★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が1.73%台に続伸となったことを受け、ドル高地合いが持続した。なお、欧州主要株価指数は全面安で取引をスタートした。欧州株式市場で主要指数が大幅安に振れ、株安を嫌気した円買いが主要通貨を下押しした。NYダウ先物がプラスに転じたことで、黄梅株価指数の弱含みを嫌気した円買いは後退した。米長期金利が1.75%台まで上昇幅を拡大する場面も見られたが、115.80円台を中心とするもみ合いが続いた。
NYダウは小高い水準で推移した一方で、米長期金利が1.72%台で上昇が一服したことで、115円後半で上値の重い展開になった。全般ドル売りが進んだ流れに沿ったほか、12月米ISM非製造業指数が62.0と予想の66.9を下回ったことなどが相場の重石になった。しかし、前日の安値115.62円がサポートとして意識され、下げは一服した。その後、ブラード米セントルイス連銀総裁が3月の利上げも可能だと指摘するなど、タカ派発言を受けドル買いが再燃した。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月生産者物価指数:前年比+23.7%(予想:+23.2%、10月:+21.9%)
・英・12月サービス業PMI改定値:53.6(予想:53.2、速報値:53.2)
・英・12月総合PMI改定値:53.6(予想:53.2、速報値:53.2)
・独・12月消費者物価指数速報値:前年比+5.3%(予想:+5.1%、11月:+5.2%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:20.7万件(予想:19.5万件、前回:20万件←19.8万件)
・米・失業保険継続受給者数:175.4万人(予想:167.8万人、前回:171.8万人←171.6万人)
・米・11月貿易収支:-802億ドル(予想:-810億ドル、10月:-672億ドル←-671億ドル)
・米・12月ISM非製造業景況指数:62.0(予想:67.0、11月:69.1)
・米・11月耐久財受注改定値:前月比+2.6%(予想:+2.5%、速報値:+2.5%)
・米・11月耐久財受注(輸送用機器除く)改定値:前月比+0.9%(速報値:+0.8%)
・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)改定値:前月比0.3%(速報値:+0.3%)
・米・11月製造業受注:前月比+1.6%(予想:+1.5%、10月:1.2%←+1.0%)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は115.59-95円のレンジ
・ECBも金融緩和の縮小を想定より早く進めるとの見方
・米経済指標が総じて予想より弱い内容となりドル売り
・米セントルイス連銀総裁がタカ派発言でドル買い再燃
・VIX指数は19.73から19.61へ上昇
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