★欧州主要市場がイースターマンデーで休場のため、主要通貨は対ドルで小幅な値動きとなったが、原油価格の上昇を背景にドルは全面高地合いを維持した。独、仏、英が休場のため、全的的に小動きが継続した。
NY市場早朝の取引では、ドルは全般小動きながら主要通貨に対して高安まちまちで推移した。ドル/円は111.92円前後と前週末比横ばいでこう着商状となった。米3月中古住宅販売件数は前月比-4.9%と予想以上に鈍化したが、111.90円近辺でこう着相場が続いた。NYダウは小安い水準で動き鈍く、米長期金利は2.58%台前半で上げが一服した。その後も、112円台手前で伸び悩み、111.90円台で動意に欠ける動きが継続した。連休明けのNYダウは反落するも小安い水準で下げ渋り、リスク回避の円買いにはならなかった。
市場では「今週予定されている日米財務相会談や日米首脳会談の行方を見極めたいとのムードが広がった。通貨安誘導を封じる『為替条項』が日米間の貿易協定に盛り込まれるかどうかが焦点」との指摘があった。
★欧米主要経済指標
・米・3月シカゴ連銀全米活動指数:-0.15(予想:-0.10、2月:-0.31←-0.29)
・米・3月中古住宅販売件数:521万戸(予想:530万戸、2月:548万戸←551万戸)
★欧米市場のポイント
・111.86-95円の狭いレンジ相場
・独、仏、英がイースターマンデーの休場で閑散
・原油高で米長期金利上昇
・米国のイラン制裁を5月上旬から再開
・NYダウは高値圏で利益確定売り優勢
・VIX指数は12.09から12.42へ上昇
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