★欧州市場朝方の取引では、米FOMCの結果に注目が集まる中、ドルは全般もみ合い商状となった。なお、欧州株は小幅反落、日経先物は10円安で推移した。欧州株が軟調に推移する一方、米長期金利が上昇したことに連れて、ドルが持ち直した。米FOMCの結果に注目が集まり、様子見ムードが広がり小幅な値動きとなった。米長期金利は上昇幅を拡大したが、108.40円を挟んだ水準でもみ合いが継続した。
対欧州通貨中心にドル売りが進んだ流れに沿って、じわりとドル売りが優勢となった。その後も、米長期金利が上昇幅を縮小したことで、ドルの上値の重い展開となった。FOMCでは、政策金利は据え置いたが、声明で『委員会は(利上げ)忍耐強くなれる』との表現が削除された。また、景気減速が鮮明になれば早期の利下げに踏み切る可能性を示唆した。約半数のメンバーが年内の利下げが適切と予想したことで、ドルが失速した。一時6月7日以来の108円割れとなった。
★欧米主要経済指標
・英・5月消費者物価指数:前年比+2.0%(予想:+2.0%、4月:+2.1%)
・英・5月消費者物価コア指数:前年比+1.7%(予想:+1.6%、4月:+1.8%)
・英・5月生産者物価指数・産出:前年比+1.8%(予想:+1.7%、4月:+2.1%)
・英・5月生産者物価コア指数・産出:前年比+2.0%(予想:+2.0%、4月:+2.2%)
★欧米市場のポイント
・107.86-108.49円のレンジ相場
・英3回目党首選投票でもジョンソン前外相首位
・FOMC結果公表後に早期利下げ観測
・17人中7人が年末までに0.5%の利下げ見込み
・米長期金利は前日比0.04%低い2.025%
・VIX指数は15.15から14.33へ低下
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