★欧州市場序盤の取引では、全般的にドルが持ち直し、ドル指数は92.90台に小幅反発に転じた。東京都で新たに360人が新型コロナウイルスに感染していたことが判明し、小池都知事が緊急事態宣言の可能性に言及したことでドル/円はじり高となった。ただ、米長期金利が0.535%付近に小幅低下するとドルは戻り売りに押された。その後も、米長期金利が低下幅を広げたことに連れ、ポンド/ドルが再上昇しことでドル/円もドルが再軟化した。新規材料に乏しく様子見ムードが強まる中で、ポジション調整の売買にドルは軟調推移となった。
米新規失業保険申請件数が予想より強い結果となったが、小動きの展開となった。追加コロナ支援策を巡る米与野党協議は継続されているが、難航していることからドルの上値の重い展開となった。しかし、ドル売りが一巡後は買い戻しが優勢となった。7月米雇用統計の発表を7日に控えて、方向感が出難い展開となった。クロス円の上げに後押しされてドル/円は底堅い展開となった。
★欧米主要経済指標
・英・7月建設業PMI:58.1(予想:57.0、6月:55.3)
・米・先週分新規失業保険申請件数:118.6万件(予想:140.0万件、前回:143.5万件←143.4万件)
・米・失業保険継続受給者数:1610.7万人(予想:1690万人、前回:1695.1万人←1701.8万人)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は105.26-70円のレンジ
・トルコの金融市場は混乱でトルコリラ売り
・英中銀によるマイナス金利導入の思惑が後退でポンド買い
・米10年物国債利回りが一時0.5019%と約5ヵ月ぶりの低水準
・7月米雇用統計を7日に控え方向感が出難い展開に終始
・VIX指数は22.99から22.65へわずかに低下
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