★欧州市場朝方の取引では、米長期金利が小幅低下となっていることを背景に、113.30円台に小幅反落となった。なお、欧州主要株価指数は高安まちまちで取引をスタートした。米長期金利が1.46%台に持ち直したことに連れて下げ幅を縮小した。なお、NYダウ先物は60ドル高となった。欧州株式市場で主要指数が高安まちまちで、方向感が乏しい展開となった。NYダウ先物が30ドル安に失速、米長期金利が1.438%付近に低下となったことを受け再下落となった。米CNBCが、ファイザー社のワクチンの3回接種で新型コロナウイルス・オミクロン株が中和すると報じたことを好感したドル買いとなった。
米長期金利が12月1日以来となる1.50%台にせまっていることでドルはじり高となった。米長期金利が1.5127%前後まで急ピッチで上昇したことが相場の支援材料となり、一時113.95円まで上昇した。113円台後半や114円台には売りオーダーや複数のオプションの設定もあるため、上値が抑えられた。オセアニア通貨に対するドル安の流れでドル/円も伸び悩み売りがやや優勢になった。
★欧米主要経済指標
・米・10月JOLT求人件数:1103.3万件(予想:1046.9万件、9月1060.2万件←1043.8万件)
★欧米市場のポイント
・ドル/円相場は113.27-95円のレンジ
・感染拡大の規制による英経済活動の停滞が懸念されてポンド売り
・米ファーザーが3回目の接種で変異株に対して高い効果を発表
・米10年債利回りが1.5349%前後までの上昇がドルの支え
・VIX指数は21.89から19.90へ低下
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