FITS エコノミックレポート

5分足で分かるドル/円欧米市場動向 NY時間からリスク選好のドル売り優勢!

 

★欧州市場序盤の取引では、欧州連合(EU)の復興基金の合意でユーロの利益確定売りが優勢となり、ドルは107.35円まで上昇した。なお、欧州株は全面高で推移、NYダウ先物も122ドル高で推移した。原油先物をはじめ、銅や金価格など商品市場の上昇を背景に資源国通貨が一段高となり、ドル安が進んだ影響もあり小緩む展開となった。欧米株式市場が堅調地合いを維持する中、NY勢が参入し始めるとリスク選好のドル売りが強まった。

 

NYダウが一時240ドル超上昇したことや、対資源国通貨中心にドル売りが進んだ流れを受けじり安となった。NYダウが330ドル超上昇したことや、米長期金利が低下に転じたことも相場の重石となり、ドル/円は軟調地合いが継続した。米国株が落ち着いた動きになったが、米長期金利が0.59%台まで低下し、ユーロ/ドルが年初来高値を更新するなどドルが全面安となった。ただ、今月に入り15日に106.67円、10日に106.65円で下値が支えられたことで、上値を依然として重いものの、月初来安値を更新するほどの勢いはなかった。

 

★欧米主要経済指標

・米・6月シカゴ連銀全米活動指数:4.11(予想:4.00、5月:3.5←2.61)

 

★欧米市場のポイント

・ドル/円相場は106.69-107.35円のレンジ

・欧州連合(EU)首脳協議で復興基金案で合意

・NY時間帯に入ると米国株の上昇を背景にリスク選好のドル売り優勢

・新型コロナウイルスのワクチン開発の進捗とを受けてリスク選好

・米追加経済対策を巡りトランプ政権と議会共和党の協議が本格化

・VIX指数は24.46から24.84へわずかに上昇

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