドル売りも入り、1.0894ドルと日通し高値を更新した。この日発表の3月米卸売物価指数(PPI)は予想を上回ったものの、前日の3月米消費者物価指数(CPI)の結果を受けて『インフレがピークに達する兆し』との期待も台頭した。米10年債利回りは一時2.64%台まで低下した。 

 

ドル/円は、日本時間夕刻に一時126.32円と2002年5月以来の高値を付けたものの、買い一巡後はじりじりと上値を切り下げた。約20年ぶりの126円台乗せとなり、高値警戒感が台頭。米長期金利の低下に伴うドル売りも出て、一時125.37円付近まで下押しした。

 

カナダドルは堅調だった。カナダ銀行(BOC)はこの日、政策金利を現行の0.50%から1.00%に引き上げることを決めたと発表した。市場の予想通りとなった。また、25日から量的金融引き締め(QT)を開始すると明らかにした。声明では『インフレが目標をはるかに上回る中、金利をさらに引き上げる必要があると判断』『政策金利のさらなる引き上げのタイミングとペースは継続的な経済評価と2%インフレ目標達成へのコミットメントに基づく』と指摘した。インフレが高進する中、BOCが一段の引き締めを実施していく姿勢を示したことで、カナダドル買いが優勢となった。対米ドルでは一時1.2555カナダドル、対円では100.04円まで値を上げた。

 

NY原油先物市場は大幅続伸:供給ひっ迫への警戒感から買い優勢

NY原油先物市場は99.87ドル-104.47ドルのレンジ相場となった。石油輸出国機構(OPEC)が欧州連合(EU)からの増産要求を断ったことが伝わり、昨日急速に強まった『供給ひっ迫への警戒感』を背景にした買いが継続した。米エネルギー省(EIA)が発表した週間石油在庫統計では原油が大幅な積み増しとなり、100ドル台で緩む場面はあったものの、一巡後は再び買い方が優勢になった。アジア市場の終盤に99.87ドルまで下げたが、ロシアとウクライナの戦争状態は長期化の様相を呈しており、通常取引終了後の時間外取引で104.47ドルまで買われた。

 

NY金先物市場は5日続伸:地政学リスクの高まりと米長期金利低下を好感

NY金先物市場は1966.30-1985.80ドルのレンジ相場となった。欧州序盤に発表された3月英消費者物価指数(CPI、前年比)は約30年ぶりの高水準を記録した。世界的なインフレ加速への警戒感が更に強まるなか、本日もヘッジ資産とされる金に資金が向かった。ロシア軍がウクライナ東部に本格的な攻撃を開始するとの見方が広まったことも、安全資産の金を買う動きを促した。アジア市場の序盤に1966.30ドルまで下げたが、ドル高が一服したことや米長期金利の上げ渋りを受けて、ニューヨーク市場の中盤にかけて1985.80ドルまで買われた。その後は株高を意識した売りが入ったことで上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では主に1980ドル台前半で推移した。 

 

米国債券市場は上昇:インフレがピークに達する兆しとの期待から買い

米国債券市場で中長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.07%低い(価格は上昇)2.34%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い2.70%で終了した。3月米卸売物価指数(PPI)は予想を上回ったものの、前日の3月米消費者物価指数(CPI)の結果を受けて『インフレがピークに達する兆し』との期待も台頭しており、債券買いが進んだ。 

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2022/04/13/07:46:19

米国株式市場は続落:物価が当面高止まりするとの懸念が根強く売り優勢

NYダウは87.72ドル安の34220.36ドル、ナスダックは40.39ポイント安の13371.57ポイントで取引を終了した。3月の消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びとなったが、コア指数の伸びが予想を下回ったためインフレピークとの見方も浮上し、金利低下で、寄り付き後は上昇した。同時に、燃料や食料品価格が高く、物価が当面高止まりするとの懸念も根強く、さらに、生産者物価指数(PPI)の発表を控え物価高への警戒感が再燃し下落に転じた。また、決算を控えて銀行株が売られ、さらなる相場の重しとなり、引けにかけて売りが加速した。VIX指数は24.37から24.26へ低下した。

 

NY外国為替市場:米国の過度なインフレ懸念後退でドル売りやや優勢

ユーロ/ドルは、米労働省が発表した3月米消費者物価指数(CPI)は前年比で40年3カ月ぶりの高い伸びを記録したものの、ほぼ市場予想通りだったため過度のインフレ懸念が後退した。米長期金利の低下とともにドル売りが先行し、一時1.0903ドルと日通し高値を付けた。ただ、買い一巡後は一転売りが優勢になった。市場では『インフレの高止まりで、米連邦準備理事会(FRB)が金融引き締めを積極的に進める状況に変わりはない』との見方が改めて広がり、ドル買い戻しが進んだ。また、欧米諸国との対立姿勢を強めるプーチン露大統領はウクライナ侵略を正当化し、攻撃の継続を表明した。ウクライナ情勢が一段と混迷を深める中、ロシアと結びつきの強いユーロ圏経済への悪影響を懸念したユーロ売りも出た。一時1.0821ドルと日通し安値を更新した。 

 

ドル/円は、米CPI発表後にドル売りが先行すると一時124.74円と日通し安値を付けたものの、売り一巡後はじりじりと買い戻しが進んだ。取引終了前に125.40円付近まで持ち直した。 

 

NY原油先物市場は大幅に反発:供給ひっ迫への警戒感強まり買い優勢

NY原油先物市場は94.84ドル-101.35ドルのレンジ相場となった。ロシア産原油の禁輸を含む制裁強化を検討している欧州連合(EU)は、石油輸出国機構(OPEC)との会合で増産を要求したもよう。しかしながら、OPECは『ロシア供給の減少規模を補うのはほぼ不可能』との考えを示したことが伝わった。供給ひっ迫への警戒感が急速に強まり、原油相場は買いが買いを呼ぶ展開に。節目100ドルもあっさり超えて、一時101ドル前半まで大きく上げ幅を広げた。アジア市場で94.84ドルまで下げたが、ロシアとウクライナの戦争状態は長期化するとの見方が増えており、ロシアのプーチン大統領は停戦協議の停滞を示唆したことから、ニューヨーク市場の中盤にかけて101.35ドルまで買われた。通常取引終了後の時間外取引では主に100ドル台で推移した。

 

NY金先物市場は4日続伸:米金利低下を好感した買い

NY金先物市場は1953.00-1982.70ドルのレンジ相場となった。米3月消費者物価指数(CPI、前年比)は約40年ぶりの水準まで伸び率が上昇し、インフレのヘッジ資産とされる金は本日も買いが先行した。米債券市場は材料出尽くし感からか利回りが低下し、こちらも金利が付かない金の支持要因に。混迷を深めるウクライナ情勢も、安全資産とされる金に資金を向かわせた。ロンドン市場で1953.00ドルまで下げたが、安全逃避的な買いが増えたことによってニューヨーク市場で1982.70ドルまで買われた。その後はドル高を意識した売りが入ったことで上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では1970ドルを挟んだ水準で推移した。

 

米国債券市場は上昇:過度なインフレ懸念後退で買い優勢

米国債券市場で中長期ゾーンは上昇(利回りは低下)した。米2年物国債利回りは前営業日比0.08%低い(価格は上昇)2.41%で終了した。また、米10年物国債利回りは前営業日比0.06%低い2.72%で終了した。3月米消費者物価指数(CPI)がほぼ市場予想通りの結果となったため、過度のインフレ懸念が後退し債券買いが広がった。足もとで相場下落が続いたあとだけに押し目買いなども入ったようだ。

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