FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 NY終盤では方向感欠く展開!

 

★欧州市場序盤の取引では、対欧州通貨などでドル買いが進んだ流れに沿って107.80円台まで買い戻しが入ったものの、ユーロ/円などの下げにつれた売りも出たため戻りは限定的だった。ドルの戻りは鈍く107.70円前後でもみ合い推移した。なお、米長期金利は小幅上昇、NYダウ先物は前週末比横ばい推移した。米長期金利が1.588%付近に上昇となったことを受け、ドル/円の下げは一服した。

 

NY勢の参入後は米長期金利の上昇を背景にドル買いが進み、108円前後まで下値を切り上げた。NY勢の参入後に買いが強まり、一時108.16円まで上昇したが、その後は108.00円前後まで押し戻されるなど、買いの勢いも続かなかった。米長期金利が前日比マイナス圏に沈むなど上げ幅を吐き出し、ドルの上値の重い動きとなった。低調な2年債入札結果を受け金利が再び上昇したほか、ロンドンフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いのフローが観測されると108.19円まで上昇した。しかし、NYダウ、米長期金利の動きが鈍く、新規の手掛かりが乏しい中、108.10円台でこう着。日米金融政策会合を控えて、一方向に傾けにくい面もあった。

 

★欧米主要経済指標

・米・3月耐久財受注速報値:前月比+0.5%(予想:+2.3%、2月:-0.9%←-1.2%)
・米・3月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比+1.6%(予想:+1.6%、2月:-0.3%←-0.9%)
・米・3月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+1.3%(2月:-1.1%)
・米・4月ダラス連銀製造業活動指数:37.3(予想:30.0、3月:28.9)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は107.61-108.19円のレンジ

・市場では107円台半ばには継続的にドル買い注文が観測との声

・ロンドンフィキシングに絡んだ円売り・ドル買いのフローが観測

・日米の金融政策会合を控え終盤は方向感を欠く展開

・VIX指数は17.33から17.64へ上昇

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