FITS エコノミックレポート

BEI上昇に伴うNYダウ相場とドル/円相場動向!

 

★まずBEI(ブレーク・イーブン・インフレ率)とは、損益分岐インフレ率であり、満期保有した時の物価連動国債のリターンが同年限の高低利付国債のリターンと同等になるために必要なインフレ率である。BEI=固定利付国債利回り(名目金利)-物価連動国債利回り(実質金利)である。要するに、市場が予想する期待インフレ率のことである。

BEIがプラスで推移しているときは、市場は物価が上昇すると予測しており、マイナスで推移しているときは物価が低下すると予測していることを示す。

米国10年BEI(赤線)は1月14日時点で2.09%と3月19日の0.50%から上昇基調が続いている。それに伴って、NYダウ(青線)も上昇基調が継続しており、連動性が高い。

一方で、ドル/円(黒破線)相場は、BEIの上昇とは逆相関の動きとなっており、ドル安基調が続いている。

まとめると、BEIがプラス2.09%になっていることから、将来的な物価の上昇を予測している。そのため、緩やかな物価上昇は株式市場には支援材料となりNYダウが上昇を続けている要因となっている。一方で、物価上昇によるマイナス金利状態では、その国の通貨の価値を低下させる要因となることからドルの価値が低下していることを示している。

BEIが緩やかに上昇しているうちは、NYダウの上昇は継続しやすいと言えそうである。一方で、ドル/円に関しては、円安基調ではドルの戻り売り目線となる。

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