★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が1.65%台で上昇基調を維持していることを受け、ドル下押しの動きは限定的となった。なお、欧州主要株価指数は高安まちまちで取引はスタートとした。欧州参入後にドルインデックスが反落したことで、戻り売りに押される展開になった。連日上昇したことでポジション調整の売りが入った。NY先物は小幅高、米長期金利も1.64%近辺で推移し小幅な低下に収まっているが上値は重かった。欧州勢の参入後はじりじりと上値を切り下げる展開になった。
12月ADP雇用データーは予想を大きく上回る結果となり、ドル買いがやや優勢になったが、対ユーロでドル売りが強まると再び弱含む展開になった。ポジション調整目的のドル売りが一巡すると、米長期金利の上昇も支えにドルの買い戻しで底堅い展開になった。米FOMC議事要旨でオミクロン株が回復軌道を変えるとは想定しないとの見解が示され、バランスシートは前のサイクルより早く縮小する可能性を指摘したことで、ドルの買い戻しが入った。また、米長期金利が1.71%まで上昇したことで、ドルの買い戻しも加速した一方で、米国株式市場は急落する展開になった。
★欧米主要経済指標
・ユーロ圏・12月サービス業PMI改定値:53.1(予想:53.3、速報値:53.3)
・ユーロ圏・12月総合PMI改定値:53.3(予想:53.4、速報値:53.4)
・独・12月サービス業PMI改定値:48.7(予想:48.4、速報値:48.4)
・独・12月総合PMI改定値:49.9(予想:50.0、速報値:50.0)
・米・12月ADP雇用統計:+80.7万人(予想:+41.0万人、10月:+50.5万人←+53.4万人)
・米・12月サービス業PMI改定値:57.6(予想:57.5、速報値:57.5)
・米・12月総合PMI改定値:57.0(速報値:56.9)
★欧米市場イベント
・ドル/円相場は115.59-116.18円のレンジ
・英国では渡航規制を緩和する奉仕を表明でポンド買い
・12月ADP全米雇用報告では予想を大幅に上回る結果
・米FOMC議事要旨ではタカ派的な内容で早期利上げ観測強まる
・高PERのハイテク株に売りが集まり指数を押し下げた
・VIX指数は16.91から19.73へ上昇
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