★VIX指数の直近の動きでは、1月21日21.32がボトムとなりその後は上昇基調が強まり1月27日には37.21へ上昇した。前週末は33.09で推移している。
VIX指数の上昇と共にドル/円では円安基調になっている。ただ、2020年1月1日以降のVIX指数とドル/円相場を見てみると、一概にVIX指数の上昇でリスク回避のドル買いになるかというと、そうでもないことが分かる。
直近では1月4日にVIX指数が上昇したにも関わらずドル/円は円高基調になった。
それよりも、ドル/円に関しては米10年物国債利回り連動しやすい動きになっている。
VIX指数の上昇と共に米10年物国債利回りが上昇したタイミングでドル高・円安基調にっているようにも見える。
VIX指数の上昇はS&P500指数の下落に通じるものがある。また、米10年物国債利回りが上昇するということは債券売りが強まっていることを意味している。
株安・債券安になると基軸通貨であるドル買いにつながっていることになる。
そのため、米国に対するトリプル安(米国売り)にはなっていない。
もし、株安・債券安に加えてドル安につながるようなら、『米国売り』となりリスク回避の動きが強まる可能性が高い。
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