FITS エコノミックレポート

銀行株価指数とドル/円相場動向!

2021/03/02/09:46:38

 

★日本の銀行株上昇は、為替相場のドル/円でドル安・円高の歯止めやドル反発の材料になりやすい。デフレ・円高の後退やリスク回避の円高緩和、日本企業全体としてのリスク許容度改善による対外証券投資や外国企業の買収拡大、リスク忌避による対外資産の取り崩しと本国回帰(円転)の抑制へと寄与する。そのため、過去実績として、銀行株とドル/円は相関性が高くなっている。

 

2020年3月9日週の銀行業株価指数が100.21がボトムとなり、上げ下げを繰り返しながらも上昇基調が継続している。ドル/円とは一時相関性が薄れたが、20年12月28日週以降は再び相関性が強まってきている。

ドル/円の動向を探る上でも銀行業株価指数動向を参考にするのもポイントになる。

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イールドスプレッドで3月2日の米国株市場を先取り!

2021/03/02/09:09:44

 

★NY株式市場では、三指数ともに上昇する展開になった。米下院が1.9兆ドル規模の追加経済対策を可決したほか、米食品医薬品局(FDA)が米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンに緊急使用許可を出したことを受けて、早期の経済正常化への期待が高まった。前週の株価急落のきっかけとなった米長期金利の上昇がひとまず落ち着いたほか、2月ISM製造業景況指数が予想を上回ると上げ幅を拡大した。投資家心理の改善につながり一時730ドル超上昇する場面があった。一方米長期金利は、米追加経済対策や新型コロナウイルスのワクチン普及への期待から債券売りが先行した。バーキン米リッチモンド連銀総裁が『イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応』『インフレ期待が上昇している兆候はない』と発言したことも相場の重石になった。ただ、前週末に大幅下落したことから、値ごろ感からの買いも入ったため下値は堅かった。今後も米長期金利の動向には注意が必要となる。イールドスプレッドからは、以前と比べて三指数ともかなり割高感が残っており、リスク回避の材料が出ると下落しやすい。

 

感染拡大が縮小することや新型コロナウイルスのワクチン・治療薬の投与で有効性が実証されるなど、終息の方向が出るまでは不安定な市場が続きやすい。また、新型コロナウイルス感染『第3波』が懸念されている。しかし、追加経済対策期待や経済活動再開で先行きの景気回復の期待感が株価を押し上げている。そのため、期待感が薄れるような事態となると、再び下値模索の動きとなりやすい。VIX指数は27.95から23.35へ低下した。VIX指数がえ23前半で推移していることで不安定な値動きが継続しやすい。20を割れるまでは不安定な動きが継続する。

 

NYダウの割高の目安は3.00%近辺、S&P500は3.00%割れ、ナスダックは1.5%以下が昨年からの割高の目安となっている。一方で割安の目安では、イールドスプレッドがNYダウ:4.0%台、S&P500:3.8%~4.0%台、NASDAQ:2.3%~2.5%台で割安感からの反発となりやすい。割安感となるイールドスプレッドを大幅に上回っていることから、相場が落ち着くと戻りも大きくなりやすい。

 

★米国市場のイールドスプレッドは、米国債金利と米国株益利回りを比較する指標である。株式市場は国債市場よりリスクが高いことから、株式市場に割高感が生じ国債市場に割安感が生じれば、投機筋は株式を売って国債を買う。また、国債市場に割高感が生じ株式市場に割安感が生じれば、国債を売却して株式を買うことになる。

そのため、株式市場の天底を探るひとつの参考指標となる。

 

米10年国債金利とNYダウ:2011/4/21以降の平均▲3.311%

・直近イールドスプレッド縮小:19/4/25-▲3.048%、20/09/1‐▲2.867%

                20/10/12-▲2.847%、21/1/11-▲2.611%

(NYダウが割高・米国10年債割安の状態)

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲4.226%、19/8/5-▲4.102%、

               20/2/28-▲4.541%、20/3/23-6.017%

(NYダウが割安・米国10年債割高の状態)

・2月26日:▲2.998%⇒3月1日:予想▲2.897%(前日比で縮小:割高)

 

3月1日のNYダウは大幅反発したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で大幅縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲3.311%から▲0.414%と平均値より下方かい離したことで割高になった。19年1月3日の大底▲4.226%から▲1.329%下回った。19年8月5日の大底▲4.102%を▲1.205%下回った。20年2月28日の大底▲4.541%から▲1.644%下回った。20年3月23日の6.017%から▲3.120%下回った。NYダウは、コロナワクチン接種の進展期待でエネルギーや金融などの景気敏感株が軒並み上昇したほか、長期金利の上昇が一服したことでハイテク・グロース株も大きく上昇した。NYダウは603.14ドル高 (+1.95%)と3日ぶりに大幅反発した。

 

米10年国債金利とS&P500:11/4/21以降の平均▲2.773%

・直近イールドスプレッド縮小: 20/08/27-▲2.677%、20/10/12-▲2.664%

               20/12/08-▲2.666%、21/1/11-▲2.320%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲3.869%、19/8/5-▲4.002%、

                19/8/15-▲4.179%、20/2/28-4.499%

               20/3/23-▲6.222%

・2月26日:▲2.892%⇒3月1日予想▲2.775%(前日比で縮小:割高)

 

S&P500は大幅上昇したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲2.773%から+0.002%と平均値より上方かい離したことで割安になった。また、19年1月3日の大底となった▲3.869%を▲1.094%下回った。また、19年8月5日の大底となった▲4.002%を▲1.227%下回った。19年8月15日の▲4.179%を▲1.404%下回った。20年2月28日の大底▲4.499%から▲1.724%下回った。20年3月23日の6.222%から▲3.447%下回った。

 

米10年国債金利とNASDAQ:11/4/21以降の平均▲1.791%

・直近イールドスプレッド縮小:18/12/3-▲1.198%、20/12/4-1.351%

              21/1/11-1.066%、21/2/16-1.144%

・直近イールドスプレッド拡大:19/1/3-▲2.179%、19/8/15-▲2.383%、

              19/8/15-▲2.498%、 20/3/16-▲4.094%

・2月26日:▲1.415%⇒3月1日予想▲1.314%(前日比で縮小:割高)

 

NASDAQは続伸したうえ、米長期金利も上昇したことでイールドスプレッドは前日比で縮小(米国10年債金利に対して米国株は割高)した。平均値の▲1.791%から▲0.477%平均値より下方かい離したことで割高になった。また、19年1月3日の大底となった▲2.179%に対しては▲0.865%下回った。19年8月5日の大底となった▲2.383%に対して▲1.069%下回った。19年8月15日の大底となった▲2.498%に対して▲1.184%下回った。20年2月28日の大底2.803%から▲1.489%下回った。20年3月16日の▲4.094%から▲2.780%下回った。

 

NASDAQのイールドスプレッドは、米長期金利が上昇したうえ、株価も続伸したことで縮小した。イールドスプレッドは以前より半分以下まで縮小しているため、引き続き割高感から利益確定売りが出やすい地合いとなっている。NASDAQのイールドスプレッドは、▲1.3%台前半まで縮小して推移している。そのため、割高感が続いていることから、ネガティブなニュースが出ると引き続き下落しやすい地合いが続いている。また、2%台まで拡大するまでは割安とは言えない。

 

※PERの発表が時間的に遅行することから、前営業日の数値を使って当日終了時の予想を算定している。

 

※毎日イールドスプレッドを掲載していますので、米国株式市場の買われ過ぎ・売られ過ぎなど過熱感の目安としてください。

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金標準先物60分足では5900円を維持出来るか!

2021/03/02/08:24:46

 

★2月20日以降の金標準先物の60分足では、昨年11月30日安値の5,900円がサポートとして意識され戻り基調になった。しかし、6,000円を上抜けしたことろで上値が重くなり、上値・下値を切り下げじり安傾向となった。そのため、再び5,900円が視界に入ってきている。また、安値引けとなっていることも下押しバイアスが強いことを示している。

 

NY金先物市場は1717.20-1757.40ドルのレンジ相場となった。先週末の大幅下落の反動で時間外では買い戻しが先行した。しかしながら為替相場でドルがユーロに対し再び強含むと、ドル建ての金先物は上値を切り下げる展開になった。NY午後には米長期金利の上昇が重石となり、一時1720ドルを割り込む場面もあった。アジア市場で1757.40ドルまで買われたが、欧米諸国の株高を意識して上値は次第に重くなった。ニューヨーク市場では、米長期金利の反発が観測されており、通常取引終了後の時間外取引で1717.20ドルまで下落した。

 

価格帯別出来高では、6,000円より上値では出来高が多く、戻り上値の重石になっている。5,900円近辺で出来高が膨らむかが焦点になる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で再びシグナルとデッドクロスしており、下押しバイアスが強いことを示している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、売られ過ぎ過熱感はあるものの%DとSlow%Dは下向きとなっており、底這いの状態になっている。

 

金標準先物の日足では、下向きの5日SMAの6,042円がレジスタンスとして意識され戻り上値を抑える展開になっている。本日も11月30日安値5,900円での攻防となりそう。NY金先物市場でも、欧米株高やドル高を嫌気した売りが出やすく、上値の重い展開が予想される。為替市場では、106円台後半で推移しており、金標準先物の下支えになりやすい。

本日の注目点は、5,900円を維持できるのか、それとも下抜けてしまうかが焦点になる。本日も欧米株式市場が大幅上昇したことで、リスク選好の動きになりやすい。そのため、金の下値トライとなりやすいので注意が必要となる。

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5分足で分かるドル/円欧米市場動向 米長期金利動向に振れる展開!

2021/03/02/07:39:00

 

★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が320ドル前後上昇し、米長期金利が1.418%まで上昇していることで、106.66円前後で堅調推移した。米長期金利が1.43%台へ上昇していること、NYダウ先物が330ドル超上昇していることで、106.70円台までじり高に推移した。欧州市場では、米長期金利が緩やかな上昇でドル買いが継続し、106.70円台の高値圏でのもみ合いとなった。

 

米長期金利が1.45%台まで上げ幅を拡大し、前日比プラス圏での推移が続く中、106.77円まで昨年8月28日以来の高値を塗り替え、高値圏の106.70円台で底堅く推移した。同日高値106.95円が目先レジスタンスとして意識されたことや、米長期金利が1.45%台から1.41%台まで低下したことでやや上値を切り下げた。欧米株式市場の堅調推移を背景にリスク選好のドル売りが優勢となったものの、下押しも限定的だった。米長期金利が1.44%台まで上昇すると、じわりと強まった。米リッチモンド連銀総裁が『イールドカーブの状況は見通しに対する自然な反応』などが伝わると米長期金利が上昇したことでドル買いも強まった。

 

★欧米主要経済指標

・独・2月製造業PMI改定値:60.7(予想:60.6、速報値:60.6)
・ユーロ圏・2月製造業PMI改定値:57.9(予想:57.7、速報値:57.7)
・英・2月製造業PMI改定値:55.1(予想:54.9、速報値:54.9)
・英・1月住宅ローン承認件数(中銀):9.90万件(予想:9.80万件、12月:10.28万件←10.34万件)

 

・米・2月製造業PMI改定値:58.6(予想:58.5、速報値:58.5)
・米・1月建設支出:前月比+1.7%(予想:+0.8%、12月:+1.1%←+1.0%)
・米・2月ISM製造業景況指数:60.8(予想:58.9、1月:58.7)
・独・2月消費者物価指数速報値:前年比+1.3%(予想:+1.2%、1月:+1.0%)

 

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は106.51-88円のレンジ

・米長期金利の動向に振れる展開

・2月米ISM製造業景気指数は3年ぶりの高水準

・仏中銀総裁が足元の金利上昇をけん制でユーロ売り

・米欧の金利差拡大を見込んだユーロ売り

・VIX指数は27.95から23.35へ低下

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トルコリラ/円の日足では先行スパン2当日線の攻防!

2021/03/01/08:48:25

★トルコリラ/円の日足では、ダブルトップのネックラインとなる2月9日安値14.66円を下抜けしたところで、下落の勢いが加速した。

また、20年11月6日安値12.03円を起点として21年1月18日安値13.74円を結んだトレンドライン(S1)を明確に下抜けしたことで、下落トレンド入りとなった。

 

一目均衡表の転換線9日(赤線)を下抜けしたことでレジスタンスとして意識され、基準線26日(青線)も下抜ける展開となった。

ただ、先行スパン2当日線(紫線)がサポートとして意識され下げ止まる展開となっている。

ただ、遅行線(緑線)はこのままのレベルでは、26期間遅行するロウソク足を下抜ける展開になる。

まとめると、トルコリラ/円の上昇トレンドが終了して、下落トレンド入りした可能性が高い。先行スパン2当日線を下抜けると、下値模索の動きになりやすい。

そのため、先行スパン2を維持出来るか、それとも先行スパン2を下抜けするか相場の大きな節目になる。

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