★欧州市場朝方の取引では、NYダウ先物が反発、日経先物も50円高と持ち直す中、前日のドル高は一服した。なお、欧州株は堅調に取引を開始した。NYダウ先物はプラス圏を維持するほか、米長期金利は3.08%台に持ち直し、ドル買いを誘発する地合いながら、FRBの利上げペース鈍化が意識されドル買いを抑えた。米株や米長期金利の上昇が一服してもドル買いの流れは止まらず一時113.14円まで上値を伸ばした。その後、FRBは早ければ来年春にも利上げサイクルを休止する可能性との一部報道が伝わったことでドルは失速した。しかし、米中首脳会談では対中強硬派のピーター・ナバロ国家通商会議委員長は外されるとの報道が伝わると再びドルが買い戻された。
米10月耐久財受注が市場予想を下回る結果となりドル売りが強まった。ただ、NYダウが反発して取引を開始し、欧州株も堅調地合いを維持する中、リスク選好回復を受けたドル安・円安の流れが持続した。小動きながら、欧米株の上昇を受けた円安地合いが継続した。ただ、米感謝祭を控えNY午後に入り、動きがこう着した。
★欧米主要経済指標
・英・10月公的部門純借入額(銀行部門除く):+88億ポンド(予想:+61億ポンド、9月:+28億ポンド←+41億ポンド)
・米・10月耐久財受注速報値:前月比-4.4%(予想:-2.6%、9月:-0.1%←+0.7%)
・米・10月耐久財受注(輸送用機除く):前月比+0.1%(予想:+0.4%、9月:-0.6%←0.0%)
・米・10月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防):前月比+0.3%(予想:+0.3%、9月:-0.2%←-0.1%)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.4万件(予想:21.5万件、前回:22.1万件←21.6万件)
・米・失業保険継続受給者数:166.8万人(予想:165.3万人、前回:167.0万人←167.6万人)
・米・10月景気先行指数:前月比+0.1%(予想:+0.1%、9月:+0.6%←+0.5%)
・米・10月中古住宅販売件数:522万戸(予想:520万、9月:515万戸)
・米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値:97.5(予想:98.3、速報値:98.3)
・米・11月ミシガン大学1年期待インフレ率確報値:2.8%(速報値:2.8%)
★欧米市場のポイント
・112.81-113.14円のレンジ相場
・欧州委員会は伊予算案を拒否
・FRBの利上げサイクル休止報道
・米経済指標は強弱まちまちの結果
・米感謝祭を控え午後はこう着
・VIX指数は22.48から20.80へ低下
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