★欧州市場朝方の取引では、週末の米中首脳会談に注目が集まる中、ドルは全般もみ合いとなったが、底堅さを維持した。欧州市場では114.40円付近とアジア終盤と変わらずの水準となった。なお、欧州株式市場はほぼ全面安で推移した。欧州中盤の取引では、ポンドやユーロを中心にドル高が進展したことで、円に対してもドル高が進んだ。
米長期金利が下げ渋りから、やや上昇幅を拡大したことで、ドルは底堅い展開となった。ユーロやポンドなどに対してドル買い戻しが進む中、米11月シカゴPMIが市場予想を上回ったことが相場の支援材料となり、ドル買いが進んだ。その後は、G20 や米中首脳会談を見極めたいとのムードが強い中、方向感を欠いた展開となった。米中首脳会談で、合意がまとまるとの期待が広がりドル買いが強まった。ただ、米長期金利が終盤低下幅を拡大し3%を割り込むとドル/円に売りが出た。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・11月消費者物価指数速報値:前年比+2.0%(予想:+2.0%、10月:+2.2%)
・ユーロ圏・11月消費者物価コア指数速報値:前年比+1.0%(予想:+1.1%、10月:+1.1%)
・米・11月シカゴ購買部協会景気指数:66.4(予想:58.5、10月:58.4)
・カナダ・7-9月期GDP:前期比年率+2.0%(予想:+2.0%、4-6月期:+2.9%)
★欧米市場のポイント
・113.39-72円のレンジ相場
・G20や米中首脳会談を控えて持ち高調整のドル買い
・月末ロンドンフィキシングでユーロ売り・ポンド買い
・米11月シカゴPMIが予想を上回ったことが支援材料
・米長期金利が3%割れの2.99%に低下
・VIX指数は18.79から18.07へ低下
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