★欧州市場朝方の取引では、前日NY市場からの米長期金利低下を受けたドル安地合いが持続した。なお、欧州株が反発して取引を開始した。NYダウ先物が140ドル超上昇し、米長期金利が2.32%台で推移したことで109.60円台に強含んだ。その後も米長期金利が2.33%台に乗せ、NYダウが165ドル程度上昇したことで、ドルはじり高を継続した。ただ、アジア時間に付けた高値109.75円手前で上値の重さを確認すると伸び悩み、米4月耐久財受注が市場予想を下回ったことでドルは押し戻された。
その後、米国株が反発で寄付き、米長期金利が前日比プラス圏に浮上するとややドル買いが優先となった。しかし、米国株の上げ幅縮小や米長期金利の低下のほか、ロンドンフィキシングに向けたユーロ買い・ドル売りが入り、ドル/円も売りが優勢となった。その後は上値の重い動きも3連休を控え徐々に動きが鈍り、109.30円を挟んでこう着状態になった。短縮取引となった米長期金利は前日と変わらずの2.32%で取引を終了した。
★欧米主要経済指標
・英・4月小売売上高(自動車燃料含む):0.0%(前月比予想:-0.3%、3月:+1.2%)
・米・4月耐久財受注速報値:前月比-2.1%(予想:-2.0%、3月:+1.7%←+2.6%)
・米・4月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比0.0%(予想:+0.1%、3月:-0.5%←+0.3%)
・米・4月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比0.0%(予想:-0.1%、3月:-0.6%←0.0%)
★欧米市場ポイント
・109.24-74円のレンジ相場
・メイ英首相が6月7日に党首を辞任
・英国の合意なき離脱の可能性高まる
・米4月耐久財受注額が予想より弱い数字
・為替市場は米長期金利の動向に振れる
・トランプ大統領が『中国との貿易戦争は早期に終了する』の見方を示す
・VIX指数は16.92から15.85へ低下
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |