★欧州市場序盤の取引では、NYダウ先物が170ドル高に反発、米長期金利も1.08%台に上昇となったが、前週末比小幅ドル高水準となった。なお、欧州株は反発して取引を開始した。欧州株が伸び悩み、NYダウ先物も150ドル高に上昇幅を縮小するに連れて、ドルが堅調に取引された。その後、欧州株が再上昇となったが、対ユーロ中心にドル買いの動きが進行したことで、104.90円前後にドルは上昇した。欧州市場では、104.90円付近と高値圏で推移したものの、105円付近のドル売りに一段の上昇は阻止された。
前週末と同様に節目の105.00円手前ではドル買いは一服となったが、その後の下押しも限られた。一時104.99円と昨年11月16日以来の高値を付けたものの、節目の105.00円手前では売りが出やすく相場は高値圏でもみ合いとなった。値動きは鈍いものの、104.90円台で下値の堅い動きが続いた。105円台まで上昇後、心理的節目での攻防が継続した。いちい105.03円まで上昇したが、積極的にドル買いを進める材料も乏しく、104.90円台に押し戻された。
★欧米主要経済指標
・独・1月製造業PMI改定値:57.1(予想:57.0、速報値:57.0)
・ユーロ圏・1月製造業PMI改定値:54.8(予想:54.7、速報値:54.7)
・ユーロ圏・12月失業率:8.3%(予想:8.3%、11月:8.3%)
・英・1月製造業PMI改定値:54.1(予想:52.9、速報値:52.9)
・英・12月住宅ローン承認件数(中銀):10.34万件(予想:10.0万件、11月:10.53万件←10.5万件)
・米・1月ISM製造業景況指数:58.7(予想:60.0、12月:60.5←60.7)
・米・12月建設支出:前月比+1.0%(予想:+0.9%、11月:+1.1%←+0.9%)
・米・1月製造業PMI改定値:59.2 (予想:59.1、速報値:59.1)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は104.64-105.03円のレンジ
・12月独小売売上高指数が予想よりも弱い内容だったことでユーロの重石
・月初のロンドンフィキシングに絡んだドル買いフロー観測
・1月米ISM製造業景気指数は予想を下回ったがドル売りの反応は限定的
・米国株は3万ドルの大台を割り込んだことで反動の買い戻しが優勢
・VIX指数は33.09から30.11へ低下
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