★欧州市場序盤の取引では、欧州株が反発、NYダウ先物も180ドル高に反発となる中、リスク選好の回復を受け、ドルが全般弱含みとなった。なお、米長期金利は1.23%台に小幅上昇した。欧州市場では、具体的な材料が見当たらず、狭いレンジ内で方向感の乏しい値動きとなった。一時1.24%半ばまで上昇していた米長期金利が、1.22%半ばまで上昇幅を縮めるのを眺めながらドルは弱含みとなった。米長期金利が1.21%台まで低下するのを眺めながら109.50円付近でもみ合い相場となった。
7月の米ISM製造業景気指数が59.5となり、市場予想の60.8を下回る結果となり、ドル売りが強まった。前週末の安値109.36円や一目均衡表の雲下限109.30円を下抜けた。米長期金利が1.17%台まで低下したことが相場の重石となった。NY市場では米国株失速に連れ、リスク回避の円買いが優勢になった。米長期金利が1.15%まで低下し2月来の低水準となった。NYダウがプラス圏へ浮上したことや米長期金利が1.15%まで低下後、下げが一服して1.17%へ戻したことからドルの下げも一服した。NY午後に入ると取引材料に欠け、109.20円台でもみ合いとなった。
★欧米主要経済指標
・英・7月製造業PMI改定値:60.4(予想:60.4、速報値:60.4)
・米・7月製造業PMI改定値:63.4(予想:63.1、速報値:63.1)
・米・7月ISM製造業景況指数:59.5(予想:61.0、6月:60.6)
・米・6月建設支出:前月比+0.1%(予想:+0.4%、5月:-0.2%←-0.3%)
・米・7月製造業PMI改定値:63.4(予想:63.1、速報値:63.1)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は109.15-74円のレンジ
・NY勢参入とともに持ち高調整のユーロ売りに押される展開
・7月米ISM製造業景気指数が予想を下回ったことを受け円買い
・ウォーラーFRB理事が9月にも緩和縮小を発表する可能性を示唆
・VIX指数は18.24から19.46へ上昇
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